期待度♪♪♪♪♪
太宰の作品のほぼ総てが戦争を継続していた日本で書かれた。そのことの意味する処は深く現在の我々の生にも関与している。日本の阿保らしい体制は本質的に全く変わっていないのだから。
期待度♪♪♪♪♪
早坂彩の名は最近よく目にするが、舞台は未見。トレモロ主宰として一定期間活動した後に青年団所属となった人という事でどんな演出を?と関心大。
女性の演出家・演出志望の名前が近年多数目に止まるようになり、演劇界が利権やヒエラルキーとは無縁である故かな、と思う。
注目される女性演劇人(特に女優以外の)が増えて行く事は、固着した性別分業が他の分野での進歩を阻んでいる分、演劇の文化的芸術的盛況を形成する上でも私は歓迎。基準は勿論、「良い舞台」に触れる喜び。
(余談を続ければ、旧弊な組織文化や、利権構造に絡め取られている集団にはその「利権」の関節部分に男が居座って禄を食み、組織のみならず国をひたすら下降させているイメージがある。これが最近ますますリアルに感じられるようになった。「対抗勢力が優れている訳でない」としても政権交代の効果があるように、利権に与る管理ポストを男がガメている「固着」を融解させ、「女性にやらせてみよ」を救国のスローガンにする位でなければ日本の未来は「滅亡」の一択しかない。末期症状を呈する日本のTVドラマも男の「情けなさ」「優しさ」でなく、潔く身を引く「勇断」を描き、事実に即して女性の徳性や有能さをリアルに切り取ったドラマが主流になればな・・と思う。以上独白。)