叫べ!生きる、黒い肌で 公演情報 叫べ!生きる、黒い肌で」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
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  • 満足度★★★★

    公民権運動の嵐が吹き荒れた時代のヒューマンドラマ、グッとくる熱いパッションを感じましたね。ニーナ・シモンは殆ど聴いたことがないので、マックス・ローチのWe Insist!を頭の中で鳴らしながら、観ていました。

  • 満足度★★★★★

    主役の方の歌に聞きほれてしまいました。よかったです。欲を言えば、やっぱりピアノの生演奏も聴きたかったな。

  • 当日パンフの解説が観劇の手助けになりました。

    ネタバレBOX

    でも事実を誤認している部分があったので、蛇足ですが参考にまで。

    元々KKK団は黒人排斥を求めてできた団体ではないということ。
    南北戦争後にできた第一次クランは「黒人を懲らしめてやろう。躾けてやろう」(あくまでも彼らの論理で)という目的でできた集団だということが一つ目。
    その第一次のクランでは鬼みたいな面をつけて赤っぽいマントをつけていた(私はこの話を聞いてナマハゲを連想してしまいました)らしいです。これが誤認の2点目です。

    解説に書いてあった、白い衣装をつけて、有色人種などの排斥を主張してできた団体というのは第二時以降のクランです。

    シバーナ達を迫害したのは第三次のクランですね。

    ネタバレではないけれど、蛇足なのでココに書いておきました。
  • 不満な点はまだありましてね。

    主演の女優さんは歌が上手い!

    ネタバレBOX

    でも英語がだめだった。
    別に50~60年前の南東部の訛りの再現までは要求しないけど(本当は望むけど)、歌が重要な劇なのだから。
    これっだたら日本語訳で歌えば良いのにと思ったら、最後は日本語で歌っていましたね。
    その方良いと思います。
    「サマータイム」もそうしたが良かったと思います。

    ニーナには顔も声も似ていないけど、それは気になりませんでした。
    だって彼女はシバーナだから。

    お母さんは本当にアフリカ系っぽく見えました。
  • せっかくドラマ、せっかく舞台なのだから、心のありようとか心の動きとかとかを見せてほしかったです。
    前作の「optimism」ではそれが見られたけど、今作では出来事やエピソードの披露に終始したように感じられました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/05/09 (木) 14:00

     2019.5.9㈭ PM14:00 サンモールスタジオ

     花曇りの風の強い昼下がり、小西優司さんが出演されているアブラクサス『叫べ!生きる、黒い肌で』を観に新宿御苑駅からサンモールスタジオへと向かった。

     劇場に入り、前から二列目の席に着き、目を前に向けると、舞台奥2段上がったところにピアノ、その上に金のフリンジで作ったようなシャンデリア、舞台右手前には木製の丸いテーブルと三脚の椅子がある。

     この舞台は、1960年代アメリカで、公民権運動に参加し、肌の色によって差別されていた人々の自由を求めたアーティストニーナ・シモンをモデルとし、彼女が親友の事を思いながら作曲した『若き、才気ある、黒い肌で』という歌からインスピレーションを得て生まれたアブラクサスのオリジナルストーリー。

     1960年代のアメリカ、400年に渡る人種差別への抗議運動が盛んな時代、アフリカ系アメリカ人のシバーナは、幼い頃からアフリカ系アメリカ人初めてのクラッシックピアニストになる為、教育を受けて育ち、音楽大学に受験するが大学に入れずピアニストを諦め、生活の為に酒場でピアノを弾くようになり、そこで、アフリカ系アメリカ人の自由と人間としての尊厳を求める公民権運動に身を捧げるビリーと出会い、親友になり、自らも運動に参加しのめり込んでゆく。

     アフリカ系アメリカ人が、電車や交響施設、レストラン等で、人種差別により、白色人種と分けられ、選挙権すらなかったのは、そう遠い過去ではない。そんな公民権運動激しい時代、行き過ぎるまで、その運動に身を投じ、歌い続けたシバーナの人生を回想シーンを中心に紡いで行く舞台。

