実演鑑賞
大阪能楽会館(大阪府)
2012/01/01 (日) ~ 2012/01/03 (火) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.nohkyogen.jp/12/tenku12/index.html
期間 | 2012/01/01 (日) ~ 2012/01/03 (火) |
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劇場 | 大阪能楽会館 |
出演 | 茂山あきら、茂山千三郎、茂山宗彦、ほか |
脚本 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
3,500円 ~ 14,000円 【発売日】2011/10/01 【各公演】 1階指定席 5,000円 / 2階自由席(ざぶとん席) 3,500円 【セット券・3公演】 1階指定席 14,000円 ※ネットワーカークラブ会員料金(送料別) 【各公演】 1階指定席 4,700円 ※2階自由席の割引はございません 【セット券・3公演】 1階指定席 13,300円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | お正月恒例『新春 天空狂言』。 13回目を迎える今回は、お正月恒例の<三番三><福の神>が世代交代・茂山家子方大活躍など、どの日も見逃せない三が日!連日大賑わいの舞台で、華やかにおめでたく、狂言の“和らい”でお正月を迎えませんか? 1月1日(日・祝) 14時開演 三番三(さんばそう) 能楽の中で最も神聖視され、特別な公演でのみ演じられる祝祷の演目曲「翁」のなかで、狂言方が担当する舞事。軽快かつ躍動的に舞う「揉ノ段」と、荘重かつ飄逸に舞う「鈴ノ段」から構成されます。五穀豊穣を祈願するとされ、足拍子を多用することから、この舞を舞うことを“踏む”ともいいます。 2010年まで最高齢連続上演記録を重ねていた茂山千之丞から、孫の茂山童司が引き継ぎ務めます。杉市和、大倉源次郎、亀井広忠の豪華囃子陣でどんな「三番三」を踏むのか。新しい風を舞台で感じてください。 三番三 :茂山童司 千歳 :茂山あきら 笛 :杉市和 小鼓 :大倉源次郎、清水皓祐、清水和音 大鼓 :亀井広忠 子の日(ねのひ) 大宮人が初子の日なので野辺へ出ると、女が小袖を被いてやってきます。まだ独り身の大宮人は相生の契りを結ぼうと歌を詠みかけると、女も歌で返事を返してくれます。大宮人が喜んで女の顔をのぞき見ると・・・。 茂山家にのみ伝わる演目で、九世茂山千五郎の弟子であった冷泉為理の作品。上演が珍しく、公家らしい和歌のやりとりから一転、狂言らしい結末が面白い作品です。 大宮人 :茂山あきら 女 :茂山茂 髭櫓(ひげやぐら) 髭自慢の男、宮中行事の役に選ばれ大喜びで家に帰りますが、妻は準備が大変と機嫌が悪い。ついに自慢の髭をも剃ってしまえ、と喧嘩になりますが、妻はさんざんに負けてしまいます。そこで妻は近所の女房たちとともに、夫の髭を剃るための画策をはじめて・・・。 はたして男の髭は守り抜けるのか?強く華やかな女たちとのおかしな攻防戦に注目です。 夫 :茂山千三郎 妻 :茂山宗彦 近所の男 :佐々木千吉 女房たち :茂山逸平、井口竜也、鈴木実、丸石やすし 地謡 :茂山あきら、茂山童司、増田浩紀、山下守之 1月2日(月) 14時開演 筑紫奥(つくしのおく) 筑紫と丹波のお百姓が、それぞれ年貢を納めにいく途中、道連れになります。領主の館で、筑紫のお百姓は持参した唐物を、丹波のお百姓は果物の種類を拍子にかかって述べると、なんと褒美に万雑公事(諸雑税)を免除されることになりました。