三人姉妹 公演情報 「三人姉妹」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.0
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  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/07/11 (木) 15:00

    一言で言うと「膝パット芝居」(笑)役者の皆さんの膝に目が行く。あれだけ、這いつくばったり、倒れこんだりすれば、膝が擦り切れるだけではなく、膝傷めないかな。

    「三人姉妹」を葛藤あるいは格闘として表現しきった作品。
    始めは何のこっちゃと、「三人姉妹」のストーリーがぶっ飛んでしまう。何とも騒々しい動きと煩雑なセリフ回し、ところどころにみられるしつこい反復表現。
    しかし、それでも登場人物たちのもがき続ける姿が、次第に浮き彫りになっていき、最後にはしっかりと「三人姉妹」を観た気になってしまうのだからしょうがない。

    劇場では、地点人気の大きさを感じた。私は生で観るのが初めて。(「山々」をビデオで観た)
    こういう舞台が好きかと言われると?なのだけれど、これが私たちの解釈した「三人姉妹」ですよ、と提示されてしまうと、そうですかと納得し、忌避する気にもなれない。不思議な舞台だった。もう一度観たいですかと言われると、今度はうーんともなるのだけれど。
    けして、薦められる作品とは言えないけれど、作品の意義はそれとなく感じ入った。

    あの白い粉は小麦粉?そして、上手下手の床に描かれたローマ数字の意味は?

  • 満足度★★★★

    全く斬新であっけにとられたまま終わる75分。九人の登場人物は、四つん這いで現れ、くんずほぐれつ、相手を変えながら、二人組で絡み合い転げ回りながら、コラージュされたセリフをしゃべる。

    舞台の上には舞台はばほぼいっぱいの透明の2メートルほどの高さのアクリル板の壁がある。それを登場人物たちが力一杯押したり引いたりするのも、舞台の運動量をあげる。セリフは叫ぶような大声で、チェーホフと聞いて思い浮かべるような陰影はない。衣装も体操着のような動き回りやすい気能的なもの。韻を踏むような、単語を解体するような独特のセリフ回しは、音楽性の回復なのか、意味の解体なのか。

    チェーホフの人物たちの抱えた鬱屈は、表面のベールを剥ぎ取れば、身悶えするような、熱いマグマがたまっているということなのだろうか。心理の熱量を肉体の運動量に変換してみせた。
    まだるっこしい駆け引きでできた、19世紀ロシアの社交芝居を3時間見せるより、オブラートを全て取り去って、75分の悶絶パフォーマンスを見せるという潔さがすごい。観客に小手先の演技でなく、文字通り体を張って挑戦してくる。それが、意外にケレンに終わらず、じかに響いてくるものがあった。大音量の効果音やアクリル板を叩く大きな音もその点で効果があった。

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