     今日が千穐楽であり、テーマになっている内容が内容なだけに、私自身まだこれからも考え続けなければいけない問題でもある為、詳しく感想を書く事は難しい。なので、今は、観終わって感じた事をそのまま書く事で留めたいと思う。

     人種差別とその差別により奪われ、虐げられて来たアフリカ系アメリカ人の自由と人間としての尊厳を求める公民権運動という、内容に一言では言えない、様々な問題やテーマが織り込まれているが、ニーナ・シモンがモデルのシバーナの、音楽にかけた思いと情熱、歌に込めた祈りと闘いに、胸が軋み、圧倒的な熱と命を感じた。

     時に暴走するまで、公民権運動に傾倒して行くシバーナの葛藤と痛みと想いは、Setsukoさんだからこそなし得たシバーナだと思う。ニーナ・シモンがモデルのシバーナの全身から噴き出すような思いと叫びのような歌は、Setsukoさんだからこそ、表現し歌えたと思う素晴らしさだった。

     小西優司さんのリチャード・フォレストは、最初の目的はどうあれ、敢えて自分を悪者にし、自分の命をかけてビリーとビリーのお腹に宿った命を護ったその思いが、切なくも深く胸に沁みた。

     遅々として変わらない事に苛立ち、暴走して行くシバーナや仲間たちの中にあって、非暴力による公民権運動を成すことで変えようという強い信念を貫く羽杏さんのビリーの真摯で凛とした姿に、心動かされた。

     シバーナの人気と名声、シバーナの歌声が生み出す金と名誉を護る事に汲々としているように見えた石田太一さんの夫アンディの一連の発言や行動は、シバーナとシバーナのお腹に宿った命を護ろうとして、宿った命を守り切れなかった彼のせめて、シバーナだけでも護りたいという愛ではなかったか。

     明るくなく、重いテーマの話である。けれど、目を背けてはいけない問題でもあり、この頃より大きく改善されたとは言え、今でもまだ根強く残る人種差別。

     マイケル・ジャクソンですら、黒い肌を持つという事で、差別に苦しみ葛藤したという。それ程に根深い問題である。

     いつの時代であろうと、国や人種、肌の色で差別や排除されることなく、国、環境、人種や肌の色に関係なく、自分自身に誇りを持ちたいという思いが、膚に胸にキリキリと刻みつけられるように伝わって来る舞台だった。

                    文:麻美 雪

  • 満足度★★★★

    観劇三作目です。前作に比べ演出が成長したようにも思えるが、まだまだここというところのメリハリが足りない気がする。照明使いにムラ有り。オヤジさんじゃないが、歌える人がいるというのにそれを活かさないのはもったいない。キャパとしては大きい劇場ではないので台詞マイク無しは当然だが、歌のシーンだけはやはりマイクでその世界を広げ包むことも必要では?生声だと少々粗がわかってしまい、演出の上手い切り替えもないので“聴かせる歌”にはなり切れなかったと思う。芝居も大事だが、舞台には魅力も必要だと思うが。
    今まで存在の薄かった男性陣がはっきりしてきた。確かにバランスが良いとは言えないが、全体レベルは上がっている。これはプラス。
    個人的に羽杏さんは押し女優さんなのだが、今回は普通の芝居が出来る女優さんで終わってしまったのが残念!彼女にはもっと難しい演じにくい役がお勧めかと。

    次回作期待しております。

  • 満足度★★★★

    物語はシバーナ(ニーナ・シモン)とビリー・ハンズベリー(ロレイン・ハンズベリー)という2人の黒人女性の交流(フィクション?)を通して描いた”反黒人差別”という人間+社会ドラマのようだ。
    内容はドキュメンタリーを観るような重苦しさがあるが、回想手法と劇中歌によって演劇公演としての面白さを観せている。その視点は黒人側であるが、当時のアメリカの状況と黒人が抱いていたであろう感情は分かり易く描けていた。
    できれば、差別行為がもう少し具体(視覚)的に分かると感情移入がしやすいと思うが…。
    (上演時間2時間) 2019.5.13追記

