地球割projectアトリエ公演
地球割projectアトリエ公演
実演鑑賞
シェルミッシュスタジオ(東京都)
2009/08/26 (水) ~ 2009/09/06 (日) 公演終了
休演日:8月31日
上演時間:
公式サイト:
http://scene6.navico.jp/
期間 | 2009/08/26 (水) ~ 2009/09/06 (日) |
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劇場 | シェルミッシュスタジオ |
出演 | 引野早津希、安田徳(演劇集団若人)、横手慎太郎、小林彩花、中西ぽち((株)ROARmusicks)、益田悠佳、ますみ |
脚本 | 高橋直人 |
演出 | 高橋直人 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 2,300円 【発売日】2009/08/01 前売り2000円 当日 2300円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ―物語より抜粋― それはクジラだと見るには大きすぎたように思います。 大きすぎるクジラの、噴き出す潮が黒く煙ったのが見えるので、 私たちは怖くてかたかたと震えておりました。 海面から出ているだけであの大きさなのですから、 海の中にある本体は、私たちの集落よりも、もしかしたら大きいのではないでしょうか。 だから私たちはそのクジラの化け物を、クジラ要塞と呼んだのです。 黒く巻き上げられた潮が空を汚す様子を見ていると、 堪らなく不安になったのです。 このままでは、あの青い、白い空は、黒く、灰色になってしまうのではないかしら。 などと、 私たちは、はらはらと震えていたのです。 ああ、本当に。どうして気付かなかったのでしょうか。 いつからだったのでしょうか。 たった一人でクジラ要塞に挑み、 どれほどの黒い潮よりも遠くへ行こうとする、 あの外人さんのせっかちな鬨の声が愛らしく響いている。 あれは、クジラ要塞を突き抜けて一人、 氷の城を打ち破ろうと振り返らない勇敢で孤独な外人さんが 私たちに向けた歌だったのかも知れません。 クジラの声は、知ってますかあなた。 朝日の昇るあそこから、夕日の沈むあそこまで、あなた。 濁る事なく届くのです。 あのせっかちな外人さんの、あの愛らしい奇声もきっと、 今頃は朝日と夕日の果てで、私たちを呼んでいると思うのです。 それもようやくちょうどいい耳障りで、そよいでいると思うのです。 ―――――――――――――――――― 地球割project初!稽古から一貫してアトリエで行う! 正真正銘のアトリエ公演!! 独自の文化信仰を掲げる集落が、 鎖国問題に揺れる『外人』を凝視する。 照明、音響、空間演出のすべてを担うは役者の皮フ。 江戸時代を生きたとある隠密を原題に地球割が放つ亜空間芝居! 乞うご期待!! |
その他注意事項 | |
スタッフ | 舞台美術 坂享宣(ソマリ工房) 舞台監督 トミタチヒロ(ソマリ工房) 当日運営 栗原友(ねこやしき) 衣装アドバイザー 長谷川夜子 制作助手 千絵 |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー5
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それはクジラだと見るには大きすぎたように思います。
大きすぎるクジラの、噴き出す潮が黒く煙ったのが見えるので、
私たちは怖くてかたかたと震えておりました。
海面から出ているだけであの大きさなのですから、
海の中にある本体は、私たちの集落よりも、も...
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