公演情報
「空観」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
観客は登場人物のセリフから彼らの関係性や物語の内容を理解すると思うのだが、この作品は訳のわからない言語によって成り立っているのでそれができない。よって表情や身振りからそれらを理解しようとするのだがそれで何となく理解できてしまう(そんな気になる)。とするとセリフにはどれだけの意味があるのだろうかと思ってしまう。普段見る芝居とは全く違った世界、ちょっと寓話的な内容もある不思議な世界だった。
満足度★★★★
日本ではないことは確かだ。
19世紀的装いの男女(民衆)が、私たちには理解しえない言語でやりとりしている。
イントネーションからいったら南米系(ポルトガル語)だと思う。だが、やや土着をも匂わせている。東南アジア系なのかもしれない。
こうした、「仮想の国」の、システマチックな共同体の中を、試験管を通して眺めるようである。
民衆が勤める工場、といったふうに描写は具体的だ。それは、討論のシーンにおける 沸き立つ発展途上性を合算して、よもや歴史の一部であるかのような錯覚を生じさせる。
「仮想の国」では、民衆が群れとなって牛となる。身体表現についても書きたい。システマチックな共同体の、もっとも「周縁」を生の人間が演ずるからだ。
現代舞踊だとは主張はしないところが これを特徴づける。
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/25 (水) 19:30
座席H列15番
価格4,000円
実験的演劇……と言うより「演劇表現実験室」なオモムキ。
これまたワカろうと思ったり読もうと思ったりせず舞台上の出来事を観て感じればヨロシイ、的な。ふとEテレの未就学児童対象の「何かをやっているところを見せて興味を持たせる知育番組」のオトナ向け版?な考えもよぎる。
また、これは扇田主宰の心の中のもの(=「観」)を表現しているのどは?などとも思う。(冒頭で仏教用語としての「空」の説明があったのでなおさら?)
結果、面白い表現や美しい場面が生まれたのか、的な。「面白い」と言うより「興味深い」公演だった。
【勝手にキャッチコピー】この作品に決まった「正解」はありません、あなたが感じ取ったもの、それが正解です
満足度★★
鑑賞日2018/04/26 (木) 13:00
創作舞踏やノンバーバルを見慣れていると感想は違うかも。空観は、帰結するところは同じなのかも知れないが、プロセスは僕のとはちがうかな。ただ、新しいものを観せて頂いたのは確か。もっとビシッと揃ったら違う感激も味わえたのかも。
満足度★★★★
ガーーン 台詞が何を言っているのか全然わからな~い(笑)
登場人物が使用するのはスペイン語風言語(タモリが、よくなんちゃって中国語をネタにしていたスペイン語版的?な)なので一体目の前でどういう会話が取り交わされているのか具体的には全く分からないのです。
たまに日本語に切り替わったりしてドキッとしますが、その部分で他を全てカバーしているという訳でもなく、ヒンドゥー五千回さんは正攻法でこないと覚悟はしていましたが、まさかこう来るとは。
そうなるとストーリーを読み解くには彼らの態度や口調、表情、リアクションが頼り。
外国映画をあえて字幕なしで鑑賞しているのにも似ています。
内容的には群像劇の様相で、どこの国だか分かりませんが生活水準や文化水準はそう高くなくてガサツな人が多く、村社会的な繋がりが強そうです。
そして集団の中でも、ちょっと特別に扱われている人物や、何かしでかしたらしい嫌われ者もいるようで・・・あれっ、彼らのコミュニティーや事の流れがそれとなく伝わってくるではありませんか。
更に面白いのは、描かれる内容がストレートプレイの域にとどまらず、パントマイムの技術を取り入れた不思議な感覚へといざなってくれる世界観でしょうか。時には呪術的でもあります。
こうして言葉の概要を取り払ったカタチで人間社会を観ていると、虫も動物も人間も大した違いは無く、そこに意味が本当にあるんだか無いんだかワサワサと生きているなーと、どこか達観した様な気になってきます。
ひょっとしてこれは神の立ち位置から見た作品?・・・解釈は自由な作品だと思います。
演劇でありながらダンスパフォーマンの様に、どこの国の人が観てもほぼ条件は一緒というのも面白いです。