キリンの夢3 公演情報 キリンの夢3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    幾分フィクションが入っているだろうけど、実際の事件に基づいていて、結構シニカルでハードボイルド。でもちょっとおちゃらけ。なかなかに楽しめました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/07/23 (日) 13:00

    役者さん達の演技力が高く、観応えがありました。
    重厚な雰囲気の中に、ちょっとした笑いがあるので、見易かったです。
    そして「光クラブ事件」は知らなかったので、興味を持ち勉強にもなりました。
    面白かったです。

  • 満足度★★★★

    二幕仕立ての重厚な物語。
    光クラブ事件の概要を知っていたせいか前半は少々単調に感じるも、後半は人間の本質に迫る人間劇を展開。
    太宰治がからみ主人公の人間性に厚みがます。
    せっかくの生演奏と生歌、幕頭の導入だけではもったいない感じ。
    物語に絡めたらもっと見応えがありそう。

  • 満足度★★★★★

    戦後の混乱期、闇金融界の寵児を描いた物語。戦後のマスコミを賑わせた昭和アプレゲール犯罪「光クラブ事件」を題材にしたノンフィクションをフィクション仕立てにした力作。教科書で習う経済用語「信用創造」、その効用を先取りしたような金融活動。しかし、その根底にあるのは「信用」ならぬ「不信」であり、それがゆえに時代の荒波に消えた男の人生譚。
    (上演時間2時間20分 途中休憩10分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、平行の段差、中央に階段があり昇降することで室内・室外を見分けさせる。室内は「光クラブ事務所」であり、主人公・山崎晃嗣(榊原利彦サン)が通った銀座のBarルパンなどである。基本…室内は上手側に豪華な椅子、下手側に机といった簡素な作り。

    物語は、「光クラブ」「秀才東大生グループ」というキーワードで知られているが、自分は「青の時代」(三島由紀夫)、「白昼の死角」(高木彬光)の小説・同映画によって粗筋は知っていた。本公演によって改めて事件の概要や主人公の人柄なりを知ることが出来た。劇では戦後間もない時期という特別な時代背景、東大首席という秀才、そして短期間で盛・衰(自殺)した話題性など、そのエポックを人物に投影して観(魅)せる。そこには、時に笑いを交えつつ魅力的な人物像が立ち上がっていた。

    学生グループが設立した金融会社。当時の物価統制法違反で逮捕されるなど非合法な活動であったようだが、山崎社長はどのような夢を描いて設立したのか。タイトル「キリンの夢」は、誇り高き、遠く(未来)を見渡すことが出来ること。しかし長い足ゆえ、足元が見えないという台詞が意味深でもある。一歩踏み出すとそこは蟻地獄、倒れたら立ち上がれない。そんな負の連鎖がしっかり伝わる。その遠因と思えるような友人の非業の死、自身の戦争体験が心の痛みとなって、その後の人生に大きな影を落とす。その哀切と慟哭が心情豊かに描かれる。

    パンフにも記載があるが、人間の性は、本来傲慢、卑劣、矛盾、邪悪であると…。その暗澹たる気持は、太宰治との会話を通して分かり易くなる。山崎は、人は裏切るが金は裏切らない。太宰は愛こそが大切、心が傷ついた分だけ成長するという。思いの違いはあるが、結局のところ2人とも女性絡みで終わる。人は物欲だけではなく、人との関わりによって成否…その足元という信頼関係が大切ということらしい。公演ではきれいごととして描かず、あくまで山崎の日記(手記)という事実に基づくもの。

    役者の演技は序盤こそ軽妙であるが、徐々に重厚さを増していく。そこに人柄の変貌を見ることが出来る。ドキュメンタリー・フィクションとでも言うのか、その雰囲気は”生”の舞台でこそ味わえる醍醐味、堪能した。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    前半の成り上がり(?)よりも
    後半の綻びからの転がるような顛末までが見応えありました

    所々の笑いの差し込み方も
    なかなかに上手かったなぁと感想(^-^)

    ネタバレBOX

    舞台セットは2段式で上段の下はカーテンで
    いろいろと収納可能なシステム
    中央に階段を配して
    基本は椅子や机・ソファーなどを置いてのオフィスシーンなどがメインでした
    (アンケートは無し)
    1幕2幕共に開演前には生演奏音楽歌付ですけど
    他の方も書き込んでる通り=物語にかませる方が良かったのではと感じました

    前座ではイトウパルフさんの歌もあり座の温めやってくれてました♪

    タイトルの「キリン」は太宰治と知り合う主人公が呼ばれる渾名でした

    喫茶るぱん~キーに出てきて印象強く残りました

    またマエカワ氏のコメディどころも楽しく笑えたです

    ラストは主人公のプライドの高さを知り尽くしている周囲の人間に嵌められた感
    強く出していましたねー凄みあったです
  • 満足度★★★★★

    とても見応えがあり、面白い内容でした。
    この事件は知らなかったのですが、
    過去に東大の学生が起こした、こんな事件があった事がびっくりし、興味を持ちました。
    主人公は、愛情を知らない天才で、現代にもきっと似たような人がいるような気がしました。
    最後は、自殺しないで乗り越えれば、
    もしかしたらもっと凄い人になれたのでは、と切ない気持ちになりました。


