公演情報
「山歩き」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
まず、日本ではお目にかかれない作品であろう。
日本の演劇は、日本の現代に対するマクロな視点が抜け落ちている。現代の個人を描いた作品はゴマンとあるが、現代の社会に向き合ったものは、中々、ない。社会的な対立に踏み込む恐れもあるからだろう。
が、同作は、ネット社会やグローバル化、それに伴う新たな形のナショナリズムの勃興など、諸問題を炙り出している。
テレビやラジオ、勿論、ネットなどなかった時代に、演劇が担っていたであろう風刺や、警鐘といった役割が、今でもドイツではちゃんと意識されていることが理解できた。
私自身の演劇に対する向き合い方に、一石を投じてくれた作品でした。
とんでもなく面白いドイツの現代劇。約75分弱。インターネットがもたらした革新的変化に適応、反発、または乗り遅れる人類を赤裸々に描く。グーグル先生が両親より賢くなった今の、教育とは。人類は常に過渡期にあり、新たな問題にぶつかって、愚行を繰り返すものなんだな…。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/14 (木) 19:00
需要と供給と秩序と性教育について概念だけが飛び交う会話劇。
この大人たちはどれだけ溜めていたんだエネルギー?
兎に角。素人でもわかる素晴らしい演出。
飛び交う会話は「割と難しい」。でも細かい演出は見ていてどれもワクワク。
モロ師岡さんの抑揚ある台詞回しもgood。
激論する単調なシーンはバランスボールや椅子に立ち上がるさまが緩和していく。
狭い空間でもしっかりと計算された演出は唸るしかありません。
ラスト"彼女"の姿に疑問も帰路中に気付く「アマルの親が欠席した理由だよ!」
同時に彼女が白板に書いた文字を書き留め忘れた後悔が押し寄せて来ました。
あと「スリッパ」。
モロさん最初は履くか履かないか迷っていたのに。
椅子に立ち上がるとき最初はちゃんと脱いで両手に持って叩いていたけど、終盤はそのまま立ち上がっていました。
場になれたのか、興奮したのか、威圧感をあえて出したのか。
うーん、気になる演出。
演出の小山さん次回作品が配布されたフライヤーの中にあり。行こうかな。