公演情報
「ばけものがでた」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
「ばけもの」の存在は不条理な何モノかと置き換えられるのだろうか?等、どこか深読みできそうな要素を振りまきながら、お洒落なピアノの旋律が耳に残る大人のおとぎ話みたいな作品でした。
「大人の」というのは登場人物が全員大人だからであり、大人ゆえに皆いろんなモノを背負っているわけで。
結果、血生臭い薄気味悪さと、人間臭い笑いが同居した独特の世界観に。
ばけもの退治であれば、昔々の農村が舞台というのが相場なイメージですが、現代風の時代設定というのは、これまたSFとも違った不思議な感覚。
ヤクザでガテンな男社会の中、女優さんの存在が花を添えていました。
ただひっそりと大人しく咲いている花ではありませんが。
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/26 (月)
下北沢小劇場B1にて錦織激団Presents『ばけものがでた』を観劇。
今回はタイトルやあらすじではなく、脚本:錦織純平、演出:錦織純平×中村公平という部分に惹かれて観に行くことを決めた個人的にはなかなか珍しいパターンでの観劇でした。錦織さんはこれまで何度か出演作品を拝見させて頂きましたが、とにかくユニークで面白く、ボケや突っ込みのテンポなども絶妙な役者さんの印象。一方、中村さんが代表を務める劇団レトロノートさんの作品も拝見させて頂いたことがありますが、細かい部分まで凝った見応えのある作品だった印象が残っていました。そんなお二人がタッグを組んだ作品。これは面白いだろう、という勝手な期待を持って劇場へ。結果、期待を裏切らない面白く見応えのある作品であると感じました。。
タイトルにも出てくる“ばけもの”。お化けなのか妖怪なのか、敵なのか仲間なのか、タイトルを聞いただけで色々な妄想が生まれ、実際物語が進む中でも漠然としたばけもの像しか浮かばず若干モヤモヤしましたが、最後まで観て納得。なかなか意表を突かれた結末で面白かったです。ゲームやアニメは殆ど見ないので何となくのイメージしかありませんが、今回の作品はゲーム、アニメの両方の要素が入ったような世界観だと感じました。また、芸人ラーメンズさん?のようなコントシーンや劇中で何度かリピートされた「椅子があるから座る」の下りも面白く印象に残りました。ピアノの生演奏も良かったです。唯一の女性キャスト加藤梨里香さんは大きな劇場から今回のような小劇場でのお芝居まで器用にこなされる名役者さんの印象。野呂拓哉さんは声や表情が良く印象に残りました。基本的にはコメディ作品。ただ笑いだけでなく、メッセージ性も込められた作品だと感じました。ばけものにならないように気をつけて生きねば。