演劇

Dialogues in the Dark 2012

ホシハ チカニ オドル

実演鑑賞

ピカラック

デルソル(北九州市八幡東区前田3-10-26)(福岡県)

2012/06/09 (土) ~ 2012/06/11 (月) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://t-etc.net/hoshichika.htm

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
1のまたたき 
「東海村JCOで光を浴びた
 お父さんのとこに来た白いもの」

2のまたたき 
 「黒い妊婦が孕むものは
  世界の痛みと、そして」

3のまたたき 
  「チェルノブイリの森の奥、
   星は語りあい、踊り始める」

4のまたたき 
「数億年前の星の...

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公演詳細

期間 2012/06/09 (土) ~ 2012/06/11 (月)
劇場 デルソル(北九州市八幡東区前田3-10-26)
出演 芝居・身体表現大槻オサム、作曲・演奏谷本仰
脚本
演出
料金(1枚あたり) 1,500円 ~ 2,500円
【発売日】
前売・予約 一般2000円 学生(小~大学)1500円
当日 2500円(一般・学生共) ※満席の場合、当日券は出ない場合もあります。

【リピーター割引】
公演を「もう一度観る」場合、一度ご来場の半券提示で500円割引。
3回通しの場合、計1000円割引となります。(学生も同様)
お席の関係上、最初のご来場時に「リピート予約」をオススメします。
公式/劇場サイト

http://t-etc.net/hoshichika.htm

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
説明 1のまたたき 
「東海村JCOで光を浴びた
 お父さんのとこに来た白いもの」

2のまたたき 
 「黒い妊婦が孕むものは
  世界の痛みと、そして」

3のまたたき 
  「チェルノブイリの森の奥、
   星は語りあい、踊り始める」

4のまたたき 
「数億年前の星の光がその痕を照らすなら
 天使も新しい物語を見上げるかも知れない」


いのち奪われ、もの言うことを赦されなかった人々。彼ら彼女らの言葉や祈り、叫びや歌、踊り。
それらが星となって夜空の闇に輝いているなら、それらをつないで星座を見出し、まったく新しい物語を聴き取ることができるはずだ。


6月9日(土)19:00 
6月10日(日)17:00
6月11日(月)19:30

会場 デルソル(北九州市八幡東区前田3-10-26)

前売・予約 一般2000円 学生(小~大学)1500円
当日 2500円(一般・学生共) ※満席の場合、当日券は出ない場合もあります。

【リピーター割引】
公演を「もう一度観る」場合、一度ご来場の半券提示で500円割引。
3回通しの場合、計1000円割引となります。(学生も同様)
お席の関係上、最初のご来場時に「リピート予約」をオススメします。

お問い合せ/ご予約 Tel.093-873-7460 (ピカラック)tanise@har.bbiq.jp

※「展示」もございますのでぜひ開場時間よりお越し下さい。

※終演後、出演者とゲストによるトークを行います。
Guest
 9日:深江 守(脱原発ネットワーク・九州代表/九電消費者株主の会事務局長)
10日:江島 勉(画家/上海ノオト店主)
11日:奥田知志(NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長)
 
 
会場には様々な写真や映像を「展示」。PIKADON PROJECT製作の黒田征太郎『ゴジラの真実』、沖縄・高江の「やんばるからのメッセージ」、祝島で起こっていること、韓国のヒロシマと呼ばれている村、2006年7月のレバノン・カナ、「かにた婦人の村」、日本のホームレス問題の今、ガザの嘆き、劣化ウラン弾のもたらしたこと、など。

闇の中の対話たち

1999年9月30日、東海村。美しく青く輝く光が、人間を包み貫く。JCO臨界事故の光は、DNAを損壊し、細胞の再生機能を破壊し、身体を崩壊させた。しかし、それは人間そのものの崩壊だったのか。

1986年4月26日、チェルノブイリ。被曝して死んだ原発労働者たち。ひとりは現場で行方不明となったままだという。その遺体は、放射能を閉じ込めるために4号炉を覆って作られた分厚いコンクリートの「石棺」の中、大量の放射能に汚染されたまま26年間、放置されているのだろう。消火作業に従事し、被曝死した労働者たちの遺体も、コンクリートと鉛の棺に封印されて埋められた。高レベルの核廃棄物として処理された身体たちは、しかし、物言わぬ躯(ムクロ)なのか。

1945年8月6日ヒロシマ、8月9日ナガサキ。原爆。1954年3月1日ビキニ礁沖。水爆。1991-92年、2003年バグダッド。劣化ウラン弾。光によって生み出されてきた、闇たち。

しかし闇に目を凝らすとき、そこから何かが生まれ出ようとして蠢くのが見える、ような気がするのだ。それは閉じた瞼の裏に映し出される光の文様のように、人間の脳が生み出す幻影か。それとも、闇に慣れ始めた目が、そこにあるのに見えなかったものをついに見るようになったのか。

闇に耳を傾けるとき、そこに微かなモノオトが聞こえてくる、ような気がするのだ。それは無音の中で鳴り響く耳鳴りなのか。それとも、光の轟音にかき消されて聞こえなかった、静かな細い、天使の幽かな羽音か。
この作品を、闇を世界へと照らし返す鏡の、闇を響かせる器の、興(おこ)された者たちと共に酌み交わすモノガタリの杯の、ヒトツとしたい。そう願いながら、目を凝らし耳を澄まそうと思う。

舞台に立つ「ふたり」、また映像や展示や制作のスタッフ、協力の名乗りをあげてくれた人達、そして会場で出会う「あなた」との、静かな、いくつものDialogueによって、「あちら」でも「こちら」でもない、「もうひとつの世界」を呼び起こしたいのである。

その他注意事項
スタッフ

[情報提供] 2012/06/05 12:53 by 七緒りか(制作修団プレアデス)

[最終更新] 2012/06/05 12:57 by 七緒りか(制作修団プレアデス)

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