あ、どうも。
本公演を観るのは旗揚げ以来。意味がよく分からなかった部分もあるし、でも面白くもあった。意味が分からないけど面白い場合って、理屈じゃないから役者として誰が上手かったとかテクニカルな目線を持とうとしても判断に困るところ。身も蓋もない事を言っちゃうと、作風だったら個人的には旗揚げの頃のほうが好き。今回のはまだ完成系じゃない気がする。次のステップに乗ったらアイサツの存在価値はかなり意義が出るんじゃないだろうか。
期待してたけど・・・
「15minutes made vol.4」で気に入った団体だったので見てきました。
でも、期待していたものとは随分違うものでした。
「リアルなコミュニケーション」というのは今の演劇界では特に売りにはならない謳い文句で、「15minutes made vol.4」ではそんな中で表現されたズレた感覚や笑いが面白かったのに、今回は作劇で失敗している印象。
これを見てしまうと「15minutes made vol.4」は結局役者さんが良かったから面白かったのかなあ、と感じてしまうのでした。
満足度★
たまたま見たのだが…
知人の知人が出演しているようで、誘われて見に行った。
この団体はリアルなコミュニケーションを目指しているとのこと。
セリフは日常に交わされる言葉のように書かれていて、確かにこんなしゃべりの人いるなと思わせるところもあり、その点はうまいと思いました。
考えながらしゃべったり、同じことを口にしたり、どもったり。
しかしこれらを舞台上にのせた時、リアルな表現になるとは限らない。
若い子のだらしない体をそのままのせて、普段そこらえへんにいそうな学生の言葉をしゃべらせても、見ている側には何も伝わらないし、話の筋を追う気にもならない。これは表現に至っていないのではないか。
その為脚本は一気に力を失っていた。
リアルなコミュニケーションというものを求めるのはかまわない(むしろどんどん模索するべき)だがその表現を使うことの利点とリスクをもう少し考えるべきではないか。
満足度★
目指すのは?
詰め込みすぎちゃってよくわかりません。何かのメッセージを送りたいようにもみえるし、でもお気楽に観てくださいってことだし。感情の入れどころとか、流れとかがまったく飛び散ってしまっていて、もったいない。部分部分をとればおもしろいのに。