公演情報
「平穏に不協和音が」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/05 (木) 15:00
大河原さんの舞台にやはり外れなし。盟友であろう二人の俳優の細やかで丁寧な演技。夫婦に相応しいリビングルームの舞台装置の簡素な美しさ。小洒落た棚に二人の生活を示す、写真や小物が整然と並んでいるのを、私はオペラグラスで何度も確認した。さり気ない音楽も効果的。神は細部に宿りたもう、芝居の神様の眼差しのような柔らかな照明も絶妙だった。良かった、感動したで終わらせても良い。
一筋縄で行かせないのがロンドンパンダの面白さ。時間ギリギリに入場した私に案内された座席は、罰ゲームのようにほとんどステージの内側、下手側の一番前。プロローグの妻が謎めいた電話をする場面は覗き見気分。1場のワンオペ育児の離婚話には一緒に熱くなった。中村さんの後ろ姿、凄かった!大河原さん、社会派でも行けると思いきや。
スマホの音と光が舞台を動かす。セックスレス夫婦という事情はあるにしても、クールな美人妻にあんなことを言わせて。それにしてもノーメイクの中村さんの熊の着ぐるみの寝巻き姿は可愛かった。熱血漢風のハンサムな浦川巧海さんは女装趣味でブラジャー着用の実演を熱演。舞台の光の輪の側、下手最前列にいることを忘れてムフフと大いに笑った。
人間、何かしらの秘め事はあるものだ。ワインを飲みながら、夫婦らしく明け透けに語り合う姿に、もしかしての期待を持たせながら二人は別れる。妻が、自分の持ち物をジグソーパズルのような棚からピースを外すように取り出すシーンにも、神は宿っていた。
ラスト、ひとりぼっちの夫が息子の誕生日のお祝いにかけた電話は多分着信拒否なのか?浦川さんの息子ゆう君への思いを込めた「ハッピーバースデートゥーゆう」の歌声は、私の真上の揺れる白い幕に字幕で映って静かに消えて行った。
ちょっと悲しくて苦い喜劇。いつかきっと、また会えるよね。会わせてあげてほしいな。
終わって20日近く経ったから、ネタバレありで許してください。次作も期待しています。
満足度★★★★★
観劇から4日程経過していますが、まだ私の日常の隙間にこの公演のシーンが入り込んできます、余韻まで楽しめます。『近所に居そうだけど見たことはない人々』がモチーフということもあり、観客の中には多少境遇が似ている人もいるかもしれません。そういった方はとくに心の中を激しく揺さぶられるかと思うので覚悟が必要になるかもしれません。アフタートークも興味深いお話がきけて勉強になりました。勉強しに行ったというかもうただのファンなのですが…(
満足度★★★★★
想像していた以上に、沢山笑わせてもらいました!あっという間の80分!
あの夫婦の会話内容が、もしも現実に起こってることなら、かなり重い内容かもしれません。
でも、俳優の技量と、脚本・演出の妙、音楽と舞台美術の技巧が組み合わさって、上質なコメディに仕立ててありました。
自分自身の結婚観や性癖と、改めて向き合う良い機会にもなりました。
"interesting"と"funny"のどちらの意味でも面白いお芝居でした!素敵な舞台をありがとうございました。
満足度★★★★★
夫婦の言い合いに感情移入したり、度々現れる変な空気を客観的に見て笑っていたり、客席に座りながら色々と揺さぶられていた。
"ポップ・ブラック・シュールな笑い"を合言葉にしているLondonPANDAの現在を観た気がして、とても面白かった。面白かったとしか表現できない自分の語彙力の無さ…