エケロテクル讃歌 ~ the ReBirth Forest ~ 公演情報 エケロテクル讃歌 ~ the ReBirth Forest ~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    解りづらいストーリー
    たぶん、これは察するところ、この森は自殺した死人が住んでる森なのだと思う。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    死のうと思って森をさ迷い歩いていた若い女性・カエデが鬱蒼とした森の奥に迷い込んだ。
    一人ぼっちで死ぬのは寒くて、ひもじくて怖くてみじめだったから、とうとう死ねずにふるえていました。
    そこへ森の宿り人・ナエギが現れカエデに色々話しかけて仲良くなります。


    同時期、強盗の四人組が、追っ手をのがれて森へ入りこみました。 彼らは逃げながらも大金を持ったばかりに仲間を疑い殺しあう結果になってしまいます。

    その森で起こった出来事を、とある福祉施設にいた車椅子の老婦人がナレーターとして物語の中のカエデの気持ちを語ります。

    つまり、老婦人はかつてのカエデのようです。

    カエデは臆病な自分を嫌い、生きている意味がない。と日々、感じていました。生きている意味がないから終わらせる事が出来る。と思い込み、更に誰からも必要とされなきゃ、生きている価値もない・・・と。

    しかし、カエデは森の中で沢山の事を経験し、森は焼かれ、いざ死んでしまう。というときに、初めて「生きたい。生きて帰らなくちゃいけない。帰って今までの私を背負って生きなければ・・・。」と考えを新たにします。

    「私は臆病でうそつきな人間だったんだ。」カエデは自覚します。

    こうしてカエデは生きる意味を見つめなおし、明日への希望を掴みます。



    全体的に物語の表現が解りづらい。
    衣装とセットにもっと工夫が必要かと思う。演出も。
    作家って自分で作ってるから、物語全体の流れを解ってるけれど、観客は2時間で全てを把握しなければならない。

    ファンタジーを作るにしても、観客を置き去りにした舞台の表現でなく、観客に解り易く説得する。という形をとって貰いたい。

    作家は、観客の「良く解らなかった。」という言葉を聴くほど辛い事はないのだから。


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