獣物 公演情報 獣物」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    独特の世界観を持った演出による作品、
    衝撃的で戦慄が走りました。
    面白かったです。


    ネタバレBOX

     物語は断片を切り取ったように進められる。
     まず加害者である獣物が独自論理を捲し立てるシーンから、
     次に女性が2人が登場、現実の世界の1人と自分を見つめるもう1人の女性を神秘的に、社会における弱者を表現しようとしていたのか、、
     次に主人公の被害者と自分の中に作り上げた男性2人が登場、これは警察官であったり検察であったり司法の現状に対する怒りを表現されていたように感じた・・・・
     最後に自分の意志ではどうすることもできないロボット(無抵抗の弱者、主人公被害者)に置き換えて開発者(加害者)が、自分の意のままに欲求や欲望のために何をしても良いのか!?
    犯したり、モラルに反した行為をしたり、欲望のまま破壊したり、、
    ロボットにしかわからない残酷さを表現していたのではと、、
     これからますます増えるだろうAIについても同様に、倫理観を持たなければならないと訴えているように…

     実力派を揃えた俳優陣による迫真の演技に、胸の奥深くまで突き刺さりました。
     とても刺激的な舞台でした。
  • 満足度★★★

     自同律の無限ループを生きようとすることの過ちを実践してみせようとした作品。

    ネタバレBOX

    従って、関係を対立させることによって研ぎ澄まし、以て起爆力と為す演劇的手法にはそぐわない。演劇的手法とは、この起爆力の部分にエートスやカオティックで未分化なパトスを溜め、対立的関係をより尖鋭的に対峙させることによって、生きる我々自身を腑分けするからある。自らの体を自ら執刀する外科医として。
     然るに今作では、敢えて肝心要の主語に当たる部分即ち主体を曖昧化し、このことによって己を己自身で腑分けする努力を怠っている。捉えようによっては甘えている訳である。このスタンスがナルシシックな立ち位置を正当化し、ディスコミュニケーションを己の主張の正当性の根拠たらしめようとしているが、所詮トートロジーでしかあるまい。この構造が自動律を必然的に呼び込み、その結果無限ループという罠に嵌るのである。観る者に難解を感じさせるのも当然であろうが、これは、甘えをベースにした韜晦という手法によって成立している。
     演劇として、このテーマを表現するなら、敢えて暈している主体をハッキリさせ、キチンとその正体とトートロジーの過ちを関係性の場に持ち出して切開し、自らを関係世界に投擲するアクションによって腑分けしなければなるまい。そうしない限り、曖昧模糊とした今作のモノトーンと非演劇性は克服されず、自ら作り出した不分明な冥界を彷徨い続けることになろう。恐らく誰にも理解されぬまま。無論、「悩む」本人にさえも。そして自ら腑分けしないことは、本人にとって快楽に近い。ナルシシズムの持つぬるま湯の罠に留まり続けることである。
  • 満足度★★★★

    事件の真相は本当にはよくわからない。加害者と被害者がいる訳だけど、その立場も逆転するかもしれないし。非常にスタイリッシュな舞台でしたが、曖昧で思わせぶりなセリフが多く、モヤモヤとして色々考えさせられました。

  • 満足度★★★

    伊藤詩織さんから着想を得た物語との事でしたが、ちょっと掴みドコロが…。被害者が加害者や社会とどう戦うのが正解なのかしらね。

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