実演鑑賞
サブテレニアン(東京都)
2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日) 開幕前
休演日:―
上演時間: 約1時間20分(休憩なし)を予定
公式サイト:
https://takagigokko.com/category/theatre/
期間 | 2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日) |
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劇場 | サブテレニアン |
出演 | あべあゆみ(あさがお企画)、加藤翠、タカハシカナコ、地寄宙(電波塔)、舩木智菜美、松村千絵(キラ劇らんたん座)、三森みち、長堀博士(楽園王) |
脚本 | 髙木尋士 |
演出 | 髙木尋士 |
料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 3,000円 【発売日】2024/11/20 前売2,500円 当日3,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 2月14日(金)19:00 2月15日(土)15:00/19:00 2月16日(日)12:00/16:00 |
説明 | 「月を手に入れる! 俺はカリギュラだ!」 というあまりにも有名なセリフ。有名すぎて、舞台でめちゃくちゃなことをして、そのセリフを叫ぶ舞台が『カリギュラ』だと思えるほどです。 でも、どうしてカリギュラが月を手に入れたいのか、どうしてその宣言が自分の名前なのか、という根本的な疑問に対して、現在日本で読める戯曲は、読者にあまり優しくはありません。難しく感じてしまいます。たくさんの登場人物、複雑な階級と関係、大掛かりな舞台設定、場面の説明と歴史風土の違い。そうした要素が、『カリギュラ』をわかりづらくしているのでないかと思ってきました。 分かりやすい『カリギュラ』を創りたいと、数年前にフランスから原典を取り寄せ、翻訳に取り組んでみました。ざっくりと訳すのに二年かかりました。そして、「カリギュラ・ワークス」でワークショップとして俳優さんに読んでもらいました。読んでもらいながら、訳したものを演劇的に直してきました。そして、ようやく一つの作品として形が見えてきました。 今回の作品は、そのような経緯で生まれました。わかりやすい『カリギュラ』。どうして月が欲しいのか、どうして名前を叫ぶのか、そして、ラストはどうなるのか。新しい翻訳で挑む『カリギュラ』です。 原典は、B.C.I.印刷1995年6月2日サンタマン(シェール)版を用いました。 (脚本・演出/髙木尋士) 【STORY】若くして皇帝の座に就いたカリギュラは、国民のための治世を行っていた。そんなある日、最愛の妻であり、実の妹のドリジュラが死んでしまう。カリギュラはその死を受け止められずに、宮殿を出奔してしまう。 そして、三日後。カリギュラは、狂気を帯びた暴虐の皇帝へと豹変して戻ってくる。彼は、月を手に入れることを望み、殺人も辞さない圧政を敷いていく。 それからの三年間、カリギュラは、勝手な法律を作り、国民から財産を奪い、思い付きで人々を死刑にしていく。思うままに女を犯し、売春宿を奨励する。虐殺と理不尽な圧政に国中は我慢の限界を迎え、カリギュラの暗殺計画が進められる。 カリギュラは、自分がもつ権力を神と対比し、カリギュラ自身の「論理」を力づくで正当化させていく。愛人セゾニアは、そんなカリギュラのそばで、権力ではなく、愛に生きることを説く。しかし、彼はその人間的な心を拒絶する。 愛の拒絶と人間であることの自己否定の中、暗殺者たちの足音が宮殿に響く。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 原作:アルベール・カミュ、照明:若林恒美、音響:齋藤瑠美子、舞台監督:長堀博士(楽園王)、チラシデザイン:工房S、協力:あさがお企画、楽園王、ウテン結構、遊戯空間、プロダクションタンク、企画・制作・主催:カリギュラ・ワークス |
というあまりにも有名なセリフ。有名すぎて、舞台でめちゃくちゃなことをして、そのセリフを叫ぶ舞台が『カリギュラ』だと思えるほどです。
でも、どうしてカリギュラが月を手に入れたいのか、どうしてその宣言が自分の名前なのか、という根本的な疑問に対して...
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