満足度★★★★★
こってりお芝居なんだけど、
ノンフィクションでないのはわかっているんだけど、文壇や歌壇の関係性ってきっとこうだったんじゃないかと思わせる位作り込まれている。
満足度★★★★
観客席を…
見回すと、ほんとに高い年齢層、
劇場により、カンパニーにより、ほんとに見事に色分けされる
で、マキノノゾミですから、
+青年座ですから
なにを心配することがございましょう
見事、見事、
3時間近い舞台が、少しもスキなく、
みっちりと構成され、飽きません、楽しめます
小劇場に自家中毒気味の諸君
ときどき
「新劇」の裾野と実力を確認するのも悪くないぞ
クオリティは高いし
満足度★★★★★
お恥ずかしい観劇記ですが・・・
観劇させて頂きました。この作品は真っ向勝負のもので、直球一本を絶妙のコントロールで投げ分ける正統派と呼ぶべき作品でした。が、正直なところ自分には正統派の作品の観劇記を書ける能力はありません。観劇中に思っていたことは「面白い!」「笑っちゃう!」「さすが!」の3つのみでした。観劇記の文章を書こうにも、どのような文章を書いても文末には先の3つの言葉のいずれかで結んだ文章をひたすら繰り返すのみになってしまいそうです。お恥ずかしながら観劇記を書こうにも、抜群にコントロールされた剛速球の前に、何も出来ずに見逃しの三振状態です。普段いかにぼんやり観劇しているか、明らかになってしまいます。この作品の主要登場人物はいずれも名を知られた文豪・思想家ばかり!作品を読まれていない方でも十分過ぎるほど楽しめますが、作品を読まれた方ならば「あの作者が!・・・」とニンマリしてしまいます。個人的にもっとも笑ってしまったのは、戦後の文壇で重鎮として活躍し「門弟三千人」と謳われた佐藤春夫でした。あの佐藤春夫ですら、この作中の豪華な顔ぶれの前では一番の下っ端。生前のいかにも文学者の風貌をした顔を思い浮かべては、その立ち居振る舞いだけで笑ってしまいました。今回はなんともお恥ずかしい限りの観劇記ぽいものでしかないのですが、大目にみてください。