二人は喜びのあまり大声を上げてしまい・・・。 円熟の芸を見せる千五郎・七五三・あきらの配役で、おめでたさと笑いあふれる演目をお楽しみください。 筑紫のお百姓 :茂山あきら 丹波のお百姓 :茂山七五三 奏者 :茂山千五郎 腰祈(こしいのり) 修行を終えた山伏が、本国へ帰る途中、都の祖父(おおじ)を見舞いに立ち寄ります。すると出てきた祖父の腰があまりに曲がっているので、山伏が行力で治そうと祈りはじめますが・・・。 茂山童司扮する山伏の祈祷に、祖父丸石やすしの腰はどうなってしまうのか?孝行心あふれながらも、強すぎる山伏の行力が笑いを誘います。 山伏 :茂山童司 太郎冠者 :茂山茂 祖父 :丸石やすし 釣針(つりばり) 共に独身の主人と太郎冠者。連れ立って西宮に参詣すると、夢のお告げに「望みのものが手に入る釣針」を賜ります。釣針を手にした二人は浜に出て思案の結果、なんと妻を釣ることに。調子よく謡いながら釣針を投げると、妻や腰元、太郎冠者の妻までも次々と釣り上げます。主人は妻を連れて先に帰り、太郎冠者は残った女たちの中から自分の妻を選ぼうとしますが・・・。 謡にのって賑やかに演じられる釣りの情景、女たちの華やかな装束が見どころで、楽天的な明るさにあふれた一曲です。 主人 :茂山正邦 太郎冠者 :茂山逸平 女 :茂山蘭、茂山あきら、島田洋海、増田浩紀、 井口竜也、茂山七五三 1月3日(火) 17時開演 福の神(ふくのかみ) 二人の男が毎年恒例の福の神への参詣をするため、誘い合わせて神社へとやってきます。「福は内、福は内」と囃し、豆をまいていると、二人の信心に喜んだ福の神が現れ、二人を幸せにしてやろうと告げて、お神酒を所望します。 もはや初春の定番となった、お正月の「福の神」。新たな年の始まりを、天空狂言では初めて、当主・茂山千五郎が演じます。孫の竜正・虎真の双子が初役で演じるかわいらしい参詣人にも大注目です。 参詣人甲 :茂山竜正 参詣人乙 :茂山虎真 福の神 :茂山千五郎 地謡 :茂山あきら、茂山童司、松本薫 吹取(ふきとり) 清水の観世音から、「月夜に五条の橋で笛を吹けば妻を授ける」というお告げを受けた男。自分は笛が吹けないので、知人のところへ代わりに吹いてくれるよう頼みにいきます。男が知人とともに五条の橋へ行き笛を吹くと、お告げ通り女が現れ・・・。 月夜の晩に笛を吹く情景が風情のある作品で、美しい笛の音色も魅力です。頼りない男のキャラクターを、茂山宗彦が熱演します。 男 :茂山宗彦 知人 :茂山千三郎 女 :丸石やすし 笛 :杉信太朗 金津(かなづ) 金津の里の男が、堂を建立したので安置する地蔵を探しに都へやってきました。大声で仏師を探し歩いているのを聞きつけたすっぱは、仏師になりすまして男に近づき、自分の息子を地蔵に化けさせ売りつけます。男は喜んで帰り、さっそく村人たちと地蔵を拝むと、地蔵は「饅頭がほしい」「酒がほしい」と口をきき・・・。 子方演じる地蔵のかわいらしさと、地蔵と村人が一緒になって楽しむ様子に思わず顔もほころぶ演目です。 田舎者 :茂山茂 都のすっぱ :茂山あきら 子 :茂山莢 金津の人 :茂山正邦、茂山童司、松本薫、山下守之 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
13回目を迎える今回は、お正月恒例の<三番三><福の神>が世代交代・茂山家子方大活躍など、どの日も見逃せない三が日!連日大賑わいの舞台で、華やかにおめでたく、狂言の“和らい”でお正月を迎えませんか?
1月1日(日・祝) 14時開演
三番三(さん...
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