Application.8
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実演鑑賞
神楽坂セッションハウス(東京都)
2006/12/15 (金) ~ 2006/12/17 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.dna-system.com
期間 | 2006/12/15 (金) ~ 2006/12/17 (日) |
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劇場 | 神楽坂セッションハウス |
出演 | 渡辺美弥子、小原雄平、中川崇宏、道井良樹、高松亮、澤村一博、岩達佐代子(区間準急☆8:45発)、橋本綾子(区間準急☆8:45発)、野口雄介(神様プロデュース)、酒巻誉洋(elePHANTOMoon)、志賀聖子(ダムダム弾団)、宮島幸春(聖ルドビコ学園)、井内勇希、なしお成、前田晶之、美海、三田早紀子、森井陽子、中村真実、中澤佐紀、田中志乃、小澤諒(パーカッション)、熊谷俊之(ギター) |
脚本 | 竹田哲士 |
演出 | 竹田哲士 |
料金(1枚あたり) |
1,200円 ~ 1,800円 【発売日】 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ―いいよ。私は邪魔しない。だから、今は出てって。これ―私達の式だから。 【あらすじ】 結婚詐欺師の真木は、式の最中、その頭をフルに働かせて状況の把握と今後の展望を考えた。 彼は今まで同様今回も、そろそろ潮時だと見極めていた。金銭はできる限り巻き上げたし、次の相手を探そうかと思っていた。そもそも、この女にはうんざりしてきた所でもある。しかし、見誤った。女の結婚への執念を。今朝、けたたましいインターフォンの音で起された彼が部屋のドアを開けると、黄ばんだウェディングドレスを纏った女がべろんべろんの状態で立っている。悪い夢かと思っていたが、夢ではなかった。どうやら今日は、自分たちの結婚式らしい。神父の恰好をした宮司が訳の分からない祝詞を挙げている中、 酒臭い女と誓いのキスを交わした詐欺師は、完全アウェイの披露宴に臨むべく、詐欺師仲間を呼び出して会場へ向かった。 新婦である幸子は名前とは裏腹にそうでもない人生を歩んできた。 彼女にとってこの結婚式は三度目であり、過去の二回は、どちらも悲惨な結果に終わっている。一度目は当日に新郎が現れず、二度目は最中に、見知らぬ女に新郎を連れ去られた。父親は体裁というものがあるから、今回の披露宴に関しても反対であったが彼女はそれでもこだわった。愛刀を片手に式に臨む父親は、これ以上娘に傷がつかぬよう、万が一、式に不手際があった際には、その刀を躊躇なく抜くつもりであった。 今回は上手くいく。今度の男は逃がさない。 会場ではスタッフが頭を悩ます。 今日は披露宴のはずなのに何故かどこかの爺さんの生前葬の準備が粛々とされている。 あり得ない事に、手違いによるダブルブッキングだ。 どちらの当事者も間もなく会場入りする。そこで無責任なスタッフ達が思いついたのが、披露宴と生前葬を同時にやってしまえというどうしょうもない案であった。 幸子にとって、式はつつがなく進んでいく。はずだった。 解せないのは自分のドレスが控え室からなくなったり、そのドレスを着た爺が一緒に入場したり、高砂が草まみれになっていたり、司会者が馬の面を被っていたり、初めて会った新郎の両親が変人だったりと、数え上げればきりがない。一番解せないのは、友人の鈴が、新郎と抱き合っていた事だ。 真木はここでも見誤った。鈴も騙している女の一人だったが、まさか幸子の親友だったとは。 詰め寄る鈴をいつもの口先で丸めこみ、彼はこの披露宴を自分たち二人の式にすり替えようという、仲間も呆れるような強引な計画を実行する。 もはや幸子の居場所は会場になかった。思いつめる幸子は、湯田と出会う。 湯田は2度目の披露宴で、女と一緒に逃げ出した男。彼はとある理由から顔を隠してこの披露宴の司会をやっていた。湯田は幸子の手を引き、会場に戻っていく。彼はこう言った。「もう絶対に逃げない。」 彼女はベターハーフの意味を知る。それは「より良い相手」ではない。 生まれてくるときに半分に別れた自分。 その「より良い」自分の事なのだ。 ―今まで、いっぱい迷惑かけました。いっぱい心配させました。今まで、お世話になりました。 ―お前みたいな娘は、何処へ行っても心配かけるんだ。何処へでも行け。 様々思惑が混ざり合う、踊りと笑いの大披露宴。 電動夏子安置システムが2004年5月~6月に上演した結婚披露宴コメディ『Better Half』を、昭和音楽大学有志とともに再演。 結婚披露宴にさまざまな事情をかかえて臨む人々。それぞれの思惑が幾つかのハプニングによりさらに絡まり、事態は想像を絶するほどのおかしな方向へ。誰かの幸せのために、一度は手に入れそこなった幸せのために再び動き出す時間。披露宴は一体何処に向かって進むのか…。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 【プロデュース】 西村知紗 【演出助手】 高松亮 【照明】 谷川裕俊 【音楽】 的場和也・永野隆満・高橋音伊・田中亮介 【音響】 無津呂かい清太 【舞台監督・美術】 佐藤貴之 【衣裳】 高橋音伊 【小道具】 大庭瑞恵 【宣伝美術】 村上朋弘 【写真撮影】 荒多恵子 【映像撮影】 大瀧光司 【制作】 西村知紗・村上朋弘・我妻直枝・酒井智代・織田美紗子・吉岡悠 |
―いいよ。私は邪魔しない。だから、今は出てって。これ―私達の式だから。
【あらすじ】
結婚詐欺師の真木は、式の最中、その頭をフルに働かせて状況の把握と今後の展望を考えた。
彼は今まで同様今回も、そろそろ潮時だと見極めていた。金銭はできる限り巻き上げたし、次の相手を探そうかと思って...
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