清らかな水のように ~私たちの1945~ 公演情報 清らかな水のように ~私たちの1945~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    既視感があるが、描いている内容は、72年前(1945年6月)の先の世界大戦・沖縄戦における事実。その事実は圧倒的な力で観客(自分)の感情を支配する。少し緩くなるシーンもいくつかあったが、全体的に反戦メッセージが伝わる。
    なお、ラストシーンの余韻と終演後のキャストの撮影会、そのギャップに違和感もあったが、平和だからこそできる公演でありイベント。
    (上演時間1時間20分)(Aチーム)

    ネタバレBOX

    舞台は素舞台。しかし衣装はそれなりに時代が分かるもの(兵隊の軍服、女子学生のもんぺ姿)。後景は上手側に密林、下手側に洞窟が描かれた一枚絵(衝立)。何となく沖縄の雰囲気は出ている。
    梗概…沖縄県に修学旅行で来ていた2人の女子高生が、「ひめゆり平和祈念資料館」での話しを聞かず海へ遊びに行ってしまう。ある洞窟抜けたところで異変が起きる。いつの間にか1945年の沖縄へタイムスリップしてしまう。時は沖縄戦の真っ最中、当時の女子学生と遭遇し、いつしか戦争の悲惨さ、無常さという不条理を身を持って体験する。「生」を保つ行為、行動、それは物理的に恵まれ、平和が当たり前にある現代との対比によって鮮明になってくる。その表現が母親からの度々の電話である。
    今(2017年)の世の平和の尊さを改めて知る。そんな教訓めいた物語である。しかし、その教訓は、意識して守り維持しなければ…沖縄の砂浜、砂上の楼閣のように崩れてしまうだろう。72年後の平和資料館で邂逅(17歳と89歳)させる展開が印象的である。

    疑問として、タイムスリップしたこと、戻ってこれた原因のような説明が少しあると、もっと納得感と感情移入ができた。

    少し緩いと感じたのは、隊長がタイムスリップした女子生徒が持っていた菓子をザックから取り出すシーン、当時の女子学生が食糧、水を調達した後のシーンなどは笑いがもれる。重苦しい雰囲気を和らげる、観客へのサービス精神だろうか?せっかく沖縄戦のリアルさが伝わるところで、素に戻す(舞台から降ろす)ような演出?は勿体無い。
    自分の好みとしては、全編硬質に貫いても良かったと思う。それでも、沖縄戦で実際あった話(腕を斬る、青酸カリで自決など)、その事実の重みが物語を引き締め見応えあるものにしていた。今の時代だからこそ思える、当たり前のような”平和”、居て当たり前のような”父母を始めとした家族”、その状態、存在が尊く感じられる。
    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    とてもいい内容だったし、きちんと史実など調べて書いたのでは?と思える内容だった。

    ネタバレBOX

    合唱曲良かった。
    全員演技よかった。
    いちばん年配の男性の役者さん、気迫のある演技だった。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/07/26 (水) 14:00

    価格3,500円

    公開されているストーリーから想像していた以上に重い内容でした。米軍の攻撃にただ逃げるだけの,丸腰の女子高生たち。修学旅行で沖縄に行く人はぜひ観てほしい。事前指導のDVDや,現地の平和祈念資料館で見る以上に戦争というものを体感することでしょう。沖縄に行った人も,興味のない人も,平和な現代に生きる若い女優たちが演じる,迫真の声を,歌を,息遣いを,叫びを聞いてください。時々一瞬暗くなるので,そこで涙を拭きましょう。席は最前列以外なら,段になった後方の席が見やすいです。東京に住んでいたら,もう一度見ます。名古屋からもう一度行くには財布が軽すぎて...。

    ネタバレBOX

    舞台背景は1つだけですが,演技に引き込まれて気になりません。笑いや歌もありますが,脈絡のないミュージカルの歌と違い緊迫した状況を邪魔しない自然さが魅力でした。女子高生と彼女たちを守る愚直な帝国軍人との交流がいい味付けになっています。タイムスリップもそうですが,ラストの投降か玉砕かという命の瀬戸際に,もう一つしかけがあり,ここで軍人の葛藤が見てとれます。こんな軍人さんばかりなら沖縄の民間人はもっと救われてたのかな。素敵な演技で,誰もが将来を期待できる女優です。個人的なお気に入りの役(Aチーム)は,いずみ,勇子,好江です。目力のある表情に圧倒されます。

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