期待度♪♪♪♪
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2001年のアメリカ同時多発テロに触発され書かれた戯曲。これを日本人だけのキャストで上演することで何が見えてくるのか。
期待度♪♪♪♪
チケット毟りあい
「夢の遊眠社」時代に野田秀樹に入れ込んだ人々は、NODA MAPになってからの「実験作」には必ずしも満足していなかったのではなかろうか。どの作品も、キャストこそ豪華になってはいても、どこかしら「上滑り」している印象があったからである。
しかし、この『THE BEE』は、初演時、辛口の批評家からも頗る評判がよかった。筒井康隆のブラックな原作『毟りあい』が、野田秀樹の狂気と毒と、相性がよかったためかもしれない。
本来なら、今回のキャスト変更(秋山菜津子→宮沢りえ、浅野和之→池田成志)によって何がどう進化したのかを、比較して観てみたいところだが、残念ながら、初演版は東京で観る予定にしていたものを、チケット完売で涙を飲んだ。今回のバージョンを一つの決定版として鑑賞するしかない。
今回もチケットは既に完売目前だそうだ。行こうかどうしようかお迷いの方は、早急にご決断を。