ファミリィゲーム 公演情報 ファミリィゲーム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    「グリーンフェスタ2018」参加作品。
    復讐という”負の連鎖”を人間関係における空しさだけではなく、ラストの全てを無に帰する出口のないというか救いようがない方向へ…。
    少しネタバレするが、いくつかの場面転換は、ストーリーテラー(アクマ=悪魔)によって説明されるが、その存在がなくても無理なく展開出来ると良かった。案内人がいると安易になり易く、例えば演出の巧みさではなく説明的になり観客の想像する楽しさ面白さを奪う恐れがある。
    (上演時間1時間45分) 【Aチーム】

    ネタバレBOX

    舞台セットは、四隅に柱を立て立体空間を2つ作り出す。もちろん確執がある「タチバナ家」「ウシゴメ家」を現す。その内側の床は黒色、同色のBox椅子がいくつか無造作に置かれているのみ。空虚感が漂う美術である。室内の様子を観せること、家族の心の在り様を象徴させるということを主眼としているようだ。両家の間にある空間が道路というイメージで、それは客席も同様である。冒頭は客席後方からこの2分された道路(通路)を下りてくるところから物語は始まる。

    「タチバナ家」と「ウシゴメ家」はある地方都市の向かい同士だが、前々から確執があるようだ。その理由は判然としないが、いずれにしても溝は深い。そして、それぞれの家族にはちょっとした家庭内のトラブルもあり、家庭内の不満・鬱積が向かいの家への憂さ晴らしという形で解消させている面もある。だから関係がさらに悪化するという悪循環を繰り返している。例えば菜園の野菜を盗む、家庭菜園を荒らすという行為、一方それを防ぐ対抗手段として防犯カメラを設置し警備を強化する。
    実は両家の諍いの原因は「タチバナ家」の嫁カオリ、「ウシゴメ家」の擬嫁ポンチーナの仕業であり、それを近所の女性が実行している。そして徐々に家庭内における夫婦の力関係が逆転し、今までの家庭内の鬱積が爆発するという皮肉が…。

    家族同士の諍いをアクマが俯瞰(別次元)する、ストーリーテラー的な立場・役割で眺めている。そして交差点でのすれ違いを人生、人の感情(気持)に重ね合わせ、さらには自ら家族の諍いを助長するよう能動的に動く。
    語りたい事を盛り込み過ぎのようで、テーマが暈やけ物語の繋がりが感じられない時がある。辛うじて現実的な人物描写、視覚的な表現を試みることで克服しようとしているようだ。ラストは、東日本大震災と原発の影響でその地域に住めなくなり、街が無になるような空虚感を漂わせる。その情景は人の心の空虚さと重なり合う。

    演出…柱のみの家は、外見ばかり取り繕った家族の姿を反映しているようだ。もちろん室内を見せること、ラストの大震災での揺れを表現する必要性があったと思うが、家(族)という土台の不安定さが如実に表れている。両家の諍い、そこへ近所の女性を登場させることによって地域の閉鎖性や弱みに付け込んだ興味本位的な側面も観えてくる。家族(小単位集団)から街(大単位集団)の問題へ視座が広がる演出である。

    総じて若い役者であるが、人の心が徐々に壊れ狂気に変貌していく姿がしっかり観て取れる。特に柱囲いの家庭内は、ある種の密室であり2人ないし3人による濃密な会話が緊迫感を生んでいた。大きなアクションはない、または出来ない限定空間での表現は難しいと思うが、一人ひとりのパフォーマンス力が強く、最後までテンポ良く観(魅)せていた。内容は”復讐にはf復讐を”という台詞に象徴されるように、暗く塞ぎ込むような気持にさせるが、コミカルな動きは現実から距離を置くような和らぎを覚える。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    (遅ればせながら)実に困った作品です。なんというか毒気と狂気と、ねじれ。人を裏側から見るような描き方。普通のようで、普通ではない者たちが囚われていることに気づけないまま、どんどん追い詰められていく。その辺りの描き方は上手いと思いつつ、ちょっと中だるみも感じる。
    後半、立場が逆転してからの展開、狂気が増して観ているのが嫌になって来た。
    ハッキリ言って話としては嫌いです!ですが、その吐き出すような感情の描き方はイイ!
    そういう毒が満載した作品に徹底すれば良かったのに、ラストにはなんかガッカリしました。自然の前では人のどんな感情も無に帰るという事なのか?一体今までのあの騒ぎは何だったのか?なんにせよ、人対人の結末は人対人で終わらせて欲しいと思いました。

  • 満足度★★★★

    チラシイメージとはだいぶ異なるものだったが後半の激熱シーンが見ごたえあってよかった。

  • 満足度★★★★

    想像とかなり違っていましたが、楽しめました。

  • 満足度★★★★

    ブラック効きすぎのコメディ。大いに満足ですが、ゲップが出てしまいました。上演時間もうちょっと短くならないかな。

  • 満足度★★★

    もっと普通(?)のちゃんとできない人たちのお話かと思って行ってしまったのでギャップが大きかったです。でも、人間の心にあるものを大げさに表現しているだけなのかな。端から見ていると、そうじゃなくてこうしたらいいのにと思えることも当事者には分からなくなるのかな。

  • 満足度★★★★

    テンポの良さがお芝居を引き立たせていました。
    衣装で登場人物を分かり易くしてくれていました。

  • 満足度★★★★

    独特なテンポで描かれる家族間の内情の色々…中盤~終盤にかけて明らかになっていく真実と、所々に挟まれるコミカルさが面白いなと思いました。
    そして女性陣の勢いと強かさに「これこれ!」って首を振ってしまう。
    全く共通点の無い周辺の人々も何処か不気味で個性的。誰を注視するかで面白さが変化するかも?

  • 満足度★★★★★

    説明文とチラシのイメージから、何というか、オフビートなコメディなのかなとタカを括ってました。ごめんなさい、凄かったです。こんなに面白く、そして狂気じみたコメディだったとは。最後にアレを絡めたのは好みが分かれそうですが。

    ネタバレBOX

    開演前に流れていたチャランポランタン、あれってアルバムの曲順変えてました?
  • 満足度★★★★★

    圧倒的なセリフの量とキャストの熱気と迫力。いつものことながら、劇潜サブマリンの舞台には、人間の狂気を感じます。
    舞台のつくりも変化があって面白く、キャストも魅力的でした。感動とも違う、しかし目が離せない、異空間に紛れ込んだような不思議な感覚でした。

  • ほどよく効いてる毒気と狂気が好きだ。

    惜しむらくは序盤から中盤にかけて冗長な感じがしたことかなあ。

このページのQRコードです。

拡大