世界の涯て Lands End 公演情報 世界の涯て Lands End」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    摩訶不思議でスタイリッシュ!
    ローテクでアナログな仕掛けを
    スタッフワークの力技を駆使して
    摩訶不思議でスタイリッシュな舞台に
    仕立て上げているのがとっても面白い。

    日本人の演出家って
    こういうダイナミックなことは
    不得意だよなぁとも思う。
    ハイテクなのにチープになったり
    ヘボヘボの学芸会チックになったり
    どうも、芸術と技術のさじ加減が
    ビミョ~なのが多い気が。

    小指値にスポンサーがついて
    そういう部分に予算をかけられると
    度肝を抜くようなのを考えてくれそうな気も。

    ネタバレBOX

    可動式のパテーションや幕?を使って
    舞台上を自在にトリミングし、
    多彩に切り替わるホリゾントライトで
    人物を浮き上がらせる手法が
    かなりお気に入り!

    あ、でもダンスには今ひとつグッと来ず、残念。

    ペドロ・アルモドバル監督の
    「ハイヒール」のオープニングを
    ちょこっと思い出した。
  • 満足度★★★★★

    目眩くとはこういコト◎
    想像した通りといって良いのか、
    チラシを手にして直感的に観劇を決めた自分としては
    チラシから受ける印象のままスタイリッシュで面白かった。

    次から次へとイメージが具象化されて夢か悪夢のように
    舞台上に立ちあがっては消え、縺れては解れ
    途切れることなく繋がって行く90分。

    手仕事、職人技の域かと思われるアナログな演出を多用しつつ
    表現として提示されるものは実にクールで先鋭的。
    人間の肉体表現と人形とが舞台という異空間で優雅に添いながら
    観る者の視線を絡め取っていく。

    以前観た「アンデルセンプロジェクト」といい、
    表現者、創造者としての心意気を堪能した。

    ネタバレBOX

    オープニングの観客を欺くような演出で掴みはOK(^-^*)
    全編セリフの無い無言劇だが、時折り舞台上の役者が謳う歌が◎

    鮮やかな背景色に浮かび上がる物言わぬ影絵のような人間、
    次々入れ替わる人の目には見えない不確かな感覚。
    全身から靄のように滲む感情のような・・・。
    まるで雲の上を歩いているかのような情景といった
    夢の中でしか観ないような『絵』が舞台上から溢れんばかり。


    ただ大きな人形のトコロで使われた音楽だけが突出していたようで
    少しだけ違和感を感じた。

    それと・・・
    人形で蚊のような虫(?)が出てきて虫嫌いの自分は参った(-_ー;
    更にその虫、顔がリアルな人間顔でキモさ倍増!!
    なのに登場時間が結構長かったのでツラかった。



  • 200712011900
    200712011900@PARCO劇場

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