ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ 公演情報 ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    「vol.1を期待してはいけない」と思いつつ当日を迎えたが、劇場に入れば当然だが期待は高まる。・・うまくまとめた戯曲ではあった。だが一作目が「空気」の怖さを鋭く伝えていたのに対し、二作目では「空気」の問題は背景化して薄まったように思う。「ザ・空気」のタイトルに偽りとまでは言わないけれど、もし残すなら単にvol.2ではなく副題を付す等が親切といえば親切?(国会記者会館屋上を封鎖せよ! とか。まぁそれはないが..)
    演技の問題では、コメディとシリアスのバランスの取り方の点で、安田成美がシリアスを背負い切れないというか・・。
    ・・などと何か言いたくなるものの、時事や社会的問題を反映した作品が期間をおかず世に出される演劇の形は貴重で、この完成度に対して作品批評な言葉を連ねる事の申し訳なさ、もどかしさもあるのだが。

    ネタバレBOX

    戯曲の構造について。ドラマを牽引する「人間の動機」として、疑惑の首相の記者会見をフレームに収めるための「穴場」(記者会館屋上)に潜り込んだ主人公(ネットニュース主宰者、安田成美)の存在があるが、彼女が「いかにそれを撮りたいか」の強い思いを、個人の来歴にも結びついたものとして想像させ、ドラマの軸としたい所、そこが弱いと感じた。私は演技でクリアできる問題のように感じながら見たが、馬渕英里何や眞島秀和の演技にも正解でないと感じる箇所があった。作演出の永井氏的には、どうだったのだろう?
  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/07/07 (土) 19:00

    座席1階

    ニ兎社『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』東京芸術劇場 シアターイースト

    予想に反してコミカルな演出が多かったです。
    前作はもっとシリアスだったと聞いていたので。
    面白かったですが、この会場でこのお値段だと割高感を感じました。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/07/03 (火) 19:00

     昨年の『ザ・空気』に続いて、マスメディアの問題を扱う第2弾。第1弾との直接の関係はない。何だか、モヤモヤしてしまった。舞台は、国会記者会館の屋上。さまざまな疑惑を受けた総理の記者会見を前に、総理に近い記者が書いたQ&Aを手に入れた若い記者。そのQ&Aを取り巻く状況を、本来なら記者会館に入れないネットニュースの記者(安田成美)が覗く。書いた本人(松尾)や、総理に近い記者(馬渕)などが演じるドタバタが展開されるが…、というストーリー。永井さんならば、もっと書けるだろうに、という思いがどうしても強い。元々、多様な声色を使う松尾の能力を利用して総理の物真似をさせるところなど、観客は結構喜んでいたが、私には不要に感じた。「メディアを恨むな。メディアを作れ」というキーワードを活かしたいようだが、巧く活かされているようにも思えなかった。

  • 満足度★★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    二兎社の『ザ・空気 ver2 誰も書いてはならぬ』を観劇。

    前作が演劇界では話題になり、今作は続編。

    ジャーナリストと政治家の癒着の話。

    保守系大手新聞社の論説委員が、総理大臣に記者会見の質問内容を事前に漏らしてしまう。それを知った社員記者が内部告発をしようと、他社のリベラル系全国紙政治記者に相談する。
    そしてそこにたまたま居合わせた弱小会社のネットジャーナリスも参戦して、総理大臣を追い詰めようとするが、大手新聞記者たちは会社からの圧力と己の保身により屈してしまう。
    そして取り残されたネットジャーナリストは、事態を世間に広めようと孤軍奮闘するのである。
    理想を持ったジャーナリストたちが、政治家を追い詰められないジレンマを描いているが、それは己の保身との戦いでもあるというのが、今作の見所である。
    理想ばかり掲げるエリートの大手新聞記者が、結局は保身に走ってしまい、己の理想を成し遂げられなかった忸怩たる思いがあれば良いのだが、それすらない、いやその感性を意図的に脇においてしまうのが問題である。
    今作はコメディー調のややふんわりした描き方とボカしながらもモリカケ問題を中心に描いているからか、見終えた後の余韻は長引きそうだ。

    作品の出来も質も高く、一級品になっている。
    そしてかなり面白い!
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/06/28 (木)

    前回のザ・空気を観ているのと出演者へのミーハーな気持ちもあり観劇。内容がすごく興味深かった。風刺も効いていてさすが。
    ニヤニヤひやひや、でもってやるせない。
    あー歯がゆい!!それが今の日本…私もその一人…

  • 満足度★★★★

    今の政治情勢っをネタにした喜劇で、よく御存じの題材だけに客席の受けはいい。松尾貴史の安倍のまねなどは、よく特徴(その逃げ回りの話術の脚本も含めて)を伝えて、大受けである。二時間足らず、新劇版の「ニュース・ペーパー」である。こういう生の風刺劇は新劇から遠くなっているので、いい試みだが、正直言えば、こういうのは、ニュースペーパーに任せて、永井愛ならもう少し深くこの問題を人間的に扱った作品を書いてもらいたい。ニュースペーパー的な素材だから、俳優もそういうタッチに慣れた安田や松尾は生き生きしているが、他の男優陣は、どちらでやっていいのか計りかねているし、ご贔屓・馬淵英里何も、地の気の強さが出てしまって深刻になりすぎた。
    例をあげせば、「コペンハーゲン」のような芝居だって、永井が腰を据えて書けば書けるし、井上ひさしを越えていけることにもなるだろう。観客は、井上調の問題提起、解決はもう過去のものだと言わないだけで、知っているのだ。

    ネタバレBOX

    こういう話は政治家も大新聞も悪い、組織が問題だと、括れば括りやすいが、では現状では、実にくだらない内容が大新聞の何倍も出ているネットニュースの方が頼れるかと言うと、実はそんなことはない。ネットを炎上させているのはほんの少数のフリークだけなのは、大組織も承知していて、安心しているのである。政治も新聞も右顧左眄していても、現実市民にそれぞれ役立つところはあるわけで、社会は20世紀前半のように単一の思想で社会システムを動かせなくなった。ならばどうするか、どういう悩みに取り組むか、が創作者の取り組むべきことで、子供の陣取りのような記者クラブの課題などは、末梢的すぎて分かりやすいが、ここからは本質に届かない。
  • 満足度★★★

    疑惑の渦中にある首相の会見が数時間後に迫っている。ここは国会記者会館の屋上、国会前のデモ撮影の一等地である。安田成美さん演じるインターネットTV局代表(兼記者兼カメラマン)が屋上の使用を断られるが何とか潜入に成功したところに大新聞社所属の記者が現れる…。

    政治や報道に対する当てこすり的なストーリーはありきたりですが、役者さんは名人揃いなので、演技に注目するのが吉でしょう。作者の永井愛さんや役者さんのファン以外の方にはあまりおすすめしません。

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