    楽しませていただきました。
    出演者、スタッフの方々、ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

     開演の大分前から、プロ歌手にエレクトーンかシンセの伴奏付で、歌謡ショーのようなものが演じられているが、今作との関係がイマイチしっくりこなかったり、声はいいのだが、選曲とリズムが合っていなかったりで却って興ざめをしてしまった。

    ネタバレBOX

    おまけに、フライヤーには書いてあるものの、劇場の指定席座席表と公演関係者の付けたS席だのA席だのB席だのが異なり、受付にも劇場の座席表の所にも表示が無い為、観客は、主催の座席割り当てのコンセプトがハッキリ掴めず、混乱をきたすもととなっていた。もう少し頭を使ったらどうだろう! 別紙で、どの部分がA、B、Sと劇場座席表の横にでも貼り付けておけば、気の利いた観客はそれを頼りに正しい席に座るのだ。スタッフはそれでも目が悪いとかで自分の席を発見できない観客だけに対応すればよいのである。
     こんな要領の悪さで観劇前にインセンティブが大分削がれてしまったのは残念だ。扱われている事件は、光クラブ事件。東京大学文科Ⅰ類主席の主人公が代表となって興した闇金を巡る事件である。戦後直ぐの時期だから、東大も今ほどおちゃらけたイメージではない。東京帝国大学のイメージの方が圧倒的に強かったハズである。その頃の帝大と言えば、現在のフランスでENAなどに相当する超エリート校であり、末は博士か大臣かが、ジョークではなく通用した。それほど権威があったのである。因みにENAなどの卒業生の初任給は、通常の大卒の5倍程度である。
     話が脇に逸れた。光クラブ事件は余りにも有名だし、三島も「青の時代」で扱っているからご存じの方の多かろう。従って事件についての詳しい説明は省く。書いておくべきは、主人公、山崎が今作で太宰 治と会い、決定的な言葉「人間失格」を投げかけられていることである。無論、これは太宰の傑作小説のタイトルであり、そのことも科白で言われているのだが、山崎の辞世の句”貸借法すべて青酸カリ自殺”に現れた幼いシニシズムをこそ憐みたい。落とそうと思い定めた女には、そっぽを向かれるどころか破滅させられ、太宰には本質を見抜かれた上に先立たれることで、最早、追いつき追い越す目標を抱くことさえ不可能にされた負け犬の愚かな末路は余りに悲しい!

  • 満足度★★★★★

    あらかじめ公開されていた“あらすじ”を熟読していたので芝居そのものに集中ができ、とても良かったです。
    シリアスで重たい内容の舞台をイメージしていたのですが、可笑し味のある空気がちりばめられていたのは、ちょっと嬉しい誤算でした。
    狙いなのでしょう主演の榊原利彦さんが、頭脳明晰な人物でありながら人間味ある弱味がポロポロこぼれ落ちていて、思わず親しみを感じてしまいます。

    後半は狐と狸の化かし合い宜しく、普通の人なら人間不信になること必至の展開。
    お金の計算に優れ、他人を損得等のランク付けする事でのし上がってきた主人公が、結局はお金に振り回され、他人に貶められる人生になってしまったのは何とも皮肉な話で、それ故にキリンの夢のエピソードが切なく沁みてきます。

    生演奏のジャズナンバーもゴージャスさに華を添えていました。

  • 満足度★★★★

    熱演でした。
    若さゆえにやりすぎちゃったということからすると、役者陣のとうが立ってた気がしないでもないです。
    年端もいかぬ少年たちが靴磨きをしてたようだし(ここは私の想像)、彼らは若くもなかったのでしょうか。

    ネタバレBOX

    太宰治とか藤田田(日本マクドナルド創業者)とか本当なのでしたら、すごいですね。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/07/22 (土) 13:00

    見応えある舞台でした!後半にかけての人の変わりよう、浮き沈み、いろんなものが見えてくる風景。タイトルの意味も納得しました。土曜の午後、存分に楽しませてもらいました!

  • 満足度★★★★★

    面白かったです。劇場もきれいで照明も良かった。昭和の古い事件も勉強になりました。
    もちろん、ストーリー、俳優さんもレベル高かったと思います。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/07/21 (金) 19:00

    役者がスタイリッシュにキメた地味にかっちょいい衣装で登場するハードボイルド金融バトルのステージ。
    全員、金融屋や政界の黒幕らしい、あやしい、人を騙しそうな、憎たらしい表情してました。
    光クラブの残党たちがさらに知恵をつけて暗躍する物語も続編としてやって欲しい。

    ネタバレBOX

    太宰の人間失格を絡めてくることで人物解釈、人間描写に深みが出ていたと思います。

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