荒野に立つ 公演情報 荒野に立つ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
21-32件 / 32件中
  • 満足度★★★★★

    荒野
    見続けると
    そこ は、荒野に見えてきて。
    いろいろと 不思議な 気持ちを 味わえました。
    演者の声の音色の響きというか 皆さんの声の響きが いろいろで 言葉の音がすっと 入ってくる気がしました。

    演劇という 力に引っ張り込まれました。

  • みた
    考えた

    ネタバレBOX


    導入部の不可思議さや、父親の奔走ぶりに、村上春樹の作品を思い出した。目玉を巡る冒険は、名前(自分自身)を巡る冒険のようだった。

    取り戻せる喪失と、取り戻せない喪失とがあって、そのどちらもを引き受けて生きていくという表明を主人公の姿に感じた。上を見て歩くことはできなくとも、前を見て歩き出してみようというような。
  • 満足度★★

    ・・・撃沈
    役者さんは素晴らしいし、舞台の構成も素敵ではありましたが・・・私と同行者にとっては琴線に触れるものではありませんでした。

    ネタバレBOX

    観劇中のほとんどの時間、眉間にシワが寄っていた気がします。
  • 満足度★★★★★

    能動的観劇のススメ
    確かに初見で話の全体像を掴み切るのは容易じゃないです。けれど、分からないけど何だか見入ってしまう、という作品こそ本物でしょう。想像力をフル回転し、虚構の世界に没入するしんどさと喜びを味わわせてくれる芝居でした。
    中村ゆり、美しすぎる。これぞ正統派美人女優。

    ネタバレBOX

    重いモチーフを、あえて「軽み」の伴った語り口で洒脱に展開。長塚の懐の広さを感じさせました。
  • 20110714
    (^・ェ・^)ぷれびゅー

  • 満足度★★★★

    前作が難解だったので
    すが、今回のほうがすっきりした感じでした。観ていてなんかわくわくしてしまいました。

    思えば、こりっちへの感想を最初にしたのは前作のアンチクロックワンダーランドでした。

    長塚さんの作品はSISTERSなども見ましたが、何かひきつけられるものがあるようです。今後も注目していきたいと思います。

  • 満足度★★★

    今後が楽しみではある。
    アンチロックよりは解りやすい内容です。
    役者さんは魅力があり、娘を助けようとする父親の存在が
    解りやすい一つの要因だと思う。役者さんの演技と選出を観る舞台かな?
    お話しとしては、まあそんなに・・・演出によっては温かい話とも取れる内容。
    色んな模索をして、この方向がどんな結果になるのか楽しみです。

  • 7月14日(木)S
    思索の旅路。迷子になってしまった。

  • 満足度★★★

    お手上げ
    さっぱり分からんが退屈ではない。
    前作『アンチクロック~』は不条理劇として理解できたが、
    これは不条理とも違うんじゃなかろうか。
    う~ん、うまく説明できない。
    シンプルな舞台美術は好みだった。
    中村ゆりと初音嬢は目の保養。
    聖ちゃんは幸せ太りだね。

    ネタバレBOX

    あさりをしじみと言い間違えそうになった黒木華が可愛かった。
  • 満足度★★★★

    プレビュー初日鑑賞
    不条理劇的な難解さゆえ、物語と意図を知りたくて終始没頭。時空が交錯し現実・妄想の境がない。誰が何役なのかが曖昧で各俳優から目が離せない。
    果たして私の目は見えているのかいないのか。観客の私も夕闇をさまよったが、最後に題名の意味が明らかになり感動!
    「代行」は演劇そのものだし人間の営為。セリフを削って無言の場が増えてもいいと思う(難解歓迎)。最初からもっとコミカルでもいいな。
    安藤聖さん奮闘!平栗あつみさんに見入った。中村まことさんのある場面で落涙。

  • 満足度★★

    求めているものとは違ってた
    自分がこの劇団に求めているものとは違っていた。
    かつて、ひどく心を動かされた作品をたくさん見せてくれた劇団なので、正直に言って残念だ。
    でも、今作や前作が好みの人も確実に存在するだろう。
    それから、たとえ好みとは違う方向の作品だとしても、この劇団の作品に3人も友人知人が出演していることは素直に嬉しい。

  • 満足度★★★

    『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』発展系
    前作以上に夢幻性が増し、自由自在に時間・場所は役者達によって
    軽々と乗り越えられていく。 過去、現在。 学校から居間、浅瀬。
    殆ど説明無しに次々と変っていくので、役者よりも観ているこちらが
    何かに捉われているかのようです。

    必要以上に簡素な舞台装置に、支離滅裂とも思える台詞の応酬も
    『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』の発展系と思える作品ですが
    今回は前作よりも笑いが多くなり、テーマもそこそこはっきりは
    しているので、まだ観易い作品とは思います。 

    ネタバレBOX

    朝緒、伶音、美雲はそれぞれ別個の人物かと最初は思っていたけど
    後半に進むにつれて、『朝緒』という人格の中に生まれた人格か何かで
    本当は朝緒=伶音=美雲なのではないかという疑念が拭えないです。

    お互いに言及する時、その立場が実は近しいことに気がついたら
    一気に謎が解けていくような気がしました。 少なくとも朝緒=美雲
    ではあると思います。

    主人格である朝緒は過去、具体的には高校~大学までのひどい
    体験から、ボロボロになり、近所からは「侵略者」として
    みられているような、大型スーパーで日々無感覚、無感動なままに
    レジ打ちに従事している。

    彼女は別の人格達を形成し、自分の分岐点となった「あの時」に
    戻っていく。 その過程で無くしている「目玉」というのは、「真実の
    自分自身」であり、「その中に宿る希望」でしょう。 「真実」は
    自分の目でしか捉えられないものですから。

    朝緒は劇中で、依存が激しい、どちらかというと、自分を
    表現出来ないような人物として描かれているような感じ。
    その心情を、他の人格(伶音、美雲)が代わりに代弁したり、
    時には代わりの人生を務めたりしているわけですね。

    だから、この作品は朝緒が夢幻の夕闇、浅瀬から、厳しいけど
    先(未来)は見えないほど広がっている荒野を見出すまでの
    精神物語と、私は考えました。

    そう考えると、荒野が、自分達と身近な居間と繋がっていて
    またみんなで動き回るんではなく、「待つ」ことでそれを
    見つけたというのは非常に示唆的ですね。

    劇は、人を喰ったような、どうでもいいやり取りから、自在に
    哲学問答へ展開したり、時には長塚氏や役者達の日々の
    思いつきや呟きがそのまま台詞になったと思われる、捉えにくい
    ものです。 その中に、時々ハッとするような良い台詞が。

    俳優陣はみんな上手いです。 目玉探偵の片割れ役の
    転球さんは洒脱でカッコ良い。 中村ゆり、華があり過ぎる。。。

    初音映莉子も綺麗だったけど、上ずった、というか、若干
    焦り気味の台詞回しが少し気になりました。 演出?

    最後、荒野の中で朝緒が「失ったもの」を見つけ、ポケットに
    入れ、そして変らない、けどほんの少し音づいて感じられる
    「現実」に戻っていく展開は綺麗ですね。 人によっては
    感動モノです。

    ただ、そこまでの後半の過程はちょっとエピソードが
    多過ぎるので冗長、かも。 一時間が長く感じられたな。

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