音ノ森 公演情報 音ノ森」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ホロリと・・・
    kanikusoは初見の劇団だったのですが,ふざけた名前からは想像も出来ない,真っ当でストレートな芝居でした。途中,思わずホロリとさせられてしまいます。いや~苦手なんだよな^^;こういう素直になってしまうのって・・・。神崎ゆいさん目当てに行ったのですが^^;神崎さんはもちろん素敵でしたが^^;とても素敵な芝居でした。

  • 満足度★★★★

    家族の物語
    中華料理屋「チュンチュン」を舞台にそこに息づく家族と仲間達の人情劇。

    以下はネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    まず、舞台のセットがレトロ感溢れる作りです。
    中華料理屋のカウンターとその向こうに一つの部屋を作り、その部屋では両造の義母が亡くなるシーンを上手く演出してました。


    両造は訳あって、本当の両親でない「チュンチュン」の義母と義父にとても大切に育てられました。両造自身も、とても素直な良い子でしたが、中々「お父さん、お母さん」と言えなかったのです。やがて彼は大学を卒業し、この中華料理屋を継ぐ事になりますが、ある日、義母が癌だと言うことが判明しました。両造は本当に心配で心配でずっと義母の傍に付き添っていましたが、ある日、義母は喉を詰まらせて亡くなってしまいます。

    両造は「おかあさん」というたった一言が言えなかった事を生涯、後悔することになります。


    月日は経ち・・・両造は中華屋の大将と言われるようになり、義母の好きだった笛を練習して「音の森」という大会に仲間と共に出演する事になりました。

    そこでもかつての自分と同じように義理の両親に育てられた上条ヨシオが両親との確執によって中々素直になれないでいたのでした。


    両造は「本当の子供じゃあないとか、本当だとか関係ない。親子とは心の繫がりだ。本当の親不孝とは素直になれない、ありがとうと言えない、ごめんなさいといわない事だ。親が生きてるうちに感謝の言葉を伝えておかないと後悔するぞ。」と言い含めます。。


    解り易いベタな芝居です。
    だけれど、泣ける!


    「音の森」のタイトルには意味があります。この芝居の中の大会がこの舞台そのもので、観客は私たちなのです。
    そう・・・私たちは舞台の観客であると同時に芝居の中の観客でもあるわけです。


    最後の場面、役者の全員が「音の森」という大会で笛を奏でます。
    曲目は「カノン」

    笛でカノンを聴いたのは初めてですが本当に素晴らしいです。
    美しく優しい音色。


    素晴らしい!!(^0^)

  • 満足度★★★★

    親ってそういうものなんだ、としみじみ
    初見。素晴らしかった。
    ユーモラスで、シリアスで。どっちの場合も「間」が絶妙だと思った。

    ネタバレBOX

    後半、自分の経験を思い出しながら観る。
    闘病生活3年目で一昨年亡くなった私の父と、それを支えた当時の母の、それぞれの姿が思い出され、反省、感謝、謝罪、んでまた感謝、の気持ちがぐるぐるぐると。
    偶然だが、4月から地元のリコーダー・アンサンブルの団体に参加している。
    家で練習していると、ちょっと誰かに見守られている気配を、感じるときがあったり。(・・・特に父親の「形見」ではないです)
    リコーダーの音ってのはそういう呼応の力があるのかなぁ。とか思いながら。


    下町の「べらんめぇ」口調のせりふを聞くのが私的に久しぶりで、これがまたとてもしっくりしたべらんめぇだったので、とーーーーっても気持ちよかったです♪
    そして、吾郎の「Tシャツお色直し」は見もの、かと。

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