ミュージカル『ファントム』 公演情報 ミュージカル『ファントム』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    本作の最大の特徴は、ロイド・ウェバー版「オペラ座の怪人」のあくまで悪の世界に住む不気味な怪人と違い、音楽を愛する純真な怪人を創り出したところにある。城田優は子どもっぽい声と口調で、ファントムの無垢を表現していた。

    ネタバレBOX

    もう一つは、クリスティーヌ(真彩希帆)がファントムの素顔を見せてと懇願し、「あなたを嫌いと言われるまであきらめないで」とまで言って、その気にさせておいて、いざ醜い素顔を見ると、手のひらを返してしまうところ。ファントムの犯罪・怒りも同情すべき理由があるとしている。

    以上の事から、ファントムと父ゲラール(岡田浩暉)の絆を後半の話の中心に据え、父の告白と愛の回復によって、ファントムを救っている。悪人ではないのだから、救いがもたらされる必要があるのだ。父に甘える存在だから、ファントムは子どもっぽく演じられる。

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