瘡蓋の底(かさぶたのそこ) 公演情報 瘡蓋の底(かさぶたのそこ)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    終戦直後の満州。ほの暗い船底に5人の男たち。船底に身を潜め、人の名前を買って、満州から日本へ秘密裏に帰国しようと目論んでいる。当たり前の方法で帰れないのは、それぞれ人に言い難い事情があるのだ。

    たまたまそこに乗り合わせただけで立場も年齢も目的も違う。互いへ向けた不信の目は、そのまま自らの後ろめたさと重なるだろう。

    あることから、買い取った名前が同一人物のものであることがわかり、命がけの駆け引きが始まる……。

    一方、ある嵐の夜、母の入院を契機に集まった三人姉妹とその友人たち。

    入院は検査のためとわかるが、それを口実に長姉が妹たちを呼び寄せたのは、母の還暦祝いについて話し合うためだった……。

    異なる時代、異なるシチュエーションで、交互に進んでいく2つの物語。

    船の男たちの物語は、それぞれの事情と命をかけたやり取りによる緊張感と、存在感のあるキャストの熱演で見応えがあった。

    一方、現代の姉妹たちの物語は、彼女らの生い立ちや両親との関係、次女の元カレや三女の奇妙な友人などを絡めつつ独特のユーモアと屈折を含んで進んでいく。

    それぞれの物語の展開に引き込まれたが、特に、エゴむき出しのやり取りを経て、小さな命を囲むこむ男たちの姿が印象的だった。

    2つの物語の関連が明らかになるラスト。つながれていく命のイメージが胸に残った。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/10/01 (日) 14:00

    座席1階B列

    価格4,000円

    ロ字ックの小野寺ずるが出るというだけの理由で観に行った初タカハ劇団。
    密航船の中で心理戦を切り返す5人の男。
    母の還暦祝いの事で争いを繰り返す3姉妹。
    この2場面が交互に繰り返される展開だが、この2場面が最後に1つにつながる
    内容は正直、途中で読めてしまった。
    それでも、十分に面白かったし、何より役者さん1人1人が素晴らしかった。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい。二つの時代を交互に描き両方の時代をさらりときりとることに成功。非常に観やすいが、とてもスリリング。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/09/28 (木) 19:00

    座席B列7番

    価格4,000円

    オープニング前から、幻想的で、何処かオドロオドロしぃ感があった。
    過去と現代の異なるふたつの物語が、ハイスピードで交互に繰り広げられ、私の興味は、吸い込まれていった。。。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/09/27 (水) 19:30

    座席1階A列

    タカハ劇団『瘡蓋の底』小劇場B1

    重厚で濃密な会話劇。迫真の演技に圧倒されました。面白かったです!
    それぞれに消したい過去、忘れたい過去があって。
    激しく傷ついた過去は表面上どんなに治癒したように見えても、
    瘡蓋をはがせば再びジュクジュクと血が吹き出してくるものなのかもしれないですね。

    場面転換の演出がインパクトがあっていいなぁと思いました。好みです。

    ネタバレBOX

    現代と過去の2つの場面が交互に描かれる構成なのだけど、
    過去パートの重厚さに対して現代パートはやや軽妙な感じがしました。
    ちょと温度差がありすぎるかなと(^_^;)
    いや、メリハリが効いててそれはそれでいいのかな……

    個人的には過去パートの方が好みです。
    まずシチュエーションが面白いですし、
    追い詰められた人間たちが見せ始める本音、本性が生々しくて良かったです。

    現代パートの軽妙な掛け合いも面白かったです。
  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/09/27 (水) 19:30

    終戦後、満州から密入国して日本に帰ろうとする男5人。実は、皆同じ名前の偽造身分証を持っているため、他人を追い落とそうとする。一方で、場面は変わって現代。母が入院したのを機に3人姉妹が久々に集まるが、今一つ仲の良くない姉妹の話はまとまらない。
    交互に展開される物語は何でつながるのか、途中で分かってしまうし、とある現象も兆候の伏線が見え見えである。なんとも物足りない。2つの場面の繋がりにこそ、もっと明確なドラマが欲しい。高羽はそれだけの力があるものと思われる作家なだけに、やや残念な気分である。

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