    ネタバレBOX

    セットは段差を設け、上手側にテーブルと椅子、下手側に金モールのようなシャンデリアとピアノ。中央部は店内ステージや楽屋・控室をイメージさせる。舞台はシンプルであるが、それはセットによる物的印象よりも心象形成を大事にしたいとの表れか。

    物語は、1986年から1953年へ遡行し、アフリカ系アメリカ人のシバーナ(Setsukoサン)の娘サラ・ウェイマンが祖母や叔父を訪ね、若かりし頃の母親のことを訊ねるところから始まる。シバーナは、幼い頃から黒人ではじめてのクラッシックピアニストになるための教育を受けてきたが、大学に入れずピアニストを諦め生活のために酒場でピアノを弾くことになる。そこでビリー・ハンズベリー(羽杏サン)と出会い、交流を深めることによって黒人への人種差別反対運動へ身を投じていく。その活動を通して当時のアメリカ社会における人種差別の実態が浮き彫りになっていく。タイトルにある”生きる”は、本人の生き様であると同時に、宿した”命”の生きるにも通じ、将来への希望(人種差別のない)を指すように思える。それゆえ回想シーンによって始まるのでは?

    この公演は、黒人歌手の人物描写に力点を置いたのか、人種差別という社会問題に重点があるのか。もちろん、歌手である前に黒”人”であり、その境遇に不平等があれば改善運動をする。その活動は、その人の生き様であり人格そのものでもある。しかし芝居としては、人の内面心情を描くのか、その人が生きた社会環境を描くのか、その視点・力点によって脚本・演出が異なるのではないだろうか。
    例えば、内面心情を描くのであれば、歌手という職業柄もっと歌うシーンを増やし、場合によってはピアノ演奏も行う。一方、黒人への人種差別反対という社会性を強調するのであれば、もっと虐げられたシーンを入れる必要があると思う。確かにレストランにおける着座の差別シーンはあったが、それ以外は台詞(選挙権なし等)によるもの。視覚に訴えることが出来る芝居の特長をもっと活かしてほしいところ。

    物語の力点は判然としなかったが、シバーナという黒人女性歌手を通して1960~70年代のアメリカにおける人種差別が浮き彫りになってくる。繊細な感情表現、緻密なプロットという細微という丁寧さと同時に、骨太なテーマを据えた力作。役者はキャラクターと立場を際立たせた熱演。感情表現に濃淡がありバランス的には粗も見えるが、公演全体(脚本・演出等)の力強さが役者個々の演技にも好影響を及ぼしていたと思う。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    観てきました‼️
    歌も芝居もストーリーも、良かった🎵
    人生とは…考えてしまいました(笑)

  • 満足度★★★

    ニーナ・シモン(Nina Simone)ってかなり通好みですね。YouTube で彼女の Summertime を聴いてみると「ナンジャコリャ?」です。これと同じ調子で歌ってもサンモールスタジオでは皆さん天を仰いでしまいます。そこで Setsuko さんはお話全体の調子に合わせて自分流に歌ったのでしょう。しかし私的にはもっと派手にやってほしかったなあ。短かったし。ちゃんと聴きたい人はライブに来てねということなのでしょう。

    お芝居の方は役者さん達のテイストがバラバラでサザエさんに悟空やルフィが出てくるような違和感がありました。

    そうそうオヤジ♪さんに同感でピアノは「置くなら弾け、弾かないなら置くな」と言いたい。(後日記)「置かれたピアノは弾かれねばならない」と書くべきだった。

  • 満足度★★★★★

     必見! 華5つ☆(若干追記2019.5.12)

