タカイズミプロジェクトvol.2
- カエルの王子が導く超個人的恋愛作法 -
実演鑑賞
青山円形劇場(東京都)
2009/05/28 (木) ~ 2009/06/07 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.takaizumi.net/work_05.xhtm
期間 | 2009/05/28 (木) ~ 2009/06/07 (日) |
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劇場 | 青山円形劇場 |
出演 | 高泉淳子、山本光洋、雨蘭咲木子、遠藤守哉、湯澤幸一郎、藤原祐規、高島玲、ロイック・ガルニエ |
脚本 | 高泉淳子 |
演出 | 高泉淳子 |
料金(1枚あたり) |
5,000円 ~ 5,000円 【発売日】2009/04/25 ¥5,000(全席指定・税込) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 昨年の「Over The Rainbow・・・・・・?」に引き続き、作・演出・主演:高泉淳子と、美術・衣裳:宇野亜喜良によるコラボレーション第2弾。 「タカイズミプロジェクトVol.2 Second Lesson~カエルの王子が導く超個人的恋愛作法~」、奇想天外なデタラメワールドをお楽しみください。 不思議な、ありそうにない、個人的な愛の話。 だけど、いつも近くで起こっているかもしれない物語 人生において……、 一人で生きていけるという信念をまず持つ、これが“FIRST LESSON”。 次にその信念を木っ端微塵に壊していく、これが“SECOND LESSON”。 SECOND LESSONで、我々は思いもよらぬ体験をし、自分の中のまだ見ぬ自分に遭遇する…。 『そこがどこであれ、それが見つかりそうな場所に探しに行ってみませんか』 彼女はある日、ポストの中にそんな物語の1ページを見つける。 都会の日常の中でなんら変わりのない生活を送ってきた、独り暮らしの女と独り暮らしの男。 ふと想う。「愛している」と自分から口にするなんてことは一度もなかった。 何故……。 女は子供の頃から、『カエルの王子』の夢をよく見る。醜いカエルを思いっきり壁に叩きつけて、きれいな王子に変身するのを待っても、王子は現れない。いつまでもベッドの下で血だらけになってもがき苦しんでいるカエル。「僕じゃ駄目ですか……」、か細い声で請い願うカエル。このカエルが息絶えない限り、王子は現れない。瀕死のカエルを踏み潰すそうとする……。怖くて目が覚める。 男は年を取ってから、何故か『カエルの王子』の夢をよく見る。お姫さまに壁に叩きつけられることを承知で、カエルは嫌がる彼女に近づいていく。血だらけになったカエルを見て、泣きながら抱き上げられるのを待つ。すると、突然きれいな王子が現れ、醜いカエルは自分の仮の姿だったと彼女に告げる。ふたりが抱き合うのを意識がもうろうとする中で見つめるカエル……。男は涙する。「彼女に『愛している』と打ちあけられたカエルは幸せだ……」と。 ある日、男はカフェで本を読んでいる女性に目をやる。本の中に自分の身を忍ばせている彼女に心を魅かれる。そして、彼女のポストに、物語の1ページを投函する。 「僕は恋をしつづけることができるあなたのパートナーになりたい。 そして、一方的にずっと恋をして生きていきたい。 たとえあなたから愛されなかったとしても、僕は愛を返し続けたい。 そしていつか、それがもう何が起こってもゆらぐことのない無償の愛だったと思えたら、僕はそれでいいと思うのです。 僕はあなたに心の負担をかけるつもりはありません。けれど、もし万が一あなたが心に負担を負ってしまったら、それは、すみません、自己負担にしてください。 あなたがよく行くあのいつものカフェに、あなたの行きたい時間に来てください。 僕はそこで待ってます。」(交通費、通信費、コーヒー代、ホテル代(その場合)、自己負担) 彼女の人生の小さな沈黙に、1ページの愛の物語が侵入してくる。その誘いの言葉を読んだとき、彼女は初めて自分の中にあるファンタズム(妄想)を満たしたいと想いが、不思議なくらい自然に込み上げてくる。 物語は始まり、ふたりはカフェで出会い、一日を過ごす……。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 作・演出:高泉淳子 美術・衣裳:宇野亜喜良 遊機械オフィス×青山円形劇場プロデュース タカイズミプロジェクト Vol.2 平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業) |
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