満足度★★★★★
毎回観ていますが
素晴らしいですね・・。
主宰の山田氏を知ったのは大阪の一人芝居フェスの時で、
後ろに座っていた身なりだけはきれいにした若い女性がしきりに
「いみわかんなぁい」と喋ってうるさい中で
目の前で展開されるあまりにも素晴らしい芝居に
(青森の言葉はまったく知らないのですが、注意ぶかく聴いてみるとだいぶ分かりました)
すっかり魅了されてファンになったのを今でも懐かしく想い出します(笑
その時の女の人は、目の前で自分が笑ったりしてるのを見て(自分とは赤の他人ですが)、
「可愛くて都会的なワタシが分からないのは当然」という考えを改めてもらったようです(笑
なんだか自分が受ける度に口数が減っていきましたから・・。
こういう時、自分が多少なりともお洒落をして劇場に向かうのも劇団にとっては良いのかな、と思ったりもするのです(割と大昔は劇場に行くときの服装は無頓着でした。今でも大抵はそうですが・・(汗
最近は青森のやわらかなユーモアにもますます磨きがかかって、
東京では触れることのできない
素晴らしい感性に感動することしきりです。
今回ももちろん、洗練された素晴らしい作品でした!
自分、ハッキリ言ってただのファンです(笑
満足度★★★★★
オトコはつらいよ?
なんといっても津軽弁が魅力的。聞き馴染みのない単語やリズムを楽しむ喜び。それは、意味はわからないけど音韻で味わう楽しさだけど、一方で全然津軽弁を知らない人にも物語が理解出来るよう計算されてもいて秀逸だ。そして言葉に力強さを感じた。それは公用語の統制に負けない土着の言語の力強さなのかなと思う。そんな青森パワー満載の舞台に、置いていかれないよう自然と身も心も前のめりになる感じが心地よい。
話の中身も人間らしい悲喜劇で、役者さんの好演も相まって手触りが新しく見たことないものが見れたな、でも方言や人の葛藤、今までもそこにあったものをきちんと魅せてもらったなという感じです。
満足度★★★
一号二号三号
実在する不識塔というのは、世界遺産「白神山地」の一角の山中に立っている不思議な形をした塔。レンガ造りで、高さは20.8m。まるでタイやミャンマーなどの寺院に見られるような三層の円筒形をしていて、頂上には宝珠の飾りがついている。不識塔の形は、「主」という漢字をかたどっているのだとか。これは、この塔を建てた権藤主の名前だ。彼はその辺り一帯を開拓し開拓記念として自らその塔を建てた。今回のお話は津軽に現存する塔と実在した人物をモデルに、劇団野の上独自のフィクションだ。
以下はネタばれBOXにて。。