満足度★★★★
細かな台詞で登場人物がはっきりと
イキウメ 「プランクトンの踊り場」
イキウメ 初めて観劇いたしました。
難しい設定の物語ですが、細かなせりふに、登場人物の性格をはっきりと出しており、とても見やすく解りやすく出来ているお芝居でした。
舞台の回転する壁、壁の回転を、場面の切り替わり、物語の流れに演出されており、かべを押しながらの会話、壁をはさんでの別の場所を表現、でも回転する壁に違和感はなく、とても見易く理解しやすくなる様に使われておりました。
人は回りから覚えられて、本人の記憶とで成っており
忘れられ、忘れてしまう事は消えて無くなる事でしょうか。
思い込みで 自分の都合が入って人の記憶が作られる、相手の全てを知らないが 全て知った様に、偏った記憶で多くの人がそれぞれの一人の人を覚える。
多くの人の大量の一人の記憶が、大量に増えるプランクトンの様に。
本人も自分を思い込みで、俺ってそんな所があるじゃないですか。そうゆう所あるじゃないですか と決めて、自分と周りの人を作っている。
妻は一人頑張って家事をして、夫は妻の財産を使い込み、夫は風俗へ? 私そんな所は解らない、
私は解らない 何も解らない、風俗 アマゾン サスペンション 解らない 解からない。
家を飛び出し実家へ、賃貸マンションをを解約、夫が突然現れる、記憶が分かれて二人になった夫、夫が元に戻っても私は、あなたとは、無理、ちょっと成長した女性
とても面白いお芝居で楽しい一時をありがとうございました。
満足度★★★★
みた
開演前の舞台上、光が一筋。それだけ。
シンプルなのに謎めいていていて期待が高まった。
始まってみると、使い方が面白い。舞台ならでは。
前半はともかく安井順平という役者の求心力が飛び抜けていて、この人が出てきたらなんか面白いこというんじゃないのて期待がすごく大きい。台本じゃなく、本人の言葉みたいに聞こえる。伊勢佳世も良かった。
映画のシナリオにしても面白いと感じた。
満足度★★★★★
良質で確かな面白さ
役者はみんな、間の取り方が絶妙にうまい。
真剣だからなんだか可笑しい。
脚本は最高だった。破綻せずよくもこんなストーリーを。
小劇団と思えないレベルの高さにため息。
ずっと応援したい劇団だ。
満足度★★★
ゲシュタルト崩壊2.0
端的に言って、”私の知ってるあなた”を製造した私が、”あなたを知らない私”とコンフューズする、ある種のゲシュタルト崩壊に近い話だった。
満足度★★★★
順平さん凄し。
いつものイキウメ・テイストなだけでなく、笑いもとりにきてました。
冒頭だけで、これはあかんかも・・・と不安に陥るも、場面転換とともに心配は吹き飛びました。
満足度★★★★★
心的観客参加型演劇のお手本ですね
もう、何!!イキウメって、何から何まで、最高!!…と、終始、気持ちワクワク観劇しました。
今まで観た中で、最高に好きな舞台でした。
スゴイ!前川さんもイキウメもどんどん進化し続けています。
今まであったような、腑に落ちない部分がどんどんなくなり、演劇という形態の可能性を、自ら具象化して見せて、客を魅了する劇団!
本当に、お見事です。
皆さん、書いているように、安井順平さんあっての成功作でもありました。
安井さんと伊勢さんの兄妹シーン、まるで、コントのように愉快でした。
随所に笑いのセンスが散りばめられ、まさか、イキウメの芝居を観に行って、こんなに大笑いすることになろうとは、予想だにしませんでした。
緊張と笑いのバランスが絶妙で、今までにない、緩急のタイミングの良さに、歓喜してしまった程。
役者さんも、皆さん、舞台の度に、役者力がアップしています。
もう、イキウメ、観客として、安心して身を委ねられる、ダントツトップの劇団だと思いました。
満足度★★★★
兄ちゃんナイスキャラ
探偵小説仕立てで非常に面白いSFでした。
兄・の山田輝夫、名探偵にありがちな、一般常識から見たら"変人"に分類されるユニークなキャラで笑わせてくれました。頭はいいけど働くのは大嫌いっていうタイプ
岩本幸子嬢、相変わらすセクシーな声。いいなあ。
加茂杏子嬢、山田輝夫の世話をしている家政婦役、この人もちょっとヘンな天然っぽいキャラで可笑しかったですね。
壁が、回転ドアのように回って場面転換されるセットが面白い。
満足度★★★★★
その時空
他の人の言うように、恐ろしく簡素な舞台がどんどん転換していく。
ある時は東京のオフィス、ある時は地方都市の開店間際のお店、
喫茶店 etc etc... 回転ドア式に展開する仕切りを挟んでどんどん
展開していく。 その有様がなんかすんごくスマートだった。
スマートといえば、役者達。 なんか皆恐ろしく役柄に合っていて
見事としか。 安井順平の、相当引きこもり入った兄と、伊勢佳世の、
妹とのすっ飛んだやり取りに何度笑ったことか…。
このようにコメディ要素も魅せる要素も高く、初心者から玄人まで楽しめる
高レベルな作品だと思います。
満足度★★★★★
素晴らしいギミック
そのアイデアと展開に、いつも唸ってしまうイキウメ。前川さんの作品を観るのは3本目ですが、今回も炸裂してました!
練られたストーリーに小気味よいセリフ、想像力をかき立てる舞台演出とどれをとっても本当に素晴らしい。
補助席まで出ていましたが、納得の作品です。
満足度★★★★★
不思議な世界を理詰めと笑いとシリアスで贈るイキウメン。今回のテーマはドッペルゲンガー。
さて、毎回、不思議オカルトSFテーマを笑いと
シリアスで描く、前川さんとイキウメン。
賽(さい)ノ河原、ドミノ理論、座敷わらし…ときて
今回はドッペルゲンガー、自分の分身。
SF的なテーマを軸に、登場人物たちのキャラクターと
心の動きが描かれているのが面白い。
演じる俳優さんたちのそれぞれ個性、演技も好きです。
要するに願いが実体化する「ソラリス」ネタで、
願った分身が作りだされてしまう「場所」。
満足度★★★★★
やっぱりイキウメ
やっぱりイキウメは凄い。全編に漂う緊張感と笑い。サスペンス的なテンションも最後まで途切れなかったけれど、それと同レベルで、笑いのテンションも常に高い。皆演技が上手すぎる気がするのは、前川の書く台本がそうさせているのか。
満足度★★★★
満足
前川作品を観始めてまだ3年ほどだが、その中のベストだった。
広げた風呂敷をきちんと畳んでくれて気持ちよい。
終始笑い、爆笑も多々あり。
役者は文句なしに安井順平。おもしろキャラをひょうひょうとした演技で。
ノーブルな顔立ちと現代っ娘なセリフのギャップが楽しい伊勢佳世。
このふたりで兄妹探偵モノを作ってほしい。
満足度★★★★★
流石前川
シンプルな舞台であれだけの空間を
想像力膨らませて楽しませてくれるなんてスゴイです。
現時点では今年最高作品でしょう。
場面転換の早さ、心情の写し方、ホラー感、
どれをとっても素晴らしい、としか言いようがない。
もう1回観たいな。