夜のジオラマ 公演情報 夜のジオラマ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★

    一つの建物の中で、時間が現在、過去と行き交うなか、ずっとそれを見続けてきたアンドロイド。今となっては時代遅れとなったアンドロイド。その無機質な音声であるがゆえに心が揺さぶられた。

  • 満足度★★★★★

    様々な時間軸で繰り広げられるストーリーにとても引き込まれました。
    シンプルなセットで次々と起こる出来事に息つく間もなくあっというまの2時間でした。
    次回公演も気になります""

  • 満足度★★★★★

    最初は設定を理解するのに手間取りましたが、分かってくると。それすらも感嘆に変わり、楽しめました。SFだけど、どこか切ないお話で、私は大好きです。

  • 満足度★★★★

    実に見事なヒューマンSFファンタジー。この作品かなり前に観て2度目の観劇なのですが、今回より深く感銘を受けました。また観たいですね。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/06/15 (土) 18:00

    価格3,800円

    初演(2007年)、再演(2010年)とも観ており通算3度目だが、過去2回は時間SFものな部分の印象が強かったのに対して今回は親子に関する部分が心に響き、我ながら過去2回は何を観ていたんだ?と思ったり……これ、加齢によるものか、演出によるものか?(その両方かもなぁ)
    こんな風に主題さえ違って見えるのが再演ものの面白さかな?

  • 満足度★★★★★

    本劇団は2作目の観劇でしたが、とても丁寧にきれいにまとめている印象です。物語も時間軸を自然に観客が感じるように作られているよ運気がして。自然に入り込めました。やkス矢野演技も精度が高く、とても完成された感じがしました。複数回の再燃もうなずけます。
    時価も年内に公演とのこと 期待大ですね!

  • 満足度★★★★★

    物語としては面白いが、時間軸を想像し整理しながら観るのは少し煩わしいような気もするが…。逆に言えば、脚本が示した時間軸が自分なりに結合し、演出もそのように観せていると納得できれば面白さが倍加するだろう。
    描かれた世界観は、家族の視点、社会の視点という、虫が地を這うような観察眼と鳥が大空から見る俯瞰眼を併せ持つような重層的な公演。
    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    セットは隠れ家的な一室。壁の一部が剥がれレンガが剥き出しになっている。上手側が玄関に通じ、中央にテーブルと椅子、その後ろはキッチンに通じる通路。下手側に引き違い戸、サンルームのようなガラス張り、外に見える蔦とロッキングチェアー。荒廃した人工造作と自然とが調和した空間は、この公演そのものをイメージさせる見事な舞台美術だ。

    物語は4つの時間軸(2000年、2007年、2019年、2040年)で構成されている。もっとも2000年は母子手帳+育児日記のようなメモ書きを読み回想するだけである。冒頭2007年、荻野目三果(秋葉舞滝子サン)はこの隠れ家的な一室に引っ越してくる。離婚し2人の子供のうち、娘・アヤは夫が養育している。そして自分は息子・圭吾と暮らしていたが…。物語は、主に2019年と2040年を往還するように展開していく。
    2019年、圭吾が2040年から遡行してきて物語が動き出す。社会的な視点...巨視的には近未来は磁気嵐、死に至る伝染病などによって地球的規模で滅亡(既に人口は半減)の危機を迎えている。その時に至るまでの社会不安下にカルト教団が出現、そこに蔓延る悪行がサスペンス風に展開する。
    2019年(時間軸の中心)、家族(夫は登場しない)3人は事情により離れて暮らす。三果はジャーナリストとして活躍しており、圭吾は留学中といったところか。アヤはシグマなるカルト教団に属しているが、これには高校時代の親友の死が関わっていることが後々判明してくる。
    家族の視点であるが、母は娘でありながらアヤを苦手というか毛嫌いをしているようだ。それは自分が持っている女の愛欲というか性(さが)のようなものが娘も持っており、遺伝、同質”性”のためだと告白する。その娘が所属しているシグマの研修会なるものに潜入し記事を書こうとしていたが、アヤが潜入していた母を見つけ逃すという親子であるがゆえの情。母が断筆した謎が明らかになってくる。
    2040年の圭吾と2019年のアヤが邂逅し、母の思い出話をする。その際、圭吾から母はある絵画を大事にしていると聞かされる。それはアヤが小学生の時に描いた抽象画(タイトル「夜のジオラマ」)で、この部屋に飾ってあった。その額裏に母の育児メモが挿まれ、子への情愛が切々と書かれていた。これが2000年の頃の話であり、母・三果がロッキングチェアー(冒頭の台詞で”安楽椅子”とも)に揺られながら薄れゆく記憶を手繰り寄せ回想していく。実に情感溢れるシーンである。

    家族や友人との関わりといった身近な問題を提示しながら、社会事情や環境状況を鋭く描く重層的な構成。それを時間軸の違いという手法で観せるため、今がどこなのかといった自分(観客)位置を確認しながら観ることになり少し煩雑だ。とは言え、始めのうちは脈略なく繰り出されているような場面も、後々の展開で重要なことを示す巧みさ。またアンドロイドも引き違い戸から登場するが、時に引き違い戸を左・右開けて中を見せるが居ないというマジック的演出も上手い。

