夢見る喜世子レヴュー 公演情報 夢見る喜世子レヴュー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/08/17 (土)

    本公演時はスケジュールの都合で観ることが叶わなかったが、今回(2020年8月21日)、観劇三昧で漸く視聴することができた。

    映画「肉体の門」でもお馴染みの、有楽町・新橋界隈をネグラとする娼婦たちの夢と生き様を描いた1時間41分の作品は、主演の真寿美さんを初め、役者さん達の力演に引っ張られるように、(最後は涙腺崩壊したまま)ラストまでひと息に観ることができた。

    ただ、視聴し終えて改めて感じたことだが、やはり本作は、カメラを通してではなく、
    花まる学習会王子小劇場のナマの舞台で「体感」したかったなぁと。

    【追記】
    門真国際映画祭2020【国内作品 舞台映像部門】で
    「最優秀撮影賞」
    「最優秀主演女優賞(真寿美さん)」
    「最優秀助演女優賞(橋本美優さん)」
    受賞。

    ネタバレBOX

    【配役】
    トキ子…真寿美さん
    キヨ子(娼婦たちに夢を与えてくれた「神様」)…橋本美優さん
    ハナ(新入りの娼婦。丸岡と恋仲に)…森本あおさん
    ウタ子(あまりにも安易な時代の変化を拒絶して娼婦になった元・愛国少女)
    …石垣エリィさん
    ナツ子(生まれた子供が黒人兵とのハーフで…)…槇野レオナさん
    キミ(妹たちを育てるために娼婦に)…青木真美さん
    カナエ(金山に騙されて仲間を裏切ることに)…佐藤沙紀さん
    カヅ子(トキ子の旧友。看護師)…高橋奏(たかはし・かな)さん
    八重(カヅ子の妹)…大和田あずささん
    キネ(トキ子たちと対抗するグループ)…きだたまきさん
    ミドリ(トキ子たちと対抗するグループ)…伊藤沙帆さん
    イク(トキ子たちと対抗するグループ)…守谷花梨さん
    ノリ子(トキ子たちと対抗するグループ)…伊冬ともこさん
    金山(地回りのヤクザ。トキ子たちの住む廃墟の土地を狙っている)…市原一平さん
    丸岡(売れない作家。幻の存在である喜世子に関してのルポを書く)…松浦康太さん
  • 満足度★★★★★

    死に至る病が「絶望」ならば
    生をもたらす薬は「希望」
    ただその薬は副作用が強く依存症状も激しい
    明るく楽しくあればあるほど、ぶり返すもっともっと欲しくなる
    僕もそうなのだけど「希望」は怖い
    裏切られるのが怖い、触れるのも怖い、すがってしまう自分が怖い
    人生を壮大に色付けして
    音楽と踊りをまぶしたまさにこれはレヴュー
    つまり他人の人生は消費できてしまうということ
    歌や踊りにして娯楽にできてしまう
    どんな悲しみも寂しさも色を付けて映し落とせば
    本当の姿なんてどこにも残らない
    原罪をもって十分に楽しもう

  • 満足度★★★★★

    派手な服装がそれらしく、また物悲しくもありました。

    ネタバレBOX

    1951年、そしてそれ以降の有楽町。戦前に死んだ元女優の夢を叶えたいと思いながら元小劇場の楽屋を拠点にして働いていたパンパンたちの生業が、時代の流れと共に衰退していく様を描いた話。

    関内で白塗りのメリーさんを見掛けたことがあります。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/08/18 (日) 16:00

    座席1列

    出演された役者の皆さんは、お名前と役が、現状わからなくて恐縮ですが、本当に素晴らしかったです。

    舞台「夢見る喜世子レヴュー」(作・演出 小林涼太 )を、王子駅北口の花まる学習会王子小劇場で観劇。

    以前、他の舞台で印象に残る役者の橋本美優さん出演の舞台を観たくて。橋本さん、素晴らしかったです。

    そして、全役者の皆さん、圧巻でした。

    ネタバレBOX

    開演前
    開演までの20分間ほどのあの演出にはやられました。聞き耳を立てながら、1951年の有楽町のパンパンガールの世界にどっぷりと静かに入り込みました。

    オープニング
    圧巻です。

    序盤
    パンパンガールたちの仕事ぶり、生活ぶりが、厳しくも華やかに描かれます。微笑ましくて楽しく見どころ満載のカッコいいシーンの連続でした。

    中盤
    パンパンガールの取材記事を書く小説家と愚連隊の男性が、パンパンガールたちと交流し始めます。この頃から雲行きが怪しくなってきます。ひとりひとりの素性があからさまに独白されます。様々な事情と経緯があっての今。そして目指す将来。皆同じではない。ひとつの夢になど向かってはいなかった。

    終盤
    次代リーダーが徐々に精神崩壊していく段階が切なかった。そして、そしてその崩壊ぶりが圧巻でした。誰も前任と同じリーダーを求めていない。そうなってくれとお願いしたこともない。新しい世界を求めてバラバラになっていくパンパンガールたち。それは男たちもそうだった。

    ラスト
    正直、残念でした。
    この物語の実は…のことの顛末を、小説家がナレーション的に一気に長セリフで解説。この、実はの部分も劇中の物語で観客にわかるようになっていたらなぁと。この題材でトリッキーなことは織り交ぜなくてもよかったのではと、あくまでも個人の所感です。

    また、残念だったのは、劇中で流れたり、歌われたりする楽曲。その時代にはなかった曲が少なからず選曲されております。また、冒頭の電車音やパンパンガールたちの化粧ルームのセットが、現代にしか見聞きできなかったこと。そのようなことが劇が進んで行くほどに気になって、戦後から6年というか世界に入りきれませんでした。現代の風俗の群像劇を観ているような感じでした。こちらも個人的な所感です。

    満足度は★2なのですが、役者の皆さんがとても頑張っていたので★4です。

    台本を予約しましたので届きましたら読んでみたいと思います。
  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/08/16 (金) 15:00

     若いエネルギーは感じる舞台だった。再演だということだが、初演は観てない。戦後のパンパン達の溜り場になっている劇場跡を舞台に、元女優の高級娼婦、という存在を中心に置いた群像劇。軸になるのは高級娼婦の話をする別の娼婦なのだが、個々の娼婦達にも少しずつ焦点を当てるシーンを割り振るなど、細かいエピソード作りは物語に一応のふくらみを与える。ただし、女優陣が可愛過ぎてパンパンのスレタ感触が全く出ていないのが何とも惜しい。使う歌も考証が甘い。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/08/15 (木) 15:00

    110分休憩なし。
    戦後すぐの、パンパン・ガールを被写体として納めた写真展を見たことがあるのだが、その世界が立体化してきたような舞台だった。舞台の女優たちが生き生きとしてて、そして哀しかった。喜世子という存在のメタファーを考えると、胸が痛まずにはいられない。

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