奇想の前提 公演情報 奇想の前提」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    鵺的『奇想の前提』@中野BONBON
    パノラマ島と聞いて乱歩の「パノラマ島奇談」よりテレ朝の土曜ワイド劇場での天地茂版ドラマ「天国と地獄の美女」の印象だったが簡単に超えてった…
    乱歩の臭いがプンプンするんだが、高木さんがどんどん顔を出してくるって感じ笑
    だからトコトン絶望する⤵️でもそれが鵺的。

    青山さん、福永さん、奥野さんはじめ女優陣の印象大だが、誓さんの後味も負けてない!
    #鵺的
    #奇想の前提
    #江戸川乱歩

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/07/29 (土)

    内容的には江戸川乱歩のオマージュの2サスみたいなテキストなんだが、寺十吾の演出がキレてて演劇的に仕上がってた。木下祐子、佐藤誓の技術の高さが凄い。トーンとキレだろうか?セリフを届けるスキルが抜群。中村暢明、JACROW大好きです。俳優としては出なくていいですw

  • 満足度★★★★

    前作「悪魔を汚せ」に比べ、お化け屋敷感が強かったかな。
    ラストとかビクゥゥゥ!!!ってなりました。
    少しメカニカルなトラブルがあったようで会場内や後ろで上演中にバタバタされていたのがちょいと興をそがれました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/07/24 (月) 14:30

    座席F列8番

    価格4,000円

    父・江戸川乱歩、母・鵺的の間に生まれた嫡男と言えるほどに両者の遺伝子を受け継いだ感覚。
    月蝕歌劇団の新作(乱歩ネタ)のあらすじをTLで目にして「乱歩って作家を少年にするよなぁ」と思って間もなくのこれだったので「あ、高木さんも少年にされたな……」と。(笑)
    序盤で二組の親子関係のねじれっぷりと「ある関係」で浮かんだことがアタリだったことがアフタートークで判明したり、あの人物はもしかして?というのも終盤でアタリだったり、「あるアイテム」が「やっぱりそれですか!?」だったりで頬が弛みっ放し。
    終盤でのねじれた親子関係に関するちょっとした笑いの後の短い会話が「鵺的流親子関係」っぽくてこれにもニヤリ(ホロリ?)
    高木さんによれば「江戸川乱歩の作品がすべて史実であった世界」の物語だそうだ。うん、なるほど。あ、あと「あの映画」も史実であった世界では?(広い意味ではその映画も「乱歩の世界」ではあるのだが)

    ネタバレBOX

    娘に対して「あんたなど産んだ覚えはない」と言う母親の弁は比喩というか絶縁の表現的なものと思っていたら、本当に記憶になかったという部分には笑ったが、娘の命名エピソードを思い出して語った時に姉が「貴女がそれをあの子に話していたら(関係は改善されていたかも)」と言うのは鵺的っぽいなと。
    また、クライマックスのスぺクタルのさなかで熱気球が登場するのは往年に乱歩ファンとして嬉しいというかツボを突かれたというか……。
  • 満足度★★★★

    あくまでも鵺的として観ていたので、終盤の突飛な展開に「お、おう……。どうしてこうなった……」となりましたけど、最後の方は「いいぞもっとやれ」という感じで。案外好物かも、と思いました。あんな福永マリカさんばかり観ていたら好きになってしまうかもしれない。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/07/21 (金) 19:30

    座席1階A列9番

    初日を最前列で観劇。乱歩の世界設定を使った高木さんの世界でした。(乱歩色は薄め)悪魔を汚せと既視感が少しありつつも、佐藤誓さん、福永マリカさん等客演、劇団員さん達の演技でかなり痺れる世界でした。大音量と暗転が多いのが個人的に雰囲気が壊れた気もします、(陰鬱な感じが好きなので)最後の「お盆をひっくり返す」ような展開にちょい笑った。夕沈さんの小動物的扱いはピッタリです。

    ネタバレBOX

    詳細はコチラ
    https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/63960481.html
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/07/29 (土) 14:30

    鵺的『奇想の前提』@中野BONBON

    パノラマ島と聞いて乱歩の「パノラマ島奇談」よりテレ朝の土曜ワイド劇場での天地茂版ドラマ「天国と地獄の美女」の印象だったが簡単に超えてった…
    乱歩の臭いがプンプンするんだが、高木さんがどんどん顔を出してくるって感じ笑
    だからトコトン絶望する⤵️でもそれが鵺的。

    青山さん、福永さん、奥野さんはじめ女優陣の印象大だが、誓さんの後味も負けてない!

