満足度★★★★★
面白かった。やられました。泣いてしまいました。
面白かった。やられました、泣いてしまいました。
明治13年の開国から後 明治24年 文明開化の頃の
「大津事件」を元にした物語です。
国際的に日本の司法権に対する信頼を高めた、と何かに書いてあります。
新しい時代に慣れてきた頃
ロシアの皇太子が日本の巡査に切りつけられた、
強い国ロシアを恐れる風潮の中、行われる裁判、
圧力をかけられ、司法省の裁判官と判事が、しかたなく行う死刑判決が決まっている、形だけ裁判。
公平な裁判を行うため、若い弁護したちがが公平な裁判を求める。
(続きネタバレへ)
満足度★★★★★
女中役の谷川未佳さんと福井千夏さんが光る!!リリパットアーミーII 25周年記念公演・再演。
明治24年司法の夜明けを告げるある”事件”の話。
2008年スズナリでの初演を観て、それがリリパットアーミーII
・ラックシステムとの出会いでした。
今回はその再演。
関西の劇団ですが、わかぎゑふさんとをコング桑田さんを
中心に、笑いに包まれ楽しく観ながら、急にシリアスに
泣かせる展開がとっても意外で、この劇団の懐の深さを感じます。
いつもながらコングさんの強烈なキャラクターと、ぐだぐだな
アドリブには、ヤラレてしまいます。
シリアスな泣かせの部分に対する照れ隠しにも観て取れます。
今回も、女中を演じた谷川未佳さん、福井千夏さんが光ってます。
出番は少なくとも、谷川さんの野田さんとの信頼感、
後輩を諭す様子や、誰にも話せない秘めた想い、
福井千夏さんの方言丸出しでぶっきらぼうな物言いと、
終始怒った表情が、なんとも素朴でかわいらしくいじらしく、
素敵です。
この時代にして、女中に読み書き・英語を教えるという、
その主人を演じる野田さんとのやり取りもとっても
微笑ましくて温かい気持ちになれます。
初演のスズナリでは、狭い中でも立体的に工夫された
舞台装置で、その狭さがとっても良かったのですが、
今回の座・高円寺の舞台は、ちょっと広過ぎた感じが
しました。
満足度★★★★★
期待どおり
どちらかと言うと、ラックシステムを多く観てきたように思いますが、この、史実に基づいたフィクションには毎回感服です。ラックよりも少々お間抜けな感じがまた良いです。テーマをきっちりみせながら、役者さんひとりひとりが個性豊かに表現されている。もちろん、作・演出の凄さが先にあるのかもしれませんが、やっぱり安心してみていられるのは心強いです。スズナリの満杯に比べると、座・高円寺は舞台も客席も広々としていて、良い意味で贅沢でした。
満足度★★★★
濃すぎる
関西の劇団って、どこもみんなこんなにサービス旺盛なんでしょうか?
どの人にも見せ場があり、どのエピソードも隅々まで行き届いて(入れ込みすぎるくらい)濃い二時間でした。
みんな魅力的。
どの人も、しっかりその時代、その人を生きていると思えました。
すごいですね。
なんだか、いくつもの舞台を見たような満足感です。