SKY SOART ψ WINGS第11回公演
(シアターΧ提携公演)
実演鑑賞
シアターX(東京都)
2011/01/18 (火) ~ 2011/01/20 (木) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.stone-wings.com/11th.html
期間 | 2011/01/18 (火) ~ 2011/01/20 (木) |
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劇場 | シアターX |
出演 | 別役慎司、水地優子、廣井憲、井上健一、八日市紋子、松永隼、梶健太、千代田貴子、加治みなみ、小湊由貴 |
脚本 | アントン・チェーホフ、別役慎司 |
演出 | 別役慎司 |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 3,200円 【発売日】2010/11/10 前売3000円 当日3200円 日時指定 全席自由 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ■「桜の園の裏の園」の登場人物たちと3つの恋愛模様■ 「桜の園の裏の園」で、中心的に展開されるのは、三つの恋愛模様です。これは、もちろん原作中で展開されている恋愛です。 「桜の園」は、恋愛ものの喜劇でもあるのです。このことも実はあまり気づかれていません。 <三つの恋愛模様> ①ロパーヒン&ワーリャ 大人のすれ違いと意地っ張りで現実的な愛 ②トロフィーモフ&アーニャ 若き夢想的な愛 ③エピホードフ&ドゥニャーシャ&ヤーシャ&郵便局員 若き表層的な愛と憧れと戯れ 実に対照的な恋愛模様で、滑稽でもあり、ちょっぴり切なくもあります。 作中では、彼らの恋愛模様を窺い知ることが出来ますが、ラネーフスカヤやガーエフたちの領地競売問題の陰に隠れており、 観客はあまり気にかけていません。 ですが、チェーホフが描きたかったのは、すべての登場人物であり、 「あまり気にかけない」じゃあ本来の喜劇性を理解してもらえないのです。 おそらくチェーホフの誤算であったでしょう。 約100年の時を超えて、チェーホフが本当に理解してほしかった「桜の園」の本当の面白さを浮かび上がらせます。 ■桜の園の醍醐味と桜の園の裏の園の秘密■ チェーホフの不朽の名作「桜の園」は、チェーホフ自身が「これは喜劇。ファルスといってもいい」 というように、ファルスに近い滑稽な喜劇です。 しかし、昔は貴族の没落を描いた悲しい人間ドラマとして見られ、 日本においては未だに喜劇として成立した「桜の園」を知りません。 チェーホフの面白さを知っている人は、まだ少ないのかもしれません。 この作品は、はっきりいって、最初から最後まで面白いのです。 至る所にチェーホフは笑いの種を撒いているし、出てくる登場人物は郵便局の役員や駅長といった端役以外はすべて滑稽に描かれています。 まず、この「面白さ」を知ってもらいたいものです。 そしてこの面白さは大いに登場人物たちのキャラクター性にあります。 「桜の園の裏の園」は、若き登場人物たちの恋愛模様を中心に描いてあります(原作通りです)。 ガーエフやラネーフスカヤは登場しないため、桜の園の競売の話は物語の焦点にありません。ただの背景です。 これによって観客はより貴族の没落に同情しなくなり、「桜の園」のキャラクターの面白さが浮かび上がります。 「桜の園の裏の園」は、原作「桜の園」の裏を描いた作品です。 多くの人が見逃しがちな脇役たちにスポットを当てた作品です。 そして、チェーホフが意図した「喜劇性」を、「恋愛」というテーマにそって抽出させた作品になります。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 照明:榊原大輔 美術:Morri/戸井田雄 http://www.iu-hap.jp 音響:零's Record 舞台監督:林大介(零's Record) |
[情報提供] 2010/12/09 14:12 by STONEψWINGS
[最終更新] 2011/01/20 00:36 by STONEψWINGS
「桜の園の裏の園」で、中心的に展開されるのは、三つの恋愛模様です。これは、もちろん原作中で展開されている恋愛です。
「桜の園」は、恋愛ものの喜劇でもあるのです。このことも実はあまり気づかれていません。
<三つの恋愛模様>
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