年度末公演
年度末公演
実演鑑賞
駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)
2010/03/19 (金) ~ 2010/03/21 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://leave777bird.side-story.net/
期間 | 2010/03/19 (金) ~ 2010/03/21 (日) |
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劇場 | 駒場小空間(東京大学多目的ホール) |
出演 | 荒川大、山原佑希、佐藤千沙都、高橋かおり、鶴田聡、小島葉平、田口ともみ |
脚本 | 植松厚太郎 |
演出 | 植松厚太郎 |
料金(1枚あたり) |
~ 【発売日】 入場無料(料金カンパ制) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 春が来た。年度が変わった。 昨年度の交通事故死者数の総計が、警察庁から発表された。 ちょうどいい。トラックに轢かれて死に別れるカップルの話を書いた。 夏が来た。 七月も終わりの頃、湘南の浜辺で男子中学生が溺れた。意識は戻らなかった。 なるほど、その手があった。海難事故で命を落とす夫婦の話を書いた。 秋が来た。 そろそろ、どこかの国のテロみたいな悲劇を書くのもいいかな。 でも、政治ものは資料とか面倒だから、 結局は去年に続き、よくわからない難病で死ぬ少年の話を書いた。 冬が来た。もうすぐ2009年度も終わる。 ネタが尽きたら、とりあえず事故か病気かでコイントスをすることに決めている。 たぶん来年も再来年も、 俺はずっと人が死ぬ小説を書き続けていくんだろう。 何も難しい勘定じゃない。 俺が良心を一つ捨てるたび、 世間では100,000人が感動の涙を流す。 <議長挨拶> 立ツ鳥会議とは、本年度の卒業生の一部を中心に結成された一度限りの演劇サミットです。「立つ鳥、跡を濁さず」と言いますが、不束者ばかりの集まった立「ツ」鳥会議では、「いかに駒場に跡を濁すか」というひねくれた議論をめぐって日夜議論が交わされています。 曲がりなりにも数年間演劇に携わり、ほどよく大人になった鳥たちが最後に産んだのは、『さよならフィクション』という、名前の時点で相当ひねくれた不思議な卵でした。色とりどりの喧しい鳥たちが産んだとは思えない、半分透き通ったような弱々しいその卵の中には、平日の朝にうってつけの、一杯のモーニングコーヒーが入っています。意味が分からないあなたは、どうか駒場小空間でその孵化の瞬間をお見届けください。同封のチラシ文と合わせると、何かが見えてくるような、見えてこないような。 幸いなことに、今回は卒業生、現役生ともに駒場演劇の粋を集めたような充実したメンバーに恵まれました。まだまだ学生演劇界では影の薄い駒場ですが、最近では各劇団の規模も大きくなり、徐々に力をつけてきているように思われます。立ツ鳥会議は、図らずもそんな駒場の動向を象徴する座組になりました。年度末の忙しい時期ではありますが、どうか一度、駒場に足をお運びください。価値ある物語とともに、議員一同、心よりお待ちしています。 立ツ鳥会議議長(主宰、作・演出) 植松 厚太郎 |
その他注意事項 | 入場無料の公演となっております。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。 |
スタッフ | 舞台監督 小林 弘直 舞台 豊島 広史 松岡 賢 芋野 達郎 小林 泰斗 郭 学瀚 証明 相川 文明 片桐 聡 渡邉 瞬 渡部 靖郎 音響 丹野 優一 岩藤 美津子 中坪 俊 衣装 原田 彩 小道具 大谷 有佳 宣伝美術 原 絵里子 制作 舟久保 留美 吉田 悦子 落合 佑美 森澤 佑紀 櫻井 詩織 WEB 小島 明之 庶務 野口 裕紀 大竹 加耶子 協力 HAIKARA JET CHEESE |
春が来た。年度が変わった。
昨年度の交通事故死者数の総計が、警察庁から発表された。
ちょうどいい。トラックに轢かれて死に別れるカップルの話を書いた。
夏が来た。
七月も終わりの頃、湘南の浜辺で男子中学生が溺れた。意識は戻らなかった。
なるほど、その手があった。海難事故...
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