裏切りの街 公演情報 裏切りの街」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 22件中
  • 満足度★★★★★

    当時出てきたばかりの若手俳優・田中圭君と、色気たっぷりの女優・秋山奈津子さんの組み合わせが何ともエロい!
    お二人共本当に居そうなリアルな雰囲気を持った俳優さんで、凄くドキドキさせられました。
    秋山さんの夫役で出る松尾スズキさん、軽ーく笑わせつつも最後に思いっきりドライに裏切る演技が最高に上手かった。

    秋山さんの真っ赤なコートがとても印象的で、一輪の手折っては駄目だけど触れてみたくなる華の様でした。
    それ以降、ここぞという時は好んで赤い衣装を選びます(笑)

    ラストで、2人が一旦別れてはけていくも、なし崩し的に戻って来るというシーン。
    ずるずると緩くて甘い関係に溺れ続ける人間の弱さを面白哀しく描いた秀作でした。

  • 広い小屋でやるとはこういうことかと
    物足りなかったです。

  • 満足度★★★★★

    最高に凄い
    プロの芝居はすごかったです!

  • 満足度★★★★★

    人間関係の描写
    過激さと。事前情報は何も見ずに配役が気になって観に行った。3時間超の長丁場も初めてではあったが、美術、音楽、演出、構成となかなか見応えのある舞台であった。

    ネタバレBOX

    私的には、上半期の1位です。

    パルコ劇場、福岡市民会館の奥行きのある舞台を活用された美術。
    あんな使い方がるんですね。右の一番前からだと映像と橋本家の一部が見えないという難点はありましたが。

    松尾スズキさんは、シリアスな作品でも遠慮なくぶっ込んでくるんですね。

    田中圭さんとの掛け合いは、目の前で。ああいう、演技がしてみたい。

  • 満足度★★★★★

    神経がチリチリと痛い。
    松尾さん、三浦さんの名前。そしてポスターに惹かれ、何も知らずに観に行った。
    行った結果、3時間強の長い芝居であること、アフターライブがあることを知った。

    高さの差を使ったセットは視点を移動させることを楽しませてくれる。
    男と女、それぞれの部屋、喫茶店、ホテルと同じ舞台上にありながら高低、前後と使い違う顔を見せる。

    第1部は男女の出会いを見せる。
    大きな山はないが、イライラするほどじれったく二人が近づいて行く様子を見せてくれる。
    少し異常に感じるほどに優しい夫を演じる松尾スズキ、何かと世話を焼く安藤サクラもいい。
    ここのところ安藤サクラは、ブスでしかし、男にしがみつくという役ばかり見ている。

    第2部は展開が起る。劇的に。観ている最中何故か「序破急」の言葉が思いついた。
    起る出来事は想定内のことばかり。
    しかし、「なーんだ、やっぱりね。」とはならず、焦燥感がこみ上げてくる。

    登場人物の誰もが下らない人間でそしてそれを本人たちも知っている。
    そのことが観客の感情を平常なままにはさせないのだろう。

    実際、登場人物たちは大した言葉を発していない。(この場合は、妙にひねった言葉や難しい言葉という意味で)
    しかし、彼らの発する言葉は陳腐であっても彼らの言葉で発している。
    彼らは確かに生きている。そう感じた。


    松尾スズキが田中圭を威嚇するシーンは笑えた。
    が、もう少し松尾スズキの演技が過剰だったら台無しになっていただろう。ギリギリだった。
    また、いつも背中を丸めた演技の田中圭の、場面によっての丸め具合の差は良かった。

    個人的には暗転が多かったことがちょっとマイナスに感じた。


    客席は満席。
    田中圭と峯田和伸の人気だろう。

    ネタバレBOX

    松尾スズキの「この辺にしとけってことだよ」のセリフが個人的には気に入った。
  • 三浦大輔
    DVDで「愛の渦」だっけ?を観て、ちょっとひいたのだが、松尾スズキが
    出るということでおそるおそる観にいった。そこまで過激な表現はなかったものの
    今度はダメダメ人間のラッシュ。まるで自分の一部を見ているかのように
    これまた落ち込み。だけど!舞台は大変おもしろく、3時間20分があっという
    間だった。観てて辛いのにおもしろいという変な感覚。予想どおり松尾スズキ
    最高だった。でも、カーテンコールで登場した三浦大輔はエロかっこよすぎた。
    支離滅裂

  • 満足度★★★★★

    やられた.これはオレだ.逃げてばかりのダメな男女,ダメな大人のメルヘン.この二人が愛おしい.主題歌も沁みる.
    アイタタタ・・・。
    やられた・・・。
    ハマりました。
    千秋楽狙いだったんですが、もっと早く観てたらリピートできたのに。
    ざんねん。
    でも、だらだらと繰り返し観てしまったら、こっちがダメになってしまいそうな・・・。