  • 満足度★★★★

    鵺的4公演目の観劇。「この世の楽園」あたりで劇団名を認知、「丘の上、ただひとつの家」で漸く初観劇、ヒューマンドラマかサイコドラマか・・「悪魔を汚せ」でサイコホラー路線を確信。これは作者の志向というより好みの問題だろう、と。また同公演から寺十吾を演出に迎え、今回も同コンビ。そして少年王者館・夕沈ほか俳優陣のユニークさが目を引いた。
    装置はパノラマ島に建設された異様な建造物の内側。照明効果で闇になじむ建物を、若者三人(男一人女二人)が訪れ、二人に「ここすごく気に入った」と言わせ、一人に「耐えられない」と言わせる。その台詞が納得の舞台上の空気がまず観客を引き込み、事態の経過が見守られていく。
    結論的には、脚本の粗さを、大胆にホラー色に突っ込んだ演出がフォローしたか、むしろ粗さを際立たせたか・・評価が分かれる所だろうか。

    ネタバレBOX

    江戸川乱歩「フリーク」ではないが嫌いでない一人としては、ストーリーそのものはオリジナルではあっても、完全に「パノラマ島奇談」有りき(登場人物と原作のストーリーはそのまま借用)である作品にもかかわらず、乱歩の歩の字もチラシに謳っていないのはどうも・・ちと反則ではないか?
    人格の一貫性が描ききれていない人物が一人二人でなく、これでは肝心のどんでん返しの効果が薄まる。演出で盛り上げていたが・・本の問題と、役の造形の問題も振り返ればあった気がする。
    ダークな方のヒロイン役の狂気を帯びた人物像、内側からやむにやまれず陰惨さにのめり込んでいく、殺人が嗜癖のように彼女を捕らえているという、哀れさを催す乱歩作品のヒロイン像(黒蜥蜴とか)がほしいのだが・・どうもニュアンスとして復讐心や、極限状態で気が触れてしまう狂気の笑いをちょっぴり織り交ぜた定型的な演技に終始して勿体ない。もう一方のヒロインも「居なくなった」後、忌まわしい血と闘っている=本来の自分の欲求を自傷のように押し殺す(自己犠牲の)様が想像され、観客の胸を熱くする・・と行きたい。
    そうなってこそ、最後に残ったもう一人の末裔が「自分自身の本当の願望」を問われ、示唆される像というものが真実味を帯びてくる。そう見えてこなければ正解でない作品だったと思う。

    パノラマ島の屋敷の爆破、気球、人間花火と、血のクライマックスを演出するアイテムは揃っていたが、このパノラマ島の来歴が、後の世の人々(登場人物)にどんな影を落としていたか、リアルに腑に落ちる「形」として見えてこなかった事がそのクライマックスに乗っかる事を妨げていた。理由の一つには、時期についての説明がうまくない事が言える。
    まず、原作の話。M県の資産家・菰田家の亡くなった主に、うり二つの人見という男(実は大学の同級生)が、故人に成りすまして当家に入り込み、資産を転用してかねてからの夢を実現すべくパノラマ島を建設する。その後の血塗られた顛末がまずある。そして現代(殆ど現在に近い時期である事が何かの台詞で示されていたが忘れた)、その末裔である姉弟とその従姉が興味を惹かれて(祖母の言いつけに背いて)パノラマ島にやって来る。この現代の話と、前史としてその15年前の話が入れ替わりつつ展開する。重要登場人物は、菰田家の三姉妹、その使用人で財産管理その他の一切を切り盛りする男、そしてパノラマ島に取りつかれた男(島で管理人を一人で続けている)。先ほどの若者の内姉弟の母は三姉妹の次女で、従姉の母は三女であるが、親となり得ない資質のため三人は菰田家の邸には住まず養子に出され別姓を名乗っているという、特殊な状況がある。
    ところが現代の三人は良いとして、三姉妹の異様さが、昔な雰囲気なので、時代感がいまいち掴めない。私は原作を知らなかったので、踏まえられている原作のエピソードがどこまでで、三姉妹の時代との境界を敷きにくかった。
    三姉妹の生活と「現代」の風俗との接点ないし距離感を示す一つ要素があれば、立体的に浮かび上がったように思う。原作の話のあった時代から、遠く隔ててなお、三姉妹、その子の世代に忌まわしい呪いのように付きまとうもの、それは何なのか・・対象化され、思わず考えてしまう話として見えたかった。
    演出として既に見えている事実が、台詞として改めて語られたりという、重複感も、サスペンスとしては停滞を生んでいて、もう一歩、人間の闇の真実へと迫る視点が欲しくなる。
    舞台効果が優れていただけに、惜しい感じが残った。
  • 満足度★★★★

