期待度♪♪♪♪♪
アボリジニと被災三県
日本でどれだけの人が、アボリジニの置かれている状況を知っているだろう? この作品も同化政策によって子供たちを奪われたアボリジニに対して、オーストラリアの政府関係者が発した差別発言に対する答えとして、アボリジニ作家、ミルロイが書いた作品である。
この作品は、アボリジニの作家が初めて受賞したパトリック・ホワイト賞でもある。受賞させるか否かで、政治的判断があったか否か、その点も確認されるべきであるが、白人の意識が本当に変わったか否か、この作品は、問い続けるであろう。
今、福島をはじめ被災三県は、被差別との戦いの中にもある。福島生まれの大方さんが、今、各地でこの作品を演じるのも、差別、被差別の問題を演劇を通して、先ずは感じてもらいたい。そのうえで、新たな人間らしい生き方の縁になれば、との祈りからであろう。
ここに直接は出てこないが、沖縄に対するうちなんちゅの差別も当然指弾されるべきである。
期待度♪♪♪♪♪
すっごく観たいんです
評判がよかったのに見逃していた作品のひとつです。
制作をしているので稽古場では見ていますが、
早く劇場空間で本番が観たいのです♪