    出会い系ダイヤルで知り合った、同棲中でヒモ同然のフリーターと
    中年専業主婦が、密会を重ねた末にたどり着く先は…。

    やめるにやめれない。
    お互いにばれてしまったのに、会うと帰れない。
    帰るのが怖くて、ずるずると朝を迎えてしまう。

    要するに、一緒にいて気が楽な関係だから。
    お互いにすべてを受け入れている関係。
    おまけになんだかんだ言っても、起きる問題も自然と回避できてしまって。
    何の責任もなく、ただデートを繰り返すだけのよう。
    確かに楽だし、理想かもしれないです。

    だんだん彼らが愛しくなってきて。
    そこへ来て、また、ラストが愛らしい。

    その先の「面倒で嫌な現実」を描かずに終わるのも、
    この物語の世界観からは正解であるし、
    それこそ「逃げている」わけでもあるのですが。

    やっぱりダメ人間は、だらだらと昼間からテレビを見っぱなし
    (いいともから・・・)で、バラエティやお笑いが趣味
    (特にブラマヨ?)というのが特長らしい。
    現代での当たり障りのない共通の話題で、常識的な大人から
    みるとバカにされるようなところがダメな部分の象徴かも。

    70年代後半の日本の青春映画のけだるさも感じる。

    上演時間休憩入れて、まさかの3時間15分!
    +カーテンコールの峯田さんの弾き語り+三浦さんのご挨拶
    トークで、ゆうに3時間30分を超えたと思うけれど、
    峯田さんの弾き語りが、これまた泣けるんだなぁ。
    叫びのような歌い方と「坂を登れば、あの人に会える…」
    っていう歌詞とか。

  • ポツドール、ではない。
    おもしろかった。けど……

    「パルコでの作品」としては◎。
    純粋に「三浦大輔作品」として観ると△。

    いつもは暗転になった途端に堰を切ったように観客が咳をし出すが、今回は演技中にそれがあった。客層・劇場のせいもあるだろうけれど、舞台上の緊張感・密度が三浦大輔作品としては希薄。

    『ボーイズ・オン・ザ・ラン』を見て三浦さんの対応力に目を瞠った。
    今回もそうだった。
    が、器用さを続けて2回見せつけられると今後もそちらに
    走られるのではないかとファンとしては不安になった。

    ドラマとしてはとてもとてもおもしろかった
    けれど、僕が演劇にもとめる欲求は満たされず。

    あと、前半の「性欲ではない何か」は新境地かなと思った。

  • 満足度★★★

    秋山さん♪
    秋山さんの予想以上の体当たりな演技にビックリ。

    ストーリー的にはそんなに面白くなかったかも。

    でも、舞台と演出は上手いと感じた。

    ネタバレBOX

    ホント秋山さんがあそこまで演じていると思わなかったから、
    セクシーシーン満載で、周りの観客が結構女の子が多くて
    あせりました・・・。

    2つのカップルのそれぞれの嘘と虚構が上手い感じに
    表現されていたので、そこは上手いと感じたが、
    後半のストーリーははっきり言って嵌らなかった。
  • 面白かった♪……のか?
    三時間!!
    という長さをあまり感じさせない♪
    ということは、面白かった。
    ということなのかもしれないが
    そうでないのかもしれない。
    何が面白かったのだろう。面白かったのは確かなんだと思うけれど…
    あれ?本当に面白かったのか?
    つまんなくはなかった。
    うん。
    金と時間を返せとも思わなかった。
    うん。
    初めてかもしれない。観劇後にこんな感覚になったのは。

    ネタバレBOX

    男と女。
    目に見えない不安感。
    どうしようもない倦怠感。流れ流されどこへ行くぅ♪

    リアルなんだよね。扱ってる題材とか、表現方法とか。ドラマチックでもある。なんかリアルの究極を目指してるっぽい。
    だから、リアル、ナチュラルじゃないところで、見ているこっちは急降下しちゃう。
    セックスの描写いれるのなら、もっと思い切ってやってほしかった。そこだけかなり中途半端…
    てか、ウソウソ、絶対もっと汚くて、エグくて、グロくて!!
    んで、美しいんだよぉ〜

    な〜んかそこだけ不満でした

    役柄だろうけれど・・・圭さんの姿勢を見てて、首が痛くなったのはいうまでもない。
  • 満足度★★★

    みた
    舞台の面白みのひとつは、限られた場所を切り取って、それゆえ見えない場所を想像する、させずにはおかない仕掛けにあるのだと思うのだけど、この舞台はいろいろなものを見せすぎていて、派手に装置使って高いカネ取ってまで舞台でやる意味あるのって考えさせられる。

    物語の筋はタイトルから想像したとおり。
    想像できてもなお面白い物語はあるけど、これはその中に含められなかった。

    ところどころ、説教めいたせりふがあって、そういうのが持ち味の作家ならそれもいいけど、「愛の渦」の後ではなんか萎える。

    セックスしたい。

  • 満足度★★★★


    松尾さんやっぱり、いいね
    飽きずに、楽しめました。

  • 5月22日(土)M
    長い。でも飽きず。ダメンズ最高!

