満足度★★★★
満足した公演
西鉄ライオンズの常勝~低迷時期を、時代背景とともに描いた作品。
脚本がよく、とても満足した。
高橋由美子さんと有坂来瞳さんがとても印象的だった。
私が観劇した日は元西鉄ライオンズの豊田さんが観劇しにきていた。
満足度★★★★★
超拾い物舞台でした
何となく、安く券が手に入ったので、高橋由美子さんと松金さんに引かれて観に行ったら、これがもう大ヒットでした。
私は、大の大洋ファンの父の元で育ったので、他球団の応援なんてあり得ない子供時代を過ごしたのに、まるで自分が西鉄ファンだったかのような郷愁を感じて、懐かしさに胸が何度もこみ上げる自分の感情が不可解でならないほど、観劇の間ずっと登場人物の全てに自分を重ねて、一緒に人生を過ごしたような感覚に囚われました。
以前、日テレの「夜のヒットパレード」で拝見していた有坂来瞳さんの好演にも大変驚きました。
高橋さんと松金さんは、期待通りでしたが、いつもは脇役の多いたかお鷹さんが、何と、回想の少年役がとてもお上手で、見た目は中年男性のままなのに、純朴な少年に見えてしまうところが、驚愕ものでした。
東憲司さんの脚本、演出も素晴らしくて、これはもう、福袋の中身が大当たりだったような、予期せぬ大収穫舞台でした。
満足度★★★★★
隣のおじちゃん泣いてた
桟敷童子ファンのあたし。
だから東さんの作品見たくていったのさ。
西鉄ライオンズの時代なんてわかんないけど、すごい良かった!
隣に座ってるおじちゃん2回は泣いてた。
あたしの田舎にいるお父さんも九州出身のかつて野球少年だった。お父さんにこの芝居見せてあげたかったなぁ。って思いながら観てたら、あたしも泣けてきた。
終演後となりのおじさんに「あんたも泣いとったなぁ」って言われちまったよ。
満足度★★★★
「ヨネクラ文字」にニヤリ
故郷を離れ東京に住んで久しいキヨシが久々に帰省した博多で振り返る昭和32年夏から33年春までの数ヵ月…。
西鉄ライオンズの勝敗に一喜一憂する町で近所のオバちゃん、映画監督に憧れるニイちゃん、在日朝鮮人の少女やヒロポンを打ちながら仕事をする娼婦などに囲まれて育ったキヨシの小学生時代がどこか懐かしく、今は失われてしまったナニカが舞台からあふれ出て来るよう。席が最前列だったので、そのあふれて来る度合いも格別か?(笑)
物質的・環境的には当然現在の方が富んでいるにもかかわらず、本当の豊かさとは何だろうなどと考えさせられたりもして。(あぁ、何たる紋切り型表現!(爆))
昭和33年の早春、相次いで訪れる別れがまた切ない。死別は1人だけとはいえ、それ以外での別れもあれだけ集中すると…キヨシ少年の心中、お察しいたします。
なお、美術がヨネクラカオリで、広い舞台だけにもちろん装置が段ボール製などということはない(笑)ものの、優勝パレードを観る場面での旗に「ヨネクラ文字」を見出してニヤリ。
満足度★★★★
これは良かった!!!
私は全く野球のことはあまりわかんないんだけど、
今地元のソフトバンクホークスを応援している身としては
ほんとはアンチライオンズで観なきゃなんなかった。
でも、そんなどこのファンとかいうことは全く別として、
当時の西鉄ライオンズ時代とその周りの出来事が
鮮やかによみがえってきて、本当に良かった、いいお芝居だった。
溜息が出た作品だった。
満足度★★★★★
登場人物がすべて愛おしい
人がいて(人が生活して)町がある。
町の記憶、町の匂い。
地に足つけて生きる人たち。
作・演出の東節炸裂とでも言おうか、もちろん桟敷童子とは違うテイストだが、根底に流れる、人、生命、絆、町(共同体)への強烈な想いは同じだ。
かなりベタなつくりかもしれないが、登場する人々がすべて愛おしい。
どんな仕事をしていても、チンピラであっても、人が人であること、生きていることが美しいと思える。
美しさの中には、強さと弱さと哀しさが同居しているのだ。
満足度★★★★
脚本力!!?
野球がわからなくても、十分に楽しめました。好きなものへの執着というか、作・演出の東さんならではの福岡への愛情というか。。。役者さんのベテランの方々でとても安心して観ることができました。今日、初日だったのですね。