王女メディア 公演情報 王女メディア」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    私が見たモノは何か
    既に女性を超えていた。
    確かにいい演技なのだろうと思えたが、ストーリーやキャラクターの魅力や説得力をあまり感じられなかった。

  • 満足度★★★★★

    泣いた
    自分の中の憂鬱な感情が全部吹き飛びました。素晴らしい…

  • 満足度★★★★★

    何かの大正解を見た!
    演劇に100%はない、とか、正解はない、とか言われるけれど。
    平さんのメディアは完成した上に前進している。
    これが最後だなんてもったいな〜い!

    子殺しの夜叉を、女の嫉妬の狂気ではなく普遍的な人間の悲しい性質として演じ切っている。生き切っている。これ以上の表現はない。
    メディアは今も生きていて、血だらけの服で街に佇んでいるような気がする。

    しかし、完成度の高いものを見た時によく感じる自分自身の無力感はない。しっかりしろと温かい大きな手で背中をたたかれるような。優しさに満ちた舞台であった。これはどういう不思議だろう?今も考えている。

    女優の仕事とは何だろう。私の心も含めての、弱ささえも表現の力に換えられる時が来るのだろうか…。

  • 満足度★★★★

    城全さんの進化に感動しました
    「王女メディア」は、平さんのと、玉三郎さんのを、若き昔に観て、とても衝撃を受けた思い出があります。

    今回の台詞は、高橋さんが、全ての固有名詞を普通名詞に置き換えたそうで、確かに、どこでもいつでも、人間の本質を突きつける普遍的なドラマになっていたように思います。

    王女メディアの夫、イアーソン役の城全さんの口跡が鮮やかで、ちょっと拝見しない間に、凄い俳優さんに進化されたと感嘆しました。

    最近の文学座では出色の役者さんではないでしょうか?

    ネタバレBOX

    舞台装置が、コロシアムのようで、ギリシャの昔を偲ばせる作りになっていました。

    高瀬さんの演出は、コロスの動かし方に、工夫があり、劇を大変効果的に見せて、成功したと感じます。

    平さんのメディアの圧倒的な長台詞が、決して増長的にならないのはさすがです。まるで、職人芸を観ている気分でした。

    芸歴が長い割には、ちっとも成長を感じられない俳優さんがいる一方、城全さん始め、廣田さん、斉藤さん、南さんに、演者としての資質を感じ、先行きが楽しみになりました。

    メディアの殺されてしまう子供を、素晴らしい人形にした点は、とても良かったのですが、最後に殺される時の台詞が、他の場面と違和感があり、そこだけ、浮いて、最近の映像番組まがいになってしまったのが、大変残念でした。

    いつか、平さんのメディアで、岳大さんのイアーソンの舞台を観てみたいと思いました。

    今日、気づいたけど、「四谷怪談」を彷彿とする芝居ですね。

    それししても、勝手な親の犠牲になる子供がただただ哀れ。

    今の児童虐待とかを想起し、胸が痛くなりました。

    終幕が、すっきりせず、何度もフライング拍手があったのは、平さんにお気の毒でした。

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