オーバースマイル 公演情報 オーバースマイル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    野元愛さん出演。
    のちに何度も再演されることになります。大好きな作品です。
    時間移動的なことをうまく使うのはボクラ団義さんの得意分野だとか思いますが、この演目も素晴らしい使い方でした。
    手話とその文字表示は分かりやすく、工夫されてると思いました。これは技術の高さですね。
    各地にいる大量の怪我人を短時間で治療してしまうところは引っかかってしまいました。そのためか、再演では所要時間を伸ばしています。それでも短いのですが。医学が発達した世界なのだとすれば、その表現が欲しかったです。
    終演後に主演の足立梨花さんとお話させていただきました。その後ブレイクされて、個人的にはとても嬉しかったです。
    野元愛さんは得意なドッヂボールを笑いに使ってました。もっと重要な役を期待してたのでちょっと残念でしたが。

    ネタバレBOX

    福田智行さん演じるコロンバスが、あまりに可哀想だと思いました。父親が宰相に虐げられていたことがコトの根底にあるからです。
    そのためだと思いますが、最新の再演では付け足しでさらに悪者にされています。初演を知る者としては、さらに可哀想で見てられません。そこは残念です。
    スーの命がけの治療の結果、生き残る人と死ぬ人がいるわけですが、その選別が都合が良すぎると思いました。要するに死んで欲しい人だけ死んでます。
  • 満足度★★★★

    よかったです!
    今回も泣きました!少女と、戦うことしか知らなかった男のほのかな恋。切ないけど2人にとってはよかったかも…。殺陣やダンスがかっこよかったです!!

  • 満足度★★★★★

    どんどん引き込まれるストーリー
    パラレルワールドの中に、多くの事件と心理を描き、小ネタを散りばめ、登場人物のキャラクターを際立たせ、予想外だが納得性のある結末で、しかも多くのメッセージを込めている。すばらしい脚本であったと思います。

    ネタバレBOX

    最後に恵太と弥生は老人の話が将来の日本のことであると知る。「緑」の人間であり時間をさかのぼることが出来る老人が、赤・青・緑の争いと、スーの不必要な死を防ぐために現代にこの話を伝えに来ていたのであった。

    そうだったのか、これは日本の未来の話だったのか。それまでの非現実的な話が急に未来へのメッセージを持った現実に変わった。

    スーはとても魅力的な心を持つ女性として描かれている。十分なコミュニケーションがとれないことが不安だから笑っているという。過剰なほどに。彼女は耳が聞こえないが時間を止める能力を持っている。但し1分止めると寿命が1年縮まってしまう。死にそうな人を見つけると時間を止めて助けてしまうのだ。自分の命と引き換えに。

    笑いあり。呼ぶと物語の進行に関係なく出てくるウエイトレス、役者の命名、ユーリー・ブルーの皇女の正体など笑えました。
    涙あり。自らの言葉をスーに直接伝えたいオウ・レイが、自ら手話を覚えてスーに手話で話をした場面は息が詰まりました。

    足立さんは清廉で、沖野さん・大野さんはかっこ良く、添田さん・真凛さんは好感が持てる演技でした。

    全体的に満足のいく作品でした。
  • 満足度★★★★★

    テンポのよさ
    2時間半の長さを感じさせないテンポの良さで舞台の世界に見事に入り込めた。
    数々の笑い所もある
    基本は真面目で深いテーマもありだが重くなりすぎてない

    私が見てきたこのクラスの箱の舞台の中ではトップレベル
    また観に行きたい。
    舞台後台本買えなかったのでリベンジも含めて

  • 満足度★★★★★

    150分の上演時間も体感的には2時間未満
    同じ人間なのに色(=主義主張、人種等)が違うだけで殺し合うことの愚かさを描いたメイン部分はもちろん、ラストの「タネ明かし」や程よい笑い、あるキャラクターの正体の「ぼかし方」など細部も上手く、150分の尺も体感的には110分程度。

    なおこれはあくまで個人的な感想であり、若干の甘さや「正体のぼかし方」にひっかかりを覚える方もいらっしゃるかも知れないことを付記しておこう。

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