公演情報
「親の顔が見たい」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
よかった。一人の女子中学生が「いじめ」で自殺し、その遺書(手紙)で名指しされた、5人のクラスメートの女子の親(親代わりの祖父母もいる)、8人が学校に集められ、教師たちと、いじめ問題の真偽、そして、親としての責任に向き合っていく。
次第に明らかになるいじめの内容が深刻で、こんなことを子供が起こしたら自分ならどうするのだろうと考えさせられた。深刻な例として、かつての山形マット死事件を思い出した。あれは、裁判では、結局誰がいじめた(マットです巻きにした)かわからなくなってしまったが、いじめを親たちが必死に隠蔽しようとする姿にダブって見えた。
現役の教師が親の役を演じていたが、うまかった。また、役者ずれした者でない、教育現場にいる人ならではのリアリティーがあった。
畑澤聖吾さんの戯曲は各地で上演されている有名なものだそうだが、よかった。
満足度★★★★★
とても素晴らしいお芝居でした。また、とてもいろいろ考えさせる内容でもありました。早速、子どもと話したくなりました。そんなきっかけにもなるこの作品、演者の方も素晴らしく、一人一人の考えや気持ちが伝わってきて、胸が痛くなる場面もありました。本当にたくさんの人が見るべき舞台だったと思います。
また、現役の先生が演じられていたとのこと。素晴らしいです。きっと実際にお仕事をされている中での感情もあるのでとも、勝手に後で思っていました。
本当に素晴らしい作品だったと思います。次回作も期待ですがいつか本演目も再演してみてください。
満足度★★★★★
渾身の千秋楽、観てきました!えぇもう素晴らしい公演でした。
会場出口のドアさえ開かなければ、いつまでも拍手が鳴りやまない程の勢い。
スタンディングオベーションをされていた方々の気持ちもよく分かります。
いじめが疑われる生徒の親と学校側の揺れ動く1時間55分。
学校が舞台とはいえ、これは社会生活を営む者すべてに当てはまり突き刺さるであろう内容。
演劇ファンならずともリアルで人間臭い光景に自然と引き込まれ、やがて考えさせられる・・・現実としっかり繋がっている様な時間がそこには流れていました。
学校に呼び出されたのは自殺した女生徒の遺書で名指しされていたクラスメートの親達。
父・母・祖父・祖母、それぞれの人柄が如実に表れた言動がとても興味深く、どんなにみっともなかろうが我が娘を守りたい親心は皆一緒である事を思いっきり見せつけられます。
学校サイドの対応姿勢が現実レベル(これはこれで悩ましい)に真っ当な分、より親達の心の内がハッキリ浮彫りとなって、これは共感と言ってしまっていいのだろうか、思わず被害者側の哀しみに対しての配慮が霞んでいく様な感覚に。
その為か最初のうちこそ思わず噴き出してしまうくらいの余裕があったのですが、後半はもう居た堪れない程の緊迫感。
会場全体が固唾をのんで事の成り行きを見守っている状態に。
「学校が悪いのか?教師が悪いのか?親が悪いのか?」その難しい答えのヒントは、もう時すでに遅しの顛末から透けて見える過去の日常の中にいくつも転がっていたのだと気づかされます。
出演者の13人中、7人が現役学校教師との事。
本業の役者さんがこちらの7人に寄せていた様子もなく、むしろ迫真の演技でぶつかっていたのに対して全く引けを感じさせない彼等の自然で堂々たる演技。
意義だけではなく、もう完全な表現者、現役教師だなんて言われなければ全く分かりませんでした。