    突拍子もなく、一見解り難い点は、SFというジャンルの特長であろうか。だからこそ現実離れし、自由な劇的な語りの”力”によって観客を圧倒し魅了する。そこにSFらしい面白さ、醍醐味があるのではないか。その意味で自分の想像力をフル回転させながら観た公演は、実に面白かった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    母と娘と息子の同じ場所なのに違う時間軸の話で初めは今は何?と考え考え見てたのですが、中盤に差し掛かるころに
    だんだんと自分なりに分かり始めるのが面白かったです。セットが小劇場なのに大掛かりで素敵でした。
    こちらの劇団は演者さん、スタッフさんが丁寧な対応をしてくれるのがとてもいいしぜひ他の劇団さんは参考にしてほしいですね。

  • 満足度★★★★★

    再演作だということも知らず、ほぼ前情報なしだったので、序盤は舞台を観つつ展開を頭の中で高速整理する作業で大変だったが、こういう苦労はなかなか楽しい。SFよりもミステリー臭を感じたかな。畑崎円という女優さんは多分今回初めて観たと思うが、目が離せなかった。美術も素晴らしい。

  • 満足度★★★★★

    ジャンルとしてはそうなのかもしれませんが「SFファンタジー」と括りたくないような。
    面白かったので先ほど思わず過去DVDをポチってしまいました。
    不動産屋は不動屋さんだったんですね。舞台美術も良かったです。
    そして家族の物語でしたが・・・

    ネタバレBOX

    お父さんの影薄いです。どころか結構悪いやつでした。
    母が嫌った娘の性根(?)がシグマを滅ぼすのに効果的だったのは皮肉です。
  • 満足度★★★★

    おぅ12年前と9年前の再々演でしたか・・・
    良く出来てた
    舞台上ではカチっとした時間軸説明は感じられず
    フワっとした感じの時の流れがあり
    時間が前後して表現された
    固定の場所にて
    様々な時間軸の同一人物達が立ち位置を示し
    綺麗にまとめて2時間ほどで作品が収束していったデス

    SF好きな自分の琴線に触れてくれた話でしたわ
     
    &~なんか全体として客層がマナー良くて心地よかったなぁ~とも 感想
    ただまぁ客席は中央から
    やや上手側の後方とかが舞台雰囲気良くみれるかしら・・と
    超個人的感想デス

    ネタバレBOX

    2019年から見たら、2007年はどんな年だっただろうか。
    2037年から見たら、2007年はどんな年だっただろうか。

    3つの時代、母、姉、弟のそれぞれの今。
    ジャーナリストである母は、仕事を全うするために離婚、
    二人の子供のうち弟を引き取る。
    弟は幼いながら母を思いやり、気丈に振舞う。
    父に引き取られることを選んだ姉。
    それは母を身軽にするためだったのかもしれない。
    何かのため、誰かのため、人は選択を繰り返す。
    そして子供は大人になり、母は年老い…。

    磁気嵐が吹き荒れ、伝染病が蔓延する世界で、
    愛ゆえに孤独な戦いを選んだひとつの家族の行方は…。 と最初の作品説明で
    追いついたAD2019年
    ちょいレトロな感じがする世界設定でしたが
    SF好きな自分としては
    日常会話で天気予報風に
    もっと磁気嵐とかの台詞を突っ込んでいた方が
    より世界観を表現できたんじゃ~とか感じました
    あと家事ロボさん
    なかなか個性的で印象に残る声でした(^-^)
    友人を思い出す声質は好ましかったわ♪
    設定とかはロボ子さんは
    突っ込むトコ無しに良く出来ておりました
    あ~ちなみに
    舞台セットもウエザリングとか丁寧で
    らしさもよく醸せてたな~と感心できたです

    母は危険な潜入ルポなどしていたモノ書きでしたが
    危険なカルト集団幹部に失踪した長女の姿を見て
    筆を折ります・・・・

    姉は親友を殺したカルトに復習するため
    その命の全てをかけ
    (文字通りに身体を使っての覚悟は凄かったデス)
    自身の持っていた才能と夢を捨てるのでした

    弟は離婚した両親を思い
    家族を大切にした行動をとることを優先とします

    ・・・カルト集団”Σ(シグマ)”なかなか良い設定で
    悪な感じが良く出てたんだが
    首領の名前は悪之宮博士ではなかった・・・残念(^-^;)

    舞台となる部屋の時間移動の概念は
    『君と僕のアシアト〜タイムトラベル春日研究所〜』
    =よしづきくみち氏による日本の漫画作品に近いかな~と思ったデス

    部屋の管理人兄妹の設定は
    コーヒーの冷めないうちにとか
    BARライムライトみたいな雰囲気だったかな~とも
  • 満足度★★★★★

     何より驚かされるのが、このように本質的な作品が2007年に発表されたことである。(追記2019.6.14 01:08)

