松竹創業百三十周年 京の年中行事
松竹創業百三十周年 京の年中行事
実演鑑賞
京都四條南座(京都府)
2024/12/01 (日) ~ 2024/12/22 (日) 上演中
休演日:10日(火)、16日(月)
上演時間:
公式サイト:
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/play/904
期間 | 2024/12/01 (日) ~ 2024/12/22 (日) |
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劇場 | 京都四條南座 |
出演 | |
脚本 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
6,000円 ~ 27,000円 【発売日】2024/11/09 (税込) 1等席 25,000円 2等席A 12,000円 2等席B 10,000円 3等席 8,000円 4等席 6,000円 特別席 27,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 昼の部 午前10時30分~ 夜の部 午後4時~ |
説明 | ▶︎昼の部 第一、蝶々夫人(ちょうちょうふじん) お蝶は故郷に帰ったアメリカ人の夫・ピンカートンの帰りを待っていますが、3年間、便りの一つもありません。実業家の山森酉蔵は、お蝶をぜひ本妻にと言い寄りますが、お蝶はそれをはねのけます。ならばと力ずくで連れ帰ろうとする酉蔵とお蝶の間に、夫からの手紙を携えた花月楼のお駒が割って入ります。手紙によるとピンカートンは、故郷で新しく妻を迎えており、お蝶が生んだ自分の子を引き取りたいというのです。お駒はお蝶の心情を理解しながらも、日本にいても子が苦しむだけとお蝶を諭します。お蝶は苦難の末、それを受け入れ…。 お馴染みのオペラの戯曲を題材に、新作歌舞伎として構成したひと幕にご期待ください。 第二、三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ) 節分の夜更け、大川端康申塚で、美しい娘姿の盗賊、お嬢吉三が夜鷹のおとせの懐から100両を奪い取ります。その様子を駕籠の中から見ていたお坊吉三は、その100両を巻き上げようとしてお嬢と争い始めますが、そこへ通りかかった和尚吉三が、二人を仲裁します。やがて、互いに同じ吉三の名前を名のる三人は、この出会いをきっかけに、義兄弟の契りを交わすのでした。 黙阿弥独特の流麗な七五調のせりふに彩られた世話物の名作をお楽しみください。 第三、大津絵道成寺(おおつえどうじょうじ) 近江の三井寺で行われている鐘供養で外方(げほう)が酒宴を始めると、藤娘が鐘を拝ませてほしいと頼みに来ます。藤娘は舞を求められ披露しますがいつの間にか消え、今度は鷹を追って鷹匠が現れます。その後、犬とじゃれつきながら座頭が去り、いなせな船頭が現れて踊ります。船頭が去り、再び藤娘が現れますが、落ちた鐘の中に姿を消します。しかし、弁慶が祈ると鐘から大津絵の鬼が現れ、駆けつけた矢の根の五郎が祈り伏せるのでした。江戸時代、庶民の間で流行した大津絵に描かれた人物5役を、一人の役者が踊り分ける演出がみどころの賑やかな舞踊です。 第四、ぢいさんばあさん 江戸番町に住む美濃部伊織と妻るんは評判のおしどり夫婦。子どもも生まれ幸せに暮らしていた矢先、伊織は喧嘩で負傷した義弟の宮重久右衛門に代わり1年間単身京都で勤めをすることに。翌年の桜時の再会を誓い別れる二人でしたが、伊織は京でふとした弾みから同輩の下嶋甚右衛門を斬ってしまい、越前にお預けの身となり江戸への帰参がかなわなくなってしまいます。月日は流れ、二人が離れ離れになってから37年――罪が許された伊織とるんはようやく再会の日を迎えます。 森鷗外の短編小説を原作に、劇作家の宇野信夫が作・演出を手がけた新歌舞伎の名作。前半の若夫婦の初々しいやり取り、後半の白髪となった二人が寄り添って交わす会話に胸を打たれます。変わらぬ夫婦愛を描いた名作をご堪能ください。 ▶︎夜の部 第一、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら) 宿敵吉良上野介の首を討ちとり、本懐を遂げた赤穂浪士たち。浪士大石内蔵助は、家臣を仙石伯耆守(ほうきのかみ)の屋敷へ向かわせ、敵討ちの始末を届け出ます。詳細を聞いた伯耆守はその労をねぎらい、老中たちに討ち入りの一件を報告すべく登城します。