期間 |
2010/05/18 (火) ~ 2010/06/06 (日)
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出演 |
河野洋一郎、鴨鈴女、藤田辰也、三浦隆志、前田晃男、重定礼子、福重友、中津美幸、皆川あゆみ、岡ひとみ、鈴村貴彦、倉重みゆき、手嶋綾乃、松浦絵里、藤川央子、内藤裕敬 |
脚本 |
内藤裕敬 |
演出 |
内藤裕敬 |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 5,500円
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公式/劇場サイト |
http://www.banzai1za.jp/b/osaka.html
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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説明 |
びっくり仰天街
彼は裸足で逃げ出したという。果たして裸足で逃げ出さねばならぬ出来事の中に居た経験を私達はしたことがあるだろうか。いや、裸足で街を歩いたことすらほとんど無い。逃げ出したという現実よりも、裸足が直面する地面の痛み、冷たさ、熱さ、乾き、湿り気、足の裏にある別世界の方が実感であったのではなかろうか。
足の裏同様、彼は別世界への逃げ込んだこれまでからの逃亡は、一からのやり直し、出直し、初対面の人々、街・店・時間・生活だ。しかし、すぐ後ろから、あれや、それ、やり直せやしない過去が追って来る。気づくと隣について回る。いつしか顔も名前も変わり、ふと目を上げれば自分の逃げ込んだのは、もう入口も出口もわからぬびっくり仰天街なのだ。
南港フェリーターミナルで座っていた彼の犯行を理解することはできない。しかし、どうしても逃げ出したいそこ。何が何でも遠ざかりたいそこ。そうして、いくらやり直そうとしても振り払えないそこ。気がつけば、ちっとも遠くへ来ていない、むしろ近づいてしまっている。そんな逃亡の堂々巡りを私達も抱えている。そのトラウマ・ジレンマをトンマでマヌケに遊んでみようと思う。逃げ込んだびっくり仰天街で。ああでもない、こうでもない、それもあって、これもある、そんな堂々巡りの現代と私達を遊べるかも知れない。
内藤裕敬
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その他注意事項 |
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スタッフ |
舞台監督:永易健介 美術:加藤登美子 照明:皿袋誠路 音響:堤野雅嗣 音響操作:岩崎真 音楽:藤田辰也 大道具:(有)アーティスティックポイント 小道具:重定礼子 美術助手:三浦綾子 宣伝美術:長谷川義史 専属トレーナー:針・骨接ぎ野本 運搬:堀内運送(株) 印刷:(株)NPCコーポレーション 制作助手:中津美幸・岡野礼音 制作:奈良歩 |
彼は裸足で逃げ出したという。果たして裸足で逃げ出さねばならぬ出来事の中に居た経験を私達はしたことがあるだろうか。いや、裸足で街を歩いたことすらほとんど無い。逃げ出したという現実よりも、裸足が直面する地面の痛み、冷たさ、熱さ、乾き、湿り気、足の裏にある別世界の方が実感であ...
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