第20回公演 『君♡ふりーく』 第21回公演 『ジェニュイン・ケア』 公演情報 第20回公演 『君♡ふりーく』 第21回公演 『ジェニュイン・ケア』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    『君♡ふりーく』観劇

    ネタバレBOX

    一人の地下アイドルを愛するストーカーたちの話。

    ファンは全員がストーカーでした。ファンの数を数えるのに、一人を十人単位で数える何気ないあるある感に笑いました。
  • 満足度★★★★★

    深い闇の世界をちょっと覗いてみるもりが、完全にズブズブにハマってしまった件。

    今回も天ポリさんは、豪華二本立て公演!って、欲張ってとか頑張ってとかそういうレベルはもうとっくに卒業してしまって、もう毎回2本やるのが当たり前になっているところが驚愕レベルなんですが、今回は第20回公演、初日のファーストステージの「君♡ふりーく」を見てきましたよ!

    ネットの世界の中には、ほらよくいるでしょ、それなりの年齢になってるけど、定職にも就かずに家から全然出ないで生活してる人って。ご職業は?自宅警備員ですっ!とか言ったりたりしてますが、今回はそんな引きコモラーのお兄さんのお話なのです。
    んでもって、この彼が売れない地下アイドルの強烈なファンな訳ですよ。もう、画に描いたようなわかりやすい引きこもりヲタクさんなわけですね!
    ただよくある話とちょっと違うのは、依存している先は両親ではなくて、真面目でお兄さん思いの良く出来た弟君だという事。両親ももちろん出てくるんですけど、あれ?なんか変だぞ?
    特にお父さんは彼のライフスタイルをむしろ突き通せ!と応援してるぐらいの勢いだったりで無責任を通り越して、むしろ潔いぐらいだったり。

    お兄さん思いの熱心な弟君はお兄さんを外の世界でまともに暮らしていけるようにと、精神科の先生のところに相談しに行くのですが、そこで聞かされた話は結構シリアスで、このままではヤバい!治療できる限界を超えてしまってるかもしれない際どいところ。
    そんな弟君の心配をよそに、お兄ちゃんはなんだかわけわからない理由で、ついうっかり外に出てしまう事になってしまったので、まあ結果オーライ。
    そして外にはお兄さんの仲間がなんと4人も居たのです。あれ?そのうち一人はなんか違和感ありますけど。

    売れなくても地下アイドルに固執していないと、人生やっていけないわよ!って完全に追い詰められている感じの年齢詐称の地下アイドルさんは、5人しかいないファンの為、というか自分のためだけに一生懸命頑張ってはいるんだけど、寄生先のお姉さんの家でギクシャクしていて、ついにお姉さんのほうがキレて家出してしまう始末。
    漫画のようなよくあるシチュエーションの、端から無責任に見ていると他人事ならニヤニヤしてしまうような状況で、これからどうなる?ってところで、観客である私たちは、あらかじめ用意されたすごく深い闇の世界に有無を言わさず一気に引きずり込まれてしまって、見事演出の魔の手にハマってしまうわけです。今回は独特の空間がウリの下北沢の楽園での公演だったのですが、エリアの使い方もお見事!

    いつもはどちらかというとイロモノキャラを演じている客演の吉原さんが、今回は常に目の下にクマを作っていて微妙にイライラしてるけどそれを一生懸命抑えているような精神治療科の六平先生を演じているんですが、その微妙な雰囲気がとても素晴らしい。そしてその先生の助手室井が軽薄なイカれたキャラなのかと思いきや、すごいトラウマを抱えた、共に深い闇の世界を目を逸らさず見てくるしかなかった世界の側の人を大変素晴らしく演じているのがとても印象的です。

    あなたは病気なんです!って自覚がない人に言っても、何言ってんだい?なんて言葉が返ってきちゃったりしますけど、重症を通り越してしまった4人プラス、お兄さんの5人の地下アイドル親衛隊は世間一般では、そりゃ犯罪ですっていう領域を踏み越え始めてしまったり。
    お兄さんは戸惑いながらもやっと認めてくれて受け入れてくれた仲間を失いたくないという思いから、どんどんその行為に身を染めて行っちゃうのですが、皆にはそれぞれそんな所にまでなってしまった切実な理由があって、それが明かされていくと、彼らをケシカランとは思えなくなってしまう絶妙なラインで話が進んで行きます。
    普通、こいつ完全にアウトじゃん!と思われてしまうヤバいストーカー君が、実は彼なりの踏みとどまるラインを実は持っていたりするんだけど、一見一番しっかりしたリーダーシップを取っている親衛隊のリーダー格の彼が、もう修復不能レベルの精神崩壊していたりと、観客の判断力と価値観を巧みに切り崩しをかけてきて、誘拐拉致監禁と最強犯罪級の状況まで行ってしまったところで、思わぬ刺客が現れます。もうね、ラストは見てください!としか言えない感じなんですが、しっかり通ったスジに強力な説得力と、ダメ押しで凄い破壊力の無理押しと、畳み掛けるようなラストの展開で、ここら辺が天ポリさんの絶妙なバランスでなんだか納得させられてしまって、見終わった後今回もマンマとやられたなあと感心してしまう訳です。