    110分。乱歩作品は未読。

    ネタバレBOX

    日美子(青山祥子)…伽耶子と信藤の子。パノラマ島崩壊後、燦子を追う。
    建日人(金子鈴幸)…日美子の弟。パノラマ島崩壊後、自分がしたいことを思い描く。
    燦子(福永マリカ)…須弥子と久貝の子。久貝から性的虐待を受けてた。犯罪者大曾根を信望し、小学生を殺した。
    禰宜子(夕沈)…母からの霊能力的なものを受け継いだ女。クマの人形を持ち、口寄せする。
    伽耶子(木下祐子)…精神的にもおかしい姉妹を支え生活してきた。パノラマ島崩壊で解放された。
    須弥子(安元遊香)…男性依存症。燦子の出産をマジで忘れていた。
    信藤(中山朋文)…菰田家使用人時代に伽耶子と子を作り、その後パノラマ島の管理人となった。久貝に殺されたと見せかけ、久貝を殺し久貝になりすましていた。パノラマ島崩壊時に打ち上げ花火とともに散華した。
    久貝(佐藤誓)…菰田家の使用人。小児の美しさに固執するあまり、燦子を犯し、その罪を信藤に押し付けようとした。

    罪人が作り上げた島(パノラマ島)を観光地化するという話が出て、一族から離されて生活していた日美子ら3名は菰田家に連れ戻される。パノラマ島に上陸し、燦子の殺人や信藤が久貝になりすましていたことが次々明るみになる中、大地震に見舞われ、島や菰田の屋敷は津波に飲み込まれる…。

    「悪魔を汚せ」的なつくりのようでもあるが、それよりも呪い要素は少な目かな。多分、乱歩作品の要素が混入してるからかな。薄気味悪さは味わえたけど。
    むしろ、終盤の気球とか人間花火とかが、舞台っぽくなくて面白味を感じた。花火にしがみつく男って想像しにくいが、よっぽどパワフルじゃないと無理だろと。あと、最終盤の建日人と(久貝の姿をした)信藤との会話で、自分の心の声に耳をそばだてた建日人のイメージにしびれた。一瞬でよくわからんとこもあるけど、鮮やかな感じがした(照明的には暗いけど)。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/07/23 (日)

    22日ソワレ(110分)を拝見。

    ネタバレBOX

    江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』他の後日談というか、エピソードとキャラと空気感だけ借用した、全くのオリジナル作品だったな、とは観劇直後の印象。

    端正な顔立ちを歪める青山祥子さんに、活き活きと悪に魅入られていく福永マリカさん、善と悪の天才に挟まれた愛すべき凡人・金子鈴幸さんも、実はワタシの正体わぁ!?の佐藤誓さんも…役者陣の佇まいは、まさしく、かってのテレ朝・土曜ワイド劇場の番組改編期特番をほうふつとさせます。
    それから
    大仰なセットに、最後に気球のゴンドラまで持ち出してきた舞台美術や
    過剰なまでに劇的効果(ウケ?)を狙った、音響・照明。
    これほどまでに潔く、見世物小屋的・伝奇ロマンな娯楽に徹し切り、尚且つ、丁寧に作り込まれた作品は久方ぶりです。
    ヒトにより好みは大いに分れるでしょうが、私自身としては、十二分に愉しめました。
  • 満足度★★★★

    なんかもう荒唐無稽でスッゲエ下らなくて、昭和30年代の少年少女が胸躍らせていた、力技で強引に毎週一話完結に持って行く、少年誌的安っぽい野卑なテイストがちょっぴり楽しい。
    面白い物を創るんだと、いい大人たちが大真面目に取り組んだ気概を感じられ、青山祥子さん、夕沈(少年王者舘)さん他、いい俳優が多数出演の座組みなので見応えも有る。

    ネタバレBOX

    会場の外でボロボロ泣いている美女が居たので、よく見ると鵺的常連の堤〇穂さんだった。
    何故泣いているのかと問うと、
    「とても怖かった」と。
    畳みかけるように盛り上げる演出がこれでもかとテンポよく飽きさせず、さながらジェットコースター&お化け屋敷をミックスしたアトラクションか、はたまたきっかいに歪められたバロック演劇か。
    最後まで過剰に煽り続け、一気に魅せるやりすぎ感はむしろ映像表現向きかも。
  • 現代が舞台の新作。どっしり舞台美術にガッツリ照明、音響、音楽で攻めに攻めて、しっかり江戸川乱歩風の狂気の世界を立ち上げる。家族代々の愛憎劇あり、耽美なホラーあり、トリックありの大盤振る舞い。光と音が激しいのは好みが分かれるかも。約1時間50分。

    ネタバレBOX

    題材は「パノラマ島奇譚」「大暗室」だとか。島の管理人が執事を殺害後、顔と体を改造して執事に成り代わるとか、怪人二十面相の助けで、沈む島から気球で逃亡するとか。やりきる気概がいいなと思います。

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