月はゆっくり歩く 公演情報 月はゆっくり歩く」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    実は......

    ネタバレBOX

    それぞれに思惑を持って集まった人々の駆け引き、面白かったです!
  • 満足度★★★★

    新宿眼科画廊は初めてでしたが、作品の雰囲気と合っていたように思います。隠れるように生きているような?

    ネタバレBOX

    二つ目の月が見える事で、周囲から浮いてしまっている自分。でも、自分以外にも見える人がいる事で、自分はおかしくないのだと証明したい。自分以外の人と二つ目の月を見ることで安心したい。。。のだと思って観ていたらまんまと騙されました。
    二つ目の月が見えたら何か変わるかもしれない、と思うのはおそらく彼らだけだはないはず。新宿歌舞伎町から空を見上げながら余韻に浸って帰れました。おもしろかったです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    人の嫌らしい部分(暗部)を抉り出すような物語。常識、真実として疑わないこと…そこにある漠然とした疑問、間隙を突くような問いを観客に投げかけ一気に物語に引き込む手法は見事である。
    (上演時間1時間25分)

    ネタバレBOX

    セットは廃屋内、上手・下手側にビールケースが積まれ、ダンボール箱、ゴミ袋などが散乱している。そこに次々と人が集まり、常識では考えられないことを言い合う。登場人物の1人はまーさん(浜谷優斗)のTwitterで"2番目の月が見える人、集まりませんか?”の呼びかけで集まった人々(男女7人)の奇妙にしてエゴイスト的な行動が表面化してくる怖さ。

    人々が持っている心の闇が次々と明らかにされるが、それを恣意的に利用する人も現れる。物語は見知らぬ人間関係を奇妙に描く濃密な会話劇。軽妙・淡々としたリズムから耽々とズバッと切り込んできたり、人の出入りに伴って予想を大きく越える方向に展開したりして関心を惹きつける。何が常識で非常識なのか、その鬩ぎ合いも見所。

    2番目の月が見えること、その思いを吐露することによって異常人扱いされる。そんな似非不安を抱える人達が真の目的を果たそうとした瞬間、別の意味で異常が倍加する怖さ。物語が突然違う様相をおび、嫌な人間の集まりに変化していく。自分本位で自分のことしか考えない人達が多く出ている物語であるが、抽出された”嫌な感じ”がそれで終わる訳ではなく”考えさせる面白さ”に変換されて行く。

    作・演出の今村幸市氏が当日パンフで「今回の芝居ではTwitterがひとつの役割を果たします。物語の前面には出ませんが、じつは重要なアイテムです」と記している。神奈川県座間市の事件を意識しているらしい。SNSはヴァーチャルな体験をリアルな出会いに変える。そしてサイコパスはネットワークを利用することで、悶々と悩みを抱えた人間を効率よく勧誘できるらしい。
    実際あった事件を見据えつつ、公演では共同幻想、集団催眠、狂気、魔術あるいは詐欺か。戸惑いや不安という状況を「見えないはずのものが見える人々」に設定しての会話劇の行方は…。
    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度

    「もうひとつの月が見える」のフレーズに哲学的なロマンチックさを感じたのですが・・・ 自分の現状から逃げたい人たちの願望と屁理屈のように思えてしまったのは私だけなのかしら。キャストの滑舌はよく声も出すぎるくらい出てました。 

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/11/28 (火)

    当日パンフに目を通した時、以前、この劇団さんで拝見した『スカイ』の二の舞…頭ん中でこしらえた感の強い芝居かなぁ、と一瞬引いてしまったが、いざ拝見してみると、「今」の日本社会を強く意識させられる、リアルな作品(85分)でした。

    ネタバレBOX

    Twitterの呼びかけで集まった、月が2つ見える人々の群像劇。

    いつものノーチラスさんらしく、登場人物一人ひとりにスポットを浴びせ、丁寧に描写していく手法は健在。ただ、個々の人物造形、どことなく、過去作品で見かけた人物像のような気がします。

    決して軽い題材を扱っている訳でもないのに、ノーチラスさんの作品にしては珍しく(笑)、観ていて肩の凝らない85分でした。
    過熱しがちなストーリーの展開を、石田茜子さん演ずる(ノーチラスの芝居には珍しい、過度に深刻ぶらないキャラである)千枝が示すクールさが、程よく冷ましてくれたからかなぁと。

    ただし、肩が凝らずに観られた代わりに、ノーチラスさん独特の、ジリジリした焦燥感が、今回、希薄だったように思われます。
    例の座間の事件に影響されて、筆が…いや、キーボードを打つ指が鈍ったのかなぁ?
    それとも、今回、木村香織さんが出演されていないからかなぁ?