    個人的には、売れない地下アイドルさんは、鈴木みその漫画「限界集落温泉」に出てくる伝説のネットアイドルぐらいのダメダメレベルで演じてくれればもっと破壊力があったかもしれません(笑)
    地下アイドルさん本人がそこまで逝っちゃってれば、親衛隊の異常度も、もっと引き出せたかもですねー

    上演時間は1時間40分ほどですが、毎度高密度ハイスピードでとても満足な上演でした。次回公演も下北沢だそうです。楽しみですね!

  • 満足度★★★★

    『君♡ふりーく』観ました。ドタバタコメディなんだけど、リアルなストーカー問題もキッチリと描いていたな。社会派エンタメ、大いに堪能できました。

  • 満足度★★★★

    妙な説得力と妙なリアルが時々ちくっと刺すように入り込む。ちくっとではなくて一箇所グサッとが欲しいなと(多分劇団のカラーとしてそれはあえてしないのであろうと思うが)思った。個人的には“おねえちゃん”、あなたの気持ちはとってもよくわかります!と同調。ぶっ飛んだ面白い存在感、好きですねぇ!

  • 満足度★★★★★

    ストーカーの生態が大げさに(いや、事実なのか?)描かれていて笑えました。兄弟を見守るおとんとおかんが良かったです。

    ネタバレBOX

    あんな兄弟ではおとんとおかんも心配で成仏できないですよね。笑って見ていたはずなのに、結構シビアな顛末でしたがそこも良かったです。
  • 満足度★★★★

     いつもとちょっと毛色の変わった今作、観たことが無い方々に説明しておくと、自分が天然ポリエステルを見始めて以降いつも、何かに追われてアタフタというのが、天ポリのスタイルだったからである。

    ネタバレBOX

    例えば締切に追われるなどだ。実際、座付き作家は遅筆らしい。とすれば、それは役者・演出家・照明や音響は言うに及ばず、舞台美術、小道具、宣伝他総てに関わってくるわけだ。別に作家にプレッシャーを掛けるつもりはないが、総合芸術である演劇の根本の柱になるシナリオは、それだけ大きな役割を負っているのである。同時に演劇は、一舞台、一舞台が総ての細部に亘って同じものは一つもない。従ってどんなベテラン役者であれ、スタッフであっても、常に一回限りの真剣勝負で舞台に臨まなければならない。これが、演劇の非再現的緊張を生み、舞台を常に活き活きしたものに保つのである。かつて、つか こうへいが実践したように。そして、くしくも同じ時期・同じ発想で舞台作りをしていたピーター・ブルックが、今も演劇と格闘し続けているように。
     さて、今回天ポリが挑んだのはストーカーという病に罹りながら、それを病とは認識できない人々についてである。思えば、母子相姦に於いても、本人同士が、それを悪とは認識していないケースが問題化したことがあった。彼らの論理はこうであった。”互いにこんなに愛し合っているのに、愛していることがいけないのですか?” という反応である。開いた口が塞がらないという読者もいらっしゃるだろうが、これは事実である。即ち社会・三人称的世界観が完全に脱落或いは脱臼していて、一・二人称で世界が完結しているというのが、彼らの特徴であった。近親相姦がどんな結果を齎し得るのか? その反省を踏まえてタブーとされた歴史的知恵を彼らは認めていないかのようである。確かに恋に酔うことは、一時的に三人称的世界を忘却することであり、掛かるが故に恋は賢者をも愚者にするのだが、大抵の者は、予め近親相姦が齎すリスクを科学的知見としては兎も角、社会的常識として知っており、そんなリスクは冒さないというボンサンスを持ち得ている。
     では、ストーカーをする人々というのは、どんなタイプの人々なのであろう? 今作に登場する彼らの論理から見るに、彼らもまた近親相姦者同様、愛しているのに何故いけないのか? という論理があるようである。異なる点は互いに愛し合っているとは言い難い点である。仮にかつて相思相愛の時期があったとしても、問題となる時点では片やストーカー、片やその被害者となっている。つまりこの時点でストーカーは、愛が妄想と化した状態で被害者を追い掛け回すのに対し、被害者は毛嫌いしているという訳である。今作は、物語を余りにも深刻なものにしないよう、被害者にも強いアイドル指向を持たせ、ストーカーたちをすらファンという概念を用いて自分に納得させようとする、これまた病的キャラクターとして描いているが、案外、今作の視点の方が現実に近いかも知れないのである。何故なら心理学的分析は完全な科学と呼ぶには余りにも客観性を欠く学門であり、多くの場合、その療法も想像力の産物だと思えるからである。そもそも、対象とする心理そのものが揺れ動く何者かなのであり、対象を特定することが頗る難しいと考えられる。而も、我々自身、胸に手を当てて振り返ってみれば、煩悩と呼ばれるような本質的欲望を抑えるのは至難の業であることを知るであろう。殊に三大欲求たる睡眠欲、食欲、性欲を抑え、コントロールすることは至難の業、眠らず、食べずにどれだけ生きられるか、と問うなら生死に関わる欲望でもあるのは一目瞭然。では、性は? 各々、心に深く思いを馳せたい。
  • 満足度★★★★