その日の夜、仙石屋敷に内蔵助をはじめ、浪士たちが集まり、伯耆守らの尋問に答えます。やがて浪士たちは諸家へお預けとなり、伯耆守は内蔵助の働きを称えて、これを見送るのでした。真山青果による歴史劇『元禄忠臣蔵』より、思慮深い内蔵助の姿を描き出す名作をご覧いただきます。 第二、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ) 浪人の与右衛門と腰元のかさねは、道ならぬ恋の果てに心中を約束した仲でしたが、土壇場で与右衛門がかさねを残して出奔。追ってきたかさねと木下川の堤で再会します。そのとき、川面に鎌の刺さった髑髏が流れ着き、与右衛門が拾って鎌を引き抜くと、美しいかさねの顔が見るも恐ろしい形相へと一変します。これは、与右衛門が行った悪事の因果。実は、与右衛門はかさねの母と密通し、義父を殺していたのです。与右衛門は義父を殺した鎌でかさねを殺しますが、今度はその怨念に与右衛門は苛まれるのでした。 清元の名曲に乗せて繰り広げられる、色模様から壮絶な殺し場に至るドラマ性に満ちた舞踊劇をお楽しみください。 第三、曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵は、もとは大名家の家臣でしたが、腰元皐月との不義を星影土右衛門に密告され、追放の身に。俠客となった五郎蔵は、因縁の土右衛門と京の五條坂仲之町で再会し、今は廓勤めをしている皐月をめぐり一触即発となりますが、その場を甲屋女房お松が収めます。旧主のための金策で苦心している五郎蔵の様子を見かねた皐月は、金の工面のため、土右衛門になびいたふりをして、五郎蔵への偽りの愛想尽かしをしますが、皐月の本心を知らない五郎蔵は激高し…。 黙阿弥ならではの七五調の名せりふが彩る絢爛な舞台です。 第四、越後獅子(えちごじし) ここは江戸日本橋。多くの人で賑わう町にやってきたのは角兵衛獅子。越後からはるばるやってきた角兵衛は、小さな獅子頭をかぶり、鞨鼓を叩きながら、次々と軽業や舞を見せて人々を喜ばせます。浜唄やおけさ節、最後には布を波に見立てた布さらしを披露し、目出度く舞い納めるのでした。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | ▶︎昼の部 オペラ「蝶々夫人」より 石川耕士 脚本・演出 新作歌舞伎 第一、蝶々夫人(ちょうちょうふじん) お蝶 山森酉蔵 花月楼女房お駒 壱太郎 錦之助 鴈治郎 河竹黙阿弥 作 第二、三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ) 大川端庚申塚の場 お嬢吉三 お坊吉三 和尚吉三 孝太郎 隼人 錦之助 河竹黙阿弥 作 二世藤間勘祖 構成・振付 第三、大津絵道成寺(おおつえどうじょうじ) 愛之助五変化 藤娘 鷹匠 座頭 船頭 鬼 弁慶 犬 矢の根の五郎 愛之助 鷹之資 虎之介 巳之助 森 鷗外 原作 宇野信夫 作・演出 第四、ぢいさんばあさん 美濃部伊織 宮重久右衛門 久弥妻きく 宮重久弥 下嶋甚右衛門 伊織妻るん 中車 萬太郎 壱太郎 虎之介 巳之助 扇雀 ▶︎夜の部 真山青果 作 真山美保 演出 第一、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら) 仙石屋敷 大石内蔵助 吉田忠左衛門 堀部安兵衛 磯貝十郎左衛門 大石主税 大高源吾 間十次郎 仙石伯耆守 仁左衛門 鴈治郎 中車 隼人 鷹之資 亀鶴 進之介 梅玉 第二、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ) かさね 初代中村萬壽ご当地にて御目見得 腰元かさね 百姓与右衛門実は久保田金五郎 萬壽 愛之助 河竹黙阿弥 作 片岡仁左衛門 監修 第三、曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵 御所五郎蔵 星影土右衛門 傾城皐月 甲屋女房お松 隼人 巳之助 壱太郎 孝太郎 第四、越後獅子(えちごじし) 角兵衛獅子 同 同 鴈治郎 萬太郎 鷹之資 |
第一、蝶々夫人(ちょうちょうふじん)
お蝶は故郷に帰ったアメリカ人の夫・ピンカートンの帰りを待っていますが、3年間、便りの一つもありません。実業家の山森酉蔵は、お蝶をぜひ本妻にと言い寄りますが、お蝶はそれをはねのけます。ならばと力ずくで連れ帰ろうとする酉蔵とお蝶の間に、夫から...
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