約1時間40分。松田正隆さんの90年代の戯曲を稲葉賀恵さんが演出。役の人生を体に落とし込んでその場に生き、目的を実行する(しようとして叶わず葛藤する)。若い俳優のそんな演技に胸熱。長崎大水害、原爆、朝鮮人の嘆き、精霊流し。弱者が弱者を救う物語の上演には毎度好感。
満足度★★★★
何気ない日常に滲む過去の出来事、普通生活の中にある物語が良く描かれていた。あえていうならセット替えがないにもかかわらず暗転が長い。毎日というより何年か経過したような長さを感じた。ここだけがとても違和感だった。
満足度★★★★★
昭和57年7月、長崎県を襲った大雨の被害から5年の歳月が流れ、舞台は昭和62年のひと夏。大雨の被害で両親を亡くしたが、それでも子供たち3人は逞しく生きてきた。何の変哲もない日常、その坦々とした暮らしを抒情豊かに描いた秀作。多少気になるところがあるが、レトロな雰囲気、人の心の機微、それら全体の温もりに比べれば卑小なこと。
(上演時間1時間40分)
満足度★★★★
昔ながらの人との関わり方への懐かしさのようなものも感じつつ観劇後に少し元気になれるような舞台でしたね。そして落としてきてしまったモノが大切なら戻って拾ってくるように背中を押してもらったと思う。
満足度★★★★★
時間のゆったりとした流れ、そして人との関わりの深さを感じる舞台。
昭和という時代のノスタルジーをも感じえた。
3人兄弟と伯父との間での会話から生じる空気感が堪らなく良い!
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SAF+ 『坂の上の家』 そういえば父方の家族が九州出身で、 方言聞くだけでノスタルジック ノスタルジーを感じると 無条件に悲しくなるんだけど、 《懐かしいもの》に 自分の家族を分類している事に 気がつきました。 上手く言え… https://t.co/wM8kuETy5p
5年以上前
東京では玉田企画『かえるバード』とSAF+『坂の上の家』を観劇。 それぞれタイプは違うけど「嘘」があまり見えない作品で、 こういう舞台をつくるための向き合い方ということを考えてしまう。
5年以上前