    第20回公演 『君♡ふりーく』 観劇です

    なかなかに面白かった~♪
    始終コメディで済まさず
    重いテーマもさり気なく(?)挿入された
    約90分強の舞台なのですが・・・・
    開演10分前ほどから始める前説は楽しいので
    是非とも開演時間それなりの前には入場する事をお薦め致します(^-^)

    また 劇場の床にビニールを敷きまして
    ドリンクは観劇中も自由にしていました=開演前販売もあり(安いです)
    (お酒も出してるサービスの良さ(^-^)

    (チケットと劇団シールがサービス?で戴きました)

    ネタバレBOX

    元彼のファンを含めても5人しかファンの付いていない
    地下アイドル・・・の そのファンは全員がストーカー・・・(^_^;)
    その中で自宅警備員の主人公(当然こいつもストーカー・・・)が
    脳内天使と悪魔であるオトン(楽)とオカン(厳)や
    生活場や食事の面倒までみてくれてる弟などを巻き込んでの
    一大ストーカー騒動であります

    当のアイドルも自称25歳=実際は36歳の生活破綻者・・・
    衣食住の全てを39歳の姉に頼りきってる顛末で

    ストーカーの専門女医とその助手なども交えた話となり
    米国などに比べて日本のストーカー対策は遅れまくっていると懸念した
    リアルな話がストーリーに重みを付けていました

    話の落とし処は まぁ無難であり 星数は4.5ぐらいはいくよなぁと感想っす

    段田 強(つよし)=主人公・・年季の入った引き篭もり28歳・・嘘=40歳無職
              ドリームキャストのTシャツが面白かった
              稼ぎが無いばかりか食事まで弟に作ってもらってるダメ人間
              家から見える301号室
              =みすずのリビングを盗撮し無言電話をかけてる
              ストーカー行動中・・・でも外には出ない・・・
    段田 学(まなぶ)=家の稼ぎ手 常識人 兄のツヨシの相談までDrにする
              出来の良い弟の見本のような方(^-^)
    段田おとん=今は亡き父 なかなかに昭和テイストなスタイルの方
          ツヨシの脳内<楽>の分野担当~ビールが好き!
    段田おかん=これまた昭和テイスト満載な割烹着姿の<厳>担当~故人ですもの

    山口みすず=自称25歳の地下アイドル~バイトと声優養成学校とステージに忙しい
          実年齢36歳・・・姉の部屋に転がり込み衣食住をタカッている・・・・
    山口てるこ=39歳独身 しっかり者で弟やダメ末妹の面倒をみている
          キョンキョンモデルの妹用ステージ衣装も作れる器用さもある人

    六平(むさか)ひろこ=女医=ストーカー専門のDr
    室井 貴美子=助手・・ストーカーのストークする熱心さ暴走助手
          (過去に姉をストーカーに殺されている・・・)

    尾美 公夫(おみ きみお)=伝説的ストーカー 今はみすずを追いかけている
    阿知波(あちわ) まさこ=みすずになりたいストーカー
                 自前の同じステージ衣装を着ているほど・・・
    生田 ひさの=みすずの盗撮専門ストーカー
    国村 一彦=みすずの元彼・・別れを認めずストーカー化

    リアルに刃物=包丁を使っていて危険な感じが緊張感かもしていましたわ
  • 満足度★★★★

    君ふりーくに観覧させていただきました。
    売れないタレントとストーカーをテーマにした作品で、あの狭い空間を上手に使われていて、あっちいったり、こっちいたり縦横無尽に走りまわる展開。
    とにかく面白く観覧させていただきました。

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