  • 満足度★★★★★

    確かに、人間の本質を精緻に描写していると思いました
    三浦大輔作品を初観劇。センセーショナルな手法ばかりが前面にクローズアップされている感じを勝手に抱いていましたが、現代の、特に都会に生きる人の心の有り様を、丁寧に繊細に描いていると思いました。休憩入れて3時間15分、少しも長いと思いませんでした。

    ネタバレBOX

    公演パンフレット(1,500円)中のキャスト・インタビューで松尾スズキ氏が本作を、「(ポツドールより)ちょっとウエルメイド化した感じがする」と言っています。(「ポツドール」を観たことがないので想像ですが)ウエルメイドなテイストになったことで、彼が描写したいことをより多くの観客に届けることに成功しているのかな、という気がしました。
  • 満足度★★★★

    繰り返しの日常と静かな暴力
    とてつもなく静かに、
    そして繰り返すようなシーン、言葉にゆっくりとついていく観客。
    時に、暴力的な音楽でつきはなされても、そろそろと後をついていく…
    そんな時間がパルコ劇場に流れている気がしました。

    登場人物が全て愛おしくなるような作品でした。

  • 満足度★★★★★

    集中して見入ってしまった・・・
    ポツドールは最近の何作かを見てますが、それとはまた異なる感触の作品でした。
    今までポツドールは見た作品はもっと激しさがあったけど、この舞台は「静」という印象。
    決して熱くならない、今の時代をリアルに生きる人々を丁寧に描いていて、3時間と長い作品なのに全く飽きる事なく集中して見入ってしまいました。
    「静かな芝居」の青年団でももっと声を張るのに、このサイズの劇場で声を張らずに、でも確実に耳に言葉が届くという事で、役者さんの実力が高くないと成立しない芝居をサラリと見せてくれて素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    やはり三浦大輔さん演出なので、秋山菜津子さん、田中圭さんら役者陣の濡れ場は用意されていて、しっかりとそれに応える大胆さ。

    松尾スズキさんの存在がこの作品でひとつの染みのような存在になっていて、最初は愛妻家の旦那と思っていたら段々と正体が見えてきて、でもあくまでクールなままで。
    段々その存在が怖く見えてきました。
    自分の子供じゃないと分かっているのに自分の子供として産ませようと考えるのが怖かったです。
  • 満足度★★★★

    見せられた
    秋山菜津子さん、田中圭さんも新進の俳優とは思えないほどうまい。前半95分、後半85分、合計3時間であるが、もう終ってしまったのという感じで、一気に走り去っていった。演出も見事である。脇の俳優さんもしっかりとかためていた。

    ネタバレBOX

    効果音がめったやたらと大きいのは狙い?、芝居の静かさとの対比なのかもしれないが、ライブのような大音響は心臓が吃驚してしまった。適度にして欲しかった。
  • 満足度★★★★★

    「生温かさ」の極致
    圧倒されました!ストーリーを説明するのには140字もいらないこの物語が、3時間もの演劇としてドラマチックに成立している。それは、台本のよさもあるだろうし、役者さんの演技力もあるだろうし、大きなホールならではの舞台装置と、絶妙にマッチしている音楽もあったと思うんだけど・・・一番大きいのは、このテーマが「現代的な生暖かさ」というか「現代てこういう感じじゃないかと思わせてしまう」ところにあったんじゃないかという気がします。怖いです、正直。

    ネタバレBOX

    パンフにあるように、「罪か罰か」という乾坤一擲の状況が、その実なんとなく時間の流れの中で、生温かい着地になっていってしまうというストーリーそのものに、共感するともいえないし、非現実的と否定もできないし、自分としてどういうスタンス・立ち位置をとるべきか、観劇後もわからなくなってしまう危うさをはらんでいる気がしてなりません。いや、ま、高いだけのことはあるな・・・と、久しぶりに思った中ホールの芝居でした。
  • 満足度★★★

    歩く事まで描ききってますね。
    豪華な場面転換を使って、本公演では出来ない
    移動していく場面・会話も拘って作られた作品だとは思います。
    役者さんも上手い方ばかりだし、でも長いきはしてしまいました。
    1部・2部で区切ったのは解るんですけどね。
    観客へ響くように下にスピーカー入れてたみたいで、
    パルコでも身体に大音響が伝わるようになっていました。
    狙いだとしても、チョット気分が悪くなるような音は控えて欲しかった。
    見てはよかった、面白くもあった、でも期待とは少し違った舞台でした。

  • 満足度★★★★

    初日観劇
    大胆で、刺激的で過激な内容だったけど、お客さんの反応は、かなり良かったよ!
    うんうん! 笑ってしまうツボとか・・・  静かに流れていても飽きることの無い会話のやりとり・・・
    秋山菜津子さんと田中圭さんの会話は、面白い・・・ ウケル・・・

このページのQRコードです。

拡大