文学カフェ
文学カフェ
実演鑑賞
アンダースロー(京都府)
2024/03/23 (土) ~ 2024/03/24 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://chiten.org/underthrow/archives/63
期間 | 2024/03/23 (土) ~ 2024/03/24 (日) |
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劇場 | アンダースロー |
出演 | 安部聡子、石田大、窪田史恵、小林洋平 |
脚本 | デル・ニステル |
演出 | 三浦基 |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 4,000円 【発売日】2024/02/10 一般 4,000円 学生 3,000円 お茶とお菓子のセットがついています。開場時間からお楽しみいただけます。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 2024年 3月23日(土)15:00 3月24日(日)15:00 ★両日とも、開演前にプレトークあり。ゲスト:赤尾光春 開場は開演の60分前 |
説明 | イヴ・シリーズに続くリーディング企画〈文学カフェ〉がスタート! 第一弾は、イディッシュ文学の作家デル・ニステルの『塀のそばで』 ロシアには、詩人や作家が新作を書き上げると自らカフェで朗読を行うという文化があり、そのようにして朗読が行われたカフェの一部は「文学カフェ」として観光名所になり、今日でも親しまれています。 お茶やスイーツを楽しみながら、文化の薫りに触れ、作家を偲ぶひとときは、たまらなく贅沢な時間です。 一昨年オープンしたタッパウェイとの共同企画として、その名の通り〈文学カフェ〉をアンダースローに出現させようというのが、この新企画です。 戯曲を扱った〈イヴ・シリーズ〉に対して〈文学カフェ〉では短編小説、散文を中心にできるだけノーカットでお届けする予定。また、お茶とお菓子をサーブし、解説つきというサロン的な雰囲気も含めてお楽しみいただければと思っています。 五感を使って聴く文学。小説を舞台化するときにはどうしてもこぼれ落ちてしまうような文字の切れ味、不思議や、ささやかな胸の高鳴りも丁寧に掬い取っていければ幸いです。 ---------- 残された者は立ち去った者を悪しざまに言うこともできず、非難することもありませんでした。誰もが、残された者までもが、居残ることを無駄なことだと思っていたのですから。去り行く者をたしなめることもできず、彼らの弱さや彼らのだらしなさを正当化しなければなりませんでした。…やがて、留まった者はほんのわずかとなり、ついに私の番もやってきました。そんな折、私の身にある出来事が起きたのです。我が身に起きたことについて、これからみなさんにお聞かせいたしましょう。どうか聞いてください。 ————デル・ニステル『塀のそばで』より ---------- 文学カフェの第一弾として取り上げるのは、イディッシュ文学の最重要作家とも目される、デル・ニステルの『塀のそばで』です。 イディッシュ語は東欧に移り住んだユダヤ人の使用する日常言語。イディッシュ文学の作家たちは、ホロコーストや反ユダヤ主義から逃れ、各地を転々としながら書き続けました。 『塀のそばで』の作家デル・ニステル(「隠遁者」を意味するペンネーム)も、その例にもれず、ウクライナの生地ベルディーチェフ(現ベルディーチウ)からジトーミル、モスクワ、ベルリン、ハンブルク、ハリコフ(現ハルキウ)、タシケント、モスクワ、ビロビジャンと移住しながら、1949年にモスクワの自宅で逮捕されるまで、イディッシュ語で作品を書き続けた一人です。 今回とりあげる『塀のそばで』は、主人公の「学僧」が思いを寄せる乗馬女リリ、愛娘、恩師メダルドゥス、埃人間といった登場人物たちが、サーカス小屋や尖塔といった不思議な空間に現れては消え、夢から夢へとうつろっていくかのように幻想的でいて、スピード感のある展開やいつまでも残るもの哀しさが印象的な作品。ぜひアンダースローの空間で、俳優の声を通してお楽しみください! |
その他注意事項 | |
スタッフ | 作:デル・ニステル 翻訳:赤尾光春 演出:三浦基 出演:安部聡子 石田大 窪田史恵 小林洋平 照明:藤原康弘 宣伝美術:松本久木 制作:田嶋結菜 |
チケット取扱い
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第一弾は、イディッシュ文学の作家デル・ニステルの『塀のそばで』
ロシアには、詩人や作家が新作を書き上げると自らカフェで朗読を行うという文化があり、そのようにして朗読が行われたカフェの一部は「文学カフェ」として観光...
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