真っ赤なUFO 公演情報 真っ赤なUFO」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    席に着くと目の前に実家の居間もこうだったと思い出させるセットが広がっていた。
    床の間があって(おそらく安物の)掛け軸が下がっている。
    庭に面した縁側を左に進めば便所があり、右は玄関や台所に通じている。
    居間の中心には電話があり、端っこにはTVが置かれている。

    前半は、頑固おやじが娘の縁談に反対するという昭和名物の話だ。
    後半は登場人物が増えてのドタバタである。
    言い訳をしない昭和のお父さんは人間性まで否定されるが、最後はもちろんお約束のハッピーエンドとなる。

    団塊の世代は暖かい気持ちに浸れる作品である。
    ベテラン俳優さん達の上手すぎる演技は「うちの近所にもあんなおじさんやおばさんがいたなあ」の連続だ。若手のオーバー・アクションが若干気になったが、あれも昔の演劇の再現を意識したものと合点した。
    まあしかし、SLを動態保存しているような演劇であって創造性に欠けるところは減点1か。

  • 満足度★★★★

    太田善也作、好感の持てた朋友『ら・ら・ら』をチラッと思い出しつつ、昭和の懐かしき家庭を舞台にしただろう劇を賞味しに出かけた。
    ピンクレディの「UFO」はかからなかったが、『未知との遭遇』が4年前(だったか、一桁)という時代設定は、ツボである。ツチノコやネッシーに騒いだ子供が、『スターウォーズ』の宇宙空間を見て衝撃を受けた。振り返れば時期は殆ど近接している。
    アブダクション(という言葉は実はイキウメの芝居で最近知ったのだが)を扱った家庭劇というのも珍しい。要は「宇宙人」との接触だが、これを巡ってテレビ番組の収録にも発展し、奇妙な展開を見せるのが後半。決して順調とは見えない一家の風景の断片を描いた前半の、その真相が不本意にも暴露されることになるという造り。
    確かに最後は大団円に落ち着く家庭劇だが、娘の恋人エピソードと言い、テレビ収録エピソードと言い、和式の屋内のリアルなセットから想定されるリアルな芝居の柵を超えて、多様な局面を見せ、観客を楽しませると同時に不安定な場所にも立たせる。テレビ局の人間の「罪」は、父の職人気質ゆえにか露見せず、芝居としては、小さくない罪を不問に付して終える事となり、また「J-alert」に即応した台詞は演出の加筆か・・は分からないが、こうした不安定要素が安定に傾きがちな家庭劇を、目を外せない芝居にしたのだろう。
    証明しようのない事実を、信じるのか、否か、信じるとすればそれは何故か・・情報過多の現代、このリテラシーは却って減退しているかも知れない。(中身のスッカラカンの某新党でさえ、テレビ画面にこう頻繁に映れば、人は選択肢はそこにあると「信じて」しまうのか?・・) 終盤この「信じる、信じない」の問いが、台詞として何度も繰り返されていた。

    ネタバレBOX

    開幕直後、以前から「声を張り上げてばかり」な印象しかなかった俳優の父親役の、その印象に重なる演技に冒頭は引いたが、徐々にらしく見えてきた。
    娘の恋人役の俳優も、恐らく若手として観た数年前の芝居で私は不満タラタラであったが、これだけ笑いが取れるような事になったんであるからして・・
    全くの余談であった。
  • 満足度★★★★

    実に見事な昭和テイストの家族ドラマ。当時のUFOブームが懐かしい。地球に宇宙人がやって来る可能性は今やほぼゼロなのですけど、ロマンがあっていいですね。

  • なかなか微妙なコメディでした。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/09/29 (金) 19:00

    座席1階A列9番

    価格3,000円

    まるで、自分ちの茶の間の、400インチくらいの大画面のテレビで、ドラマを観ているくらいの、これ以上ない極上の席で観劇して来ました。

    面白かった!と、言う表現よりも、

    キモチ良かった。と、表現した方が適切かも知れません。
    休憩10分を挟んだ150分という大作。

    テンポ良く役者さんたちのセリフのひと言、ひと言が、

    ミストの様に、私の渇いた心に浸透して、

    まるで、エステに来ているみたいでした。(エステに行った事はありませんが…)

    今、癒しを求めている方は、小田急に揺られてみませんか?


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