砦 公演情報 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/04/11 (水)

    実在の人物室原知幸さんの下筌ダム建設計画の反対運動を、描いた舞台です。約13年に渡って、反対運動に資材を投じ、砦まで作り、最後の最後まで闘った人物です。

    村井邦夫さん演じる室原知幸は、信念を持ち、知的で、人をひきつける魅力的な人物でした。



    その彼を支えた奥さんを藤田弓子さんが演じました。

    彼を信じ、献身的につくしました。

    彼亡き後にはダム建設が始まり、家を立ち退かなければならなくなる寂しさは計り知れないものがありました。



    原口健太郎さん、浅井伸治さん、滝沢花野さんの三人が、八面六臂の大活躍で、室原陣営の人たちやそれに反対する人たちを演じました。彼らの後ろに大勢の人たちがいる・・・それがよく伝わってきました。



    ダムを作らないと川が氾濫し、多くの被害が出る。

    だけどそのためには多くの人たちが、今迄培ってきた生活の場を奪われてしまう。

    どちらも辛い立場です。

    決定を下さなければいけない役所も辛いかもしれません。



    今の便利な世の中には、先人の辛い選択が色々あったと思います。それを踏まえて少しでもいい世の中にしていかなければ、申し訳ないなと思いました。



    素晴らしい舞台を、ありがとうございました

  • 満足度★★★★★

    再演歓迎。告知をみた時から観るぞと決め、予定通り観劇できた。予想通り(と言うと低評価のようだがさにあらず)見応えあった。伊達に年輪重ねていない村井国雄と藤田弓子の夫婦に見入り、芝居に入り込んだ。若手三人(原田、滝沢、浅井)が複数役及び三位一体の語り部として「夫婦の芝居」部分を進め盛り立てるべく走り回るという構図は理にかなっていた。
    ダム建設反対闘争と聞いて隔世の感がよぎるのは、お上の計画が間違っていたと結論付けたことのない国では、お上に楯突くことの罪、不実行で不利益を被る人への罪、無駄を行う事の罪、それらが立ち塞がって正論も掻き消されてしまう。その現代の空気の中にこの手の話を持ち込む場合の常套が幾つかあるやに思うが、この舞台は夫婦を描き、二人の間にはあったかも知れない「罪」には触れても、社会に対してはブレなかった生きた軌跡を、ブレずに描き切っていた。
    物事の正解不正解を出すのは(頭の作業としては)簡単だがこの夫婦の十年以上にわたる闘い即ち二人の存在が、辛うじて短絡な結論に甘んじようとする我々をとどめ得た事を、胸に刻めと芝居は言っているようでもある。

  • 満足度★★★★★

    TRASHMASTERSの『埋没』が四国・早明浦ダムの話だったのですが、こちらは九州のお話。高度成長って結局 大変な痛みを伴って進められていたことを痛感します。この後、四国を巡回公演されるようですが、きっと関心を持ってみられることと思います。大変な力作でした。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/04/14 (土) 14:00

    座席1階A列9番

    初演が良かったので今回も観劇しました。より力強い「砦」でした。原口さん、浅井さん、滝沢さん、複数の役を違和感なく演じわける所はさすがでした。藤田さんは、つつましく愛らしいかった。村井さんは、「満月の人よ」でもそうだったように圧倒的存在感がありました。自分の生まれ育った町も随分と変わったが、実際に故郷が無くなるという事は、想像を遥かに超えるものだっただろう。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/04/14 (土)

    両国シアターXにてトム・プロジェクトさんの「砦」を観劇。ダム建設を巡って1958年から13年に渡って繰り広げられた“蜂の巣城闘争”という実話に基づいた社会派ドラマ。世の中に大きな影響を与えた歴史的な闘争なのかもしれませんが、恥ずかしながらこの作品を観るまでは知識を持ち合わせておりませんでした。トム・プロジェクトさんのお芝居は実話を題材としたものが多く、とにかく色々と勉強になる生きた教科書だと感じています。今回はダム建設反対を訴え続け命を懸けて闘った一人の男とその妻、夫婦を取り巻く様々な人々の物語。時系列で一連の動きが紹介されていましたが、ただ単に歴史を紐解いていくだけではなく、故郷を守りたいという男の強い想いや夫婦愛などがジワジワと伝わってくる素晴らしい作品でした。ダム建設だけではなく、このような大規模な公共事業を行うときは何かとスムーズに進まい印象があり、今回の作品においても断固反対を訴え続ける主人公に対して、同情したい感情とそうでない感情が生まれたものの、観終わった後は何とカッコいい生き方をされた男性なのだろう、という感情が一番強く沸いている気がします。村井國夫さん藤田弓子さんの夫婦役は勿論でしたが、複数の役をこなされた3名の役者さんもお見事。今回の観劇をきっかけにこの闘争についてもっともっと調べてみたいと思っています。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/04/11 (水)

    全国回っての東京公演。しかも再演なので、役者さんたちの息もぴったりな。
    それにしても奥さん役の藤田弓子さんがとってもチャーミング。
    信は強くてもあんなおばあちゃんになりたいな。泣けちゃいました。

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