    色々と考えさせられる、水準以上の良い芝居だったと思います。個人的には満足しています。
    ですが、ノーチラス印の包装紙を信頼して来られたお客さんには、封を開けてみて、中身の、ちょい喰い足りなさに拍子抜けしたんじゃないのかと、勝手ながら案じてしまいました。団体さんのカラー、というか持ち味、大切になさった方がよろしいかと。

    最後に、記録として役者陣に関して。
    鈴木響さん…引きこもり。呼びかけ人。隠れた目的を持つ。
    北村とうこさん…姉と交代で、父の介護。未婚。主婦売春等。実は…
    山岸香菜さん…主婦。妊娠中。夫の性格が面倒。
    石田茜子さん…医療系の専門学生だが、実は画家志望。今回、唯一のクールな人物。
    渡辺航さん…面倒な夫。外弁慶。オトナ子供。
    竹田真季さん…母と二人暮らし。独身。初めはクールでシニカルだったが…
    小玉賢太さん…かっての売れっ子SF作家。今は小悪党の詐欺師。実は…
  • 満足度★★★★

    登場人物の内面が赤裸々に描写されるシアターノーチラスさんの作風はとても好きです。
    今回は「2番目の月が見える人々」という事で、この人達を一体どう捉えたら良いものか悩ましいスタートではありましたが、隠れた根っこの部分を引っ張ってみれば芋の様にゴロゴロ出てくる心の異形物。
    初めて会う人の言動、表層面からどれだけ本当の姿が読み取れるというのか、過信する事に対して注意信号が点滅します。

    SNSでの怪しい呼びかけ。
    今までも、これからも縁の無いモノだと思いますが、本作を観ればもう絶対近寄りたくない。そうNEVER!

  • 満足度★★★

    展開が工夫されてておもしろかった。

  • 面白かったです。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/11/26 (日) 18:00

    別役実の会話劇を思わせる雰囲気で始まった芝居だけど、吐く言葉はリアルで生々しく、なのに哲学的でもある。
    そして、全体を覆うムードはファンタジー。
    観終わってみると、上質のミステリーであり、深い人間ドラマでした。

  • 満足度★★★★

     月が2つ見える人集まれ! ネット上にこんな内容のフレーズが踊った。半信半疑で決められた日時・場所に三々五々集まった面々。それぞれがそれぞれの事情を抱えつつ、定かならぬが、見えない糸で繋がれたかのようにぽつり、ぽつり、と各々を騙ってゆく。何か裏がある、と疑う者が現れる。新興宗教の教祖狙いの者が現れる等々幻視者に対する「真っ当」や作為が対置されつつ物語は展開してゆくのだが、問題は所謂現実家なる者達の主張することもまた我々の暮らす現実の不確かさの一環を為しているのではないか? ということなのである。その有様が、丁度炙り出しの映し出すいくらかぼんやりした不確かさの怖さとして寓意の形をとって表されている。(若干追記2017.11.28 )

    ネタバレBOX

     とどのつまり、アイデンティファイできない人々の孤独が偽のアイデンティティーを作り出す為の工夫。それが、今作の描いた怖さだろう。
  • 満足度★★★★

    静かに不安や狂気が心を蝕んでいくストーリー,劇団の個性が良く表れています。後半の展開は納得,良かったです。丁寧な物語の作り方,堪能できました。

  • 満足度★★★★

    2番目の月が見えると集まってきた男女。何故2つ目の月が見えるのかというところから始まり各々の人生が少しづつ明らかになっていき・・・・小説を1ページ1ページめくっているような丁寧な作りでいろいろとラストを想像しながら見れた。
    自分なら自分の家族が見えたらとどうするのだろうと考えながら家路に着いた。
    静かにじっくりと見たい方にお勧めの舞台です。

    ネタバレBOX

    ラストまで見て「そうかぁ、結局誰も2番目の月は見えてなくて見えたらいいな」の人々だったんだ。
    もし2番目の月が見えたら確かに世界が変わるかも知れない。そんな期待を持って集まったのに・・・
    ちょっとやるせないけど自分の人生は自分でどうにかしないといけないんだろうな。

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