    ネタバレBOX

    2007年といえば、安倍晋三内閣の第1期、安倍が晋太郎の遺産相続で脱税、週刊現代にスクープされ辞めた年だ。その時点でこの内閣の作り出すディストピアという本質を描いていることに対する驚きである。キーとなる状況やコンセプトがポツン、ポツンと示され、徐々に全体状況が類推できる極めてデリケートな作品だが、このデリカシー故に、終始緊張感の途切れない脚本・舞台である。それは時代という名の秤の上に、嫌も応も無く載せられた裸の神経そのものだ。描かれているのは、まさしく我らが現実にそこで生きている日本という名のディストピアである。
     ここで描かれるディストピアとは他人を操る技術としての政治(嘘と隠蔽、そして詭計によって設計され、利害によって裏打ちされた支配体制と本来そのような事態を粉砕すべく立ち上がる民意の無効性を予め制度に組み込まれ、己の頭脳を用いて考えることを奪う教育によって画一化された社会やマスゴミによって洗脳されていることにすら気付かなくなった人々と、一応理性が機能しているかのように装われた彼らの心の浅薄極まる機微の底の底に蠢く、既に狂ったように感じられる分正常な魂に、漠とした不如意として現れるもの・ことの意味する所で、キチンと事実を腑分けして抉り出し、己の頭で連関の必然性を見出すことのできる想像力を持ち合わせたドキュメンタリー作家が、洗脳されたとも知らぬ民衆から心無いバッシングを受け、夫婦・家族が孤立化してゆく過程で起こる災禍を太陽フレアを原因とする磁気嵐や、そのことが原因で起こる電子機器の不具合や故障等々によって機能しなくなった社会、蔓延するパンデミック等々総てを21年の時の壁を行き来する装置として、大きく隠れ家的建築物と、其処に置かれたいくつかの先代住民の置き土産が丁度映画や書物が一種のタイムマシンである如くに2040年と2019年を繋ぎつつ、展開するが、何分通常のタイムトラベルものと違って、ありきたりの出し方ではないので一瞬の弛緩もなく観ることができる。無論、観客が要求されているのは、このような点描で示される要素を観客自身の脳で思考し、深め、連関を見出し、先ずは何が描かれているのかを特定することだ。
     その上で、起っている事件の中での各々の行動の意味とその結果を観客自らの脳内でトータライズしてみせることである。その時、各々の脳内に2―1=の答えが浮かび上がってこよう、答えは1つでなくて良い。アヤのsuicide attackの持つ意味や動機、ノマドの名とアヤの親友の名の同一性及びアヤの行為の社会的意味とその行為の持つディストピア社会での唯一無二の希望としての尊さなどが浮かんでくる。そして、この点に気付かなければこの物語に救いの要素は無い。丁度、我らの民意が、他ならぬ安倍晋三という象徴的国賊によって根こそぎ奪われているように。
     ところで、この現況を覆す方法が無い訳ではない。それも平和的に。それには、先ず国民自身が目覚めねばならない。ポピュリズムを警戒しつつ、直接民主制を構築すること、その為には現行法を改革しなければならないし、選ぶ際に、党や人でなく政策そのものを選ばなければならない。経済に関してはアベノミクスなどという最初から破綻した論理ではなく、現在タブー視されている公共貨幣制度を基軸化する必要がある。今挙げたことだけで2~3冊本を書かなければならない程の問題だが、この辺りが、真の基点として提起できる基礎の基礎である。今作の提起している問題はことほど左様に深く、本質的なのである。
     おっと、電気エネルギーに関しては、水素発電がお勧め! まあ、既得権益持ってる電力会社やそこに関わってズブズブに儲けてる企業、それに群がる政治屋、官僚共なども叩き潰す必要があるから、この辺りも各々がキチンと調べて叩くとグー。こういう形で具体的に利権を潰してゆくことができれば、原発などという唯湯を沸かす為だけにトンデモナイリスクを負わされるアホラシサからも解放されよう。因みに原発仕事が無くなって困るという方々には廃炉で活躍して頂けば現実的だろう。但し、作業者の被ばくに関してはキチンとケアするという条件をつけてというのは、当たり前だ。被ばくが原因で作業者が足りなくなったら、推進してきた人々を強制的に作業員として働かせるべきであろう。倫理的にもそれが最も理に適っていようし。
  • 満足度★★★★

    大人のSFファンタジーはイメージしていましたが、まさかこんな感慨を持って帰ってくる事になるとは思ってもいませんでした。

    ファンタジーのオブラートに包まれながらも内容に関しては意外な程に手強い感触。
    演技はSPIRAL MOONさんらしく情感が込められて実に丁寧。
    全貌が分かった今、それらをなぞらえ噛みしめていますが、観劇途中にフォーカスをどこに当てれば良いのか、よく分からなくなってしまったのが残念です。

    迷いの無い視点でのリピートで改めて発見する箇所も多いのではないかと思えた作品であり、脚本を手掛けられた はせひろいち氏を迎えたアフタートークがあると良かったなと思えた作品でした。

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