熱海殺人事件3部作 公演情報 熱海殺人事件3部作」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    MONTE>捜査官>友よ
    全部泣けましたね、なぜか原作から崩れている方が余計泣けたかな。女優陣の方々、美人さんが多いですね。それにMONTEの部長さんは黒沼弘巳さんに煮てたし、あの「人魚伝説」できるんじゃないかと・・・。

  • 満足度★★★★

    売春捜査官
    泣けた。

    ネタバレBOX

    木村役の船越ミユキは、破天荒な(変な女っぷり)とこや迫力な(ギラギラしたような)部分が若干弱めと感じた。しかし、「女」な部分がとても迫ってきた。そのせいか泣けた。
    ホモな万平を演じた嶋祐一郎の、リー先輩演技もグっときた。
    松本有樹純の熊田はかなり板についてる。
    伊澤玲の大山も熱演に相応しい演技。

    弱い人間たちの気持ちが、熱い舞台だった。作品自体の出来の良さもあるけども。
  • 満足度★★★★

    伊澤玲、よく頑張った
    今回の三部作×三公演は、基本的には各一回ずつと決めていたが、売春捜査官だけは別で、御茶ノ水に続いて二度目の観劇。前回の井上に代わって伊澤玲が出ているからである。ここ最近、古屋と共に制作の仕事に回ることの多い伊澤だが、力はあります。今回の大山も大変な熱演であった。彼の舞台は、これからも観たいと切望する。

  • 満足度★★★★★

    ネタばれではないが・・・
    兎に角、杉山圭一にはブラボーだな!

    ネタバレBOX

    北区アクトステージ(北区つかこうへい劇団)の【熱海殺人事件・モンテカルロイリュージョン】を観劇。

    様々な熱海殺人事件のバージョンがある中、これが一番の傑作を言われている作品であり、俳優・阿部寛さんのモンテとも言われている作品でもある。僕もかなりのバージョンを観たが、やはりモンテカルロイリュージョンが一番の傑作だ。

    警視庁・部長刑事・木村伝平衛が、愛人・水野刑事と山形から着任してきたばかりの速水刑事と共に、山口アイ子殺人事件の容疑者・大山金太郎を一流の殺人犯に塗り替えていくというのが原型の物語である。その大山金太郎を一流犯に仕立てて行く物語と並行して、木村伝平衛がバイセクシャルで、オリンピック代表の棒高跳びの選手時代に起こした殺人事件の真相と迫りくる時効時間、その木村伝平衛に殺された兄の復讐を誓って近づいてきた速水刑事、愛人・水野刑事との愛欲の日々、オリンピック選手の補欠だった大山金太郎と山口アイ子の長崎県・五島での恋愛関係が複雑に絡みあって、言葉の連射攻撃、派手な音響、マイクパフォーマンスと踊りで一瞬の隙も許さず進行していく。
    物語を詳細に説明していくと膨大になってしまうので割愛するが、大山金太郎を一流犯に仕立てるという物語を背景に、オリンピック選手の光と影、都会と地方の貧困の差、人間の残酷性などが本作のテーマになっている。
    物語を綿密な二重構造で展開していくので、演劇初心者は、物語を追っていくだけで精一杯かもしれないが、観て行くうちに誰もがすんなりこの世界に入り込ませてくれる楽しさが熱海シリーズの面白さであり、その中に一旦入ってしまった観客は、誰もが持っている己の愛と残酷性を認識し、実感し、体感しながらも、震えながら涙してしまうのだ。そしてつかこうへい演劇に熱狂して、他作も観てしまう?という処に落とし込まれるのである。

    兎に角、口立てで作られた戯曲の完成度は高く、この戯曲は阿部寛さんとの共作?とも思えるほど、誰もが阿部寛さんの幻影が見えてしまうほどの舞台だ。だが、今作の杉山圭一も負けずとおとらず、己自身の木村伝平衛を演じていたのは立派だ。杉山圭一にはブラボーと言いたいくらいだ!

    誰もが一度は見なければいけない舞台であり、読まなければいけない戯曲でもある。
  • 満足度★★★★

    熱いねぇ
    「友よ、いま君は風に吹かれて」を観ました。AKT STAGEの代表である逸見さんの部長はすごくかっこ良かった!!せりふの駆け引き、演者・客席と目と目が、視線がみえる小屋での公演だからさらに迫力満点でした。さすが本家ですからね。

  • 満足度★★★★

    初・逸見伝兵衛 友よ〜を観劇
    AKTの代表、逸見輝羊と言えば、熱海では大山金太郎、飛龍では山崎一平と相場は決まっている。その人が木村伝兵衛をやるなんて、当然二枚目半の伝兵衛の出来上がりと想定されたのだが、これがなかなかどうして、カッコイイのだ。持ち前の軽さ(体重のことではない)を武器にグイグイ攻めまくる。こんな伝兵衛もいいよな、と思わせたアンタはエライ!
    来月はこの人、つかこうへいの小説を戯曲化した作品、弟よ!に出演とのこと、これもまた大きな楽しみだ。

    本日劇場でいただいたフライヤーで、来年早々、扉座のつか版忠臣蔵の再演決定を知った。AKT最古参の武田も今回は出演するという。
    またこの劇場に来なくちゃいけないんだね。嬉しい悲鳴です。

  • 満足度★★★★

    売春捜査官
    昨日に続けて本日は売春捜査官を観劇。
    熊田を演じる松本、万作を演じる嶋とも、流石はベテランの安定した演技を見せた。昨年の寝盗られ宗介で注目を浴びた井上は、一味違った金太郎を演じ、ますます目が離せなくなった。木村伝兵衛役の船越ミユキであるが、一部声がかすれてしまっている。長台詞の連続で喉を酷使しているのだろうが、少しばかり残念であった。那須野恵が抜けて、この役を安心して任せられる女優は船越さん以外に考えられなくなったのだろうが、私としては次は是非高畠さんに演じて欲しいと思っている。
    AKTでは忠実につか作品をそのままの形で上演しているが、そろそろ原作をモチーフとした新作にもチャレンジしていただきたい。
    おりしも一昨日、西澤周市氏の贋作熱海殺人事件みなしごハッチ物語を観てきた。このような挑戦こそ、今後のAKTにも必要なのではないだろうか。

  • 満足度★★★★

    モンテカルロイリュージョン
    熱海殺人事件3部作が、半年にわたって3つの会場で開催される。ロングラン熱海祭の始まりである。
    まずは、本日モンテカルロイリュージョン、明日は売春捜査官を観に行く。友よ〜はまたの機会に取っておこう。
    今回の木村伝兵衛はバイセクシャル役であるが、AKT STAGEきってのカマ芝居の第一人者、杉山圭一が演じる。杉山は昨年の演劇教室発表会時の特別公演(ロンゲストスプリング)でも主役、また先日の旗揚げ公演、広島に原爆を落とす日でも主役のディープ山崎を演じ、もはやAKTの顔となった感がある。ロンゲストや広島の演技も大変良かったが、やはりこの人にはカマに勝る役はない、まさに抱きしめてTonightであった(意味不明?)。
    水野婦警には、やはりロンゲストスプリングで共演した高野愛、これもはまり役だ。ただ、高野はアイ子の砲丸投げ選手を演じた時、発声が聞き取りにくかったのが残念である。
    だが、今回一番注目株であったのは、速水を演じる浦島三太朗、AKTの役者ではなく客演であるが、本当に良い役者である。AKTに完全にとけ込んでおり、暑苦しいつか芝居に同化している。彼がこの舞台を大いに引き立てていたと感じる。

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