    ネタバレBOX

     オープニング早々、ビリーがシバーナにリクエストしたのは、「ストレンジフルーツ」ビリー・ホリデイの歌った有名な曲である。この異様なタイトルだけで感受性の鋭い人は震撼せざるを得ない程凄まじい内容の歌であるが、これだけ劇作家としても才能のあるアサノさんが、大変長い時間を掛け、練った戯曲だけあってその構成の見事さについても特筆に値する。今回もアサノさんは作劇・演出・女優として八面六臂の活躍だが中心になる歌手役にプロの声楽家をキャスティングしている判断も正しい。
     クラシック畑で育ったシバーナはこの曲を知らなかったので「サマータイム」を歌うのだが、胸に染み入るような歌唱は、演じたSetsukoさんが曲の魂を正確な英語発音で表現して見事である。
     一見して分かる通り、今作はアメリカの黒人差別が一応撤廃されるまでの20世紀中盤から後半への過渡期を描いた作品であるが、多くの日本人には差別の意味する所が分かっていないようである。差別の最も顕著な特徴は、差別する側にとって、被差別者の痛みが理解出来ていないということを理解し得ていないということにある。今作でも、リンチにあった黒人を笑物にしている白人の話が出てくるが、これと全く同じ本質を持つ差別がイスラエルのシオニストによって元々パレスチナであった場所で、日々パレスチナ人に対して行われている。
     物語は白人と黒人のハーフとして生まれたサラが育ったフランスからNYへ来、「母」シバーナの話したがらない過去の来歴を訪ね歩く所から始まるのだが、それには、母の親友、ビルとの関わりから始めねばならない。母は教会のシスターの娘として生まれ、カーネギーホールでピアノリサイタルを開くことを夢見るバッハファンのうら若き娘であったが、その天才的な才能にも拘わらず、クラシックの世界からはハジキ出されてしまった。失意の末彼女は場末のバーでジャズピアノ等を弾き始める。この店で出会ったのが、後に親友になるビリーであった。
  • 満足度★★★★

    無くならない人種差別ですが、こんなひどい状況が5、60年前くらいであったことを再認識しました。自身の才能に目覚め、権利を勝ち取るために戦い、犠牲を強いられる姿が痛々しくも雄々しくて胸に響きました。彼女を支え、自分自身も変わっていくビリーも素敵でした。
    せっかくの歌声。もっと聞きたかったです。

  • 満足度★★★★★

    こころにいつまでも残る内容でした。

    ネタバレBOX

    波乱な人生の話でした。話の展開とタイミングの変わり方が絶妙ですね。確かで、強いメッセージとして心に残りました。険しかったけれど、前向きに進んだ人生に、エールを送りたいです。
  • 満足度★★★★

    差別に対するメッセージ劇かと思っていたが黒人女性たちの人生ドラマであった。人種差別は実感がないのでその臨場感はうすかったが、人生ドラマとしては、LIVE感もあって面白かった。SETUKOさんはプロ歌手なのですね。情感深い歌が素敵であった。

  • 満足度★★★★★

    初日を観劇。
    歴史的な様々な出来事やそこにいた人々の思いを、凝縮して作り上げていて見応えある作品。
    主演Setsukoさんのストーリーが進むにつれて、顔つきが変わり、モデルであるニーナ・シモンそのものに見えてくる迫力が凄かった。
    歌も圧素晴らしかった。

  • 満足度★★★★★

    シバーナ役のSetsukoさんの迫力ある歌声が素敵だったのでもう少し聞きたかったぁ。
    衣装チェンジも数回あったのだが、可愛らしいドレスからアフリカの民族衣装に代わっていくのがシバーナの心情を表しているようで良かった。
    初日だからなのか少し台詞のつかえが気になったが、黒人差別問題が色濃く出ている舞台だったのでだんだんと切なくなり涙が・・・

  • 満足度★★★★

    2時間弱のお芝居でした。フライヤーから受けるインパクトが芝居からは伝わりにくかったように思います。前にこの劇団のヘレンケラーの芝居をみせていただいたことがありとても期待して出かけたのですが少し物足